財布の中に、回転寿司店のクーポン券を入れっぱなしにして忘れてた。

大抵、こういうのを期限切れにして捨ててしまう私。まだ期限内だったんで、使おうと思ってひとりお昼を食べに行った。正月にロクに食べれなかった分、ちょっと贅沢したいし。

案内されたカウンター席の隣には、60代とおぼしき小柄なおばちゃんがひとりで食べていた。そこにはすでに10枚ほどのお皿が積み上げられてる。

クーポン券は1000円以上食べないと使えない。お寿司10皿はキツいから、サイドメニューもオーダーして、食べながらやっぱり気になる隣のおばちゃん。タッチパネルでどんどんオーダーする、お皿を取る取る。更にお皿は積み上がる。

オーダーして取り損ねたお寿司を、席を立ってそっと取りに来るお兄さんもいた。

そういえば以前、ダンナが他人のオーダーしたお皿を間違えて取って、そのまま食べたのを思い出した。色んな客がいるね(笑)

お店によってはオーダー品は別レーンで流れてきて、自分の前で止まってくれるんだけど、ここは取り損ねるとそのまま流れちゃう。

どうにか1000円分到達したのでお会計。お腹いっぱいになった。隣のおばちゃんは、まだまだタッチパネルを押しまくってる。どんだけ食べるんだろう。

そして席を立つ時に見えてしまった。一枚のお皿にこんもり積まれたシャリの山を叫び

おばちゃん、ネタだけ食べてたのか汗

 

私が子供の頃は、お寿司ってお客さんが来た時に出前で頼む物で、特別なご馳走だった。今はお寿司もステーキもケーキだって、日常当たり前に食べている。特別な日のご馳走ってすっかりなくなっちゃって、フードロス問題なんてのが取り沙汰されてる。有り難みやもったいないって思う感覚は、すっかり消え失せちゃったのかしら。

年々派手になる恵方巻きの広告も目立つこの頃。今年はどのお店で買おうかと楽しみにしつつ、余ったら捨てるんだろうな、ノルマで苦しむ人もいるのかななんて、フクザツな思いもよぎる。

 

レジを済ませると、まだ12時前なのに席が空くのを待つ人達がたくさんいた。手頃で気軽に食べれる分、田舎の平日でもこんなに賑わうのね。