昨日オシゴトから帰ってテレビをつけたら、樹木希林さんの訃報が報じられてた。
私の感覚では、以前の悠木千帆さんって芸名の方が馴染みがある。
ヒデキさんの訃報の後、無性に寺内貫太郎一家が見たくて、ネットで探して利用登録して、2ヶ月近くかかって見た。昔の連ドラって1年間やってたから、無料視聴期間に見終える事が出来ず、課金もして・・・。
録画も出来ない時代だったし、子供の頃の感覚で見た記憶しか無いから、改めて発見した事もたくさんあった。貫太郎は50歳って設定で、戦争体験者。悠木千帆さん演じるおばあちゃんは、息子を戦地へ送り出した経験を持つ事になる。
貫太郎には娘もいて、当時はいいところへ嫁に行くのが女の幸せって時代に、子供の頃の怪我で片足を少し引きずっている。今じゃ放送に使えない言葉になってるんだろうけど、当時は障害者って言葉の方が、健常者との隔たりを感じる言葉だったな。お母さんがヒデキに向けた「しいちゃんの事、障害者だと思ったことはないわよ」ってセリフ、あの時代にはインパクトがあったんじゃないかな。
今はあんなに濃く家族の関わりを描いたドラマって、作られないよね。
最初はヒデキ懐かしさで見始めたのに、いつの間にかおばあちゃんの魅力に惹かれてた。30代で演じてたのに、何の違和感もなかった。
こうやって昔のドラマを見ると、時代は随分変わったんだなと再認識した。
今、パワハラだなんだと報道されてるけど、当事者は昭和の時代に通用してた手法が、何で今になって叩かれるのか、理解出来ないかも知れない。時代が変わった事に適応出来ていないと認識してもらうのは、簡単じゃないかも。アタックナンバーワンとか巨人の星なんてアニメ、今の子が見たらどう思うんだろう。
悠木さんはあの時代から生きて、とてもしなやかに変わりゆく時代を生き抜いてこられたと思う。ガンで辛い症状もあるはずなのに、それを感じさせないあの姿。死は日常と言い切る死生観。
今もまだ時代の方が彼女に追いついていないのかも。
ケージで寝てる
を見て、私はまだまだだと思う。このコの老いを、やがてくるその時を、しっかりと受け止める自信はないし、色んな執着心とかで、自分で自分を不自由にしてる事に気づきながらも変えられないし。
そんな風に振り返って立ち止まって、それから改めて明日の事を考えたら、何か違う見方に気づけるかしら。
平成も来年終わりを迎える。その先に古き悪しきものから良い変化の訪れはあるだろうか。