アレキサンダー 「今日は急ぎだ。早速ストライクフォースの結果から行こうか」
ヒョードル 「モーvsムサシはモーの長所がムサシの短所をモロに突いた形になったから一方的になったね。戦略的でレスリングの強いモーと、行き当たりばったりでそんなに腰の強くないムサシだから展開としては十分考えられたんだけど、そうなるとあとはムサシの三角締めをどの程度凌げるのかと言う事が分からなかったんだよね。でもムサシは余裕かまし過ぎちゃったな。PRIDE時代のノゲイラみたいに“倒されたら三角行きゃいいや。俺誰でも極められるし”なんて調子に乗ってたんじゃねえの?とてもレスリング対策してたとは思えねえもん。そういえば生放送のコメント見ててムサシに幻想抱いてた奴が多かったのに気付いたんだけど、これまでそこそこの実力にツキが味方して過剰な幻想を周りだけでなく本人も抱いてたんじゃないかと思うんだよ。過剰な幻想になる試合としていくつかあるけど、まずジャカレイ戦でのフィニッシュの蹴り上げはムサシじゃないとできない技でもないから評価できない。あれはジャカレイがバカ過ぎた部分が大きい。デニス・カーン、ババル、ソクジュの3人はそこそこネームバリューがあったけど、運良く3人とも下降期に入ったあたりだから・・・あ、武蔵もね。だから神がかったような強さに見えたんだろうな。そこそこは強いんだけど、そこそこだよな。モーはやっぱ賢いね、しっかり戦術立ててた。つかやっぱジョン・ジョーンズとカブリ過ぎだよな、ライトヘビー級で賢くてレスリング強くて目立ちたがり屋で黒人でハゲ(笑)。そりゃ彼らの教祖がアンデウソン様だからな。でもこの2人の実力は俺が見る限り既にリョートやショーグンと肩を並べてるぜ。
メレンデスvs青木は、青木の打たれ弱さからしてメレンデスが勝つならパウンドTKOかと思ってた。ま、ギリだったけどな。メレンデス陣営は青木がやってくることは全て想定済みだったんだろうな、タックルを左手でガブりながら右アッパーを打つカウンターは何回も練習した感じだもん。戦術面も完璧だったけど改めて感心したのは集中力の高さだよ。フランク・エドガーもそうだけど、やっぱ集中力ってのはスタミナがモノを言うなと。青木やペンなんかフッと気の抜ける瞬間があるんだけど、メレンデスなんか1週間何も食ってない肉食獣並みの集中力だもんな。あと、ああいうカウンター狙いができるようになったのはやっぱ石田、トムソンに負けてからなんだよね。それまで猪突猛進だったのが、いったん引くっていうしたたかさを身につけちゃった。それはそれで初期の頃のようなガムシャラな怖さはないかもしれないけど対青木としてはプラス面が多かったんじゃないの?なんかメレンデスって選手は“まっさら”だね。今後もスポンジのようにどんどん吸収してどんどん試合が洗練されたスタイルになってくるよ。洗練つっても元が元だけに華麗とまではいかないだろうけどさ。青木はこれからはもっとグラップリングを磨くより打撃が欲しいね。スタンドでメレンデスは低い重心でガンガン距離詰めてたもん。なんせあれだけ顔突き出してもパンチが来ないんだから。もったいないと思うんだよ、あれだけのグラップリング能力があれば打撃も本人が思ってる以上に当たると思うんだけどな。
ヘンダーソンvsシールズはシールズが勝つならあれしかないわけだけど、シールズの思い描く展開になったのはヘンダーソンの合理性が仇となった感じもするよ。ヘンダーソンってすごく合理的な選手で疲れるのがイヤなんだよね。特にスタンドでのクリンチ、あの状態でスタミナを消耗するのがとにかくイヤなんだと思う(笑)。四つ状態でブレイクがかかる場面をあまり見ないんだよ。そういう時にワザと投げられてその力を利用して上を取り返す、なんていう先を読んだズル賢い動きをよく見せるんですわ。他にも簡単に下になったりするんだけど最終的には脱出しちゃってるとか、そういう方法が浮かんでくるだけに彼にとってクリンチ状態ってのは時間と体力の浪費に感じてしまうんだと思う。“我慢比べなんてやってらんねえよ”って考えが、それ以外の動きを見出すクセになってると思うんだよ。ただ彼のこれまでの試合を見ると、寝技の得意な選手に対しても同様なんだな。本来ならそういうタイプには徹底して倒れないように根比べしたほうがいいに決まってるんだよ。ヘンダーソンくらいのバランスの良さで長時間粘られたら相手が根負けするんだから。たぶん本人も分かってる、でもそれでもイヤなんだろう(笑)。しかしシールズは相変わらずブサイクな打撃・・・スタンドはもちろんだけど、あんな力の入ってないマウントパンチ見たことないぜ。でもまあ他がほぼ完璧だからなぁ、神は二物を与えないんだな。」
アレキ 「んじゃUFC」
ヒョードル 「アンデウソンvsマイアな。散々アンデウソンを叩いてきた俺としちゃマイアに勝って欲しかったのはやまやまだけどそれはさておいて、まずこの手の試合内容の是非については仕方ないってことも散々言ってきたよな。“王者にふさわしくない”“メインにふさわしくない”とかもういいよ。こういうのはルールの問題であって選手の責任じゃないって俺の口癖みたいになっちゃってるんだけど、特にダナ・ホワイトのような権力を持った人間が選手に苦言を呈するのは脅しであってちゃんちゃらおかしい話だよ。オクタゴンも広すぎるっつうのも結構前から言ってたけど変わんないしああいう試合になって当然だよ。アンデウソンの戦い方についてはレイチ戦後にも言ったけど、アンデウソンはぁ、今回もぉ、奴ができる限りのぉ、最大のベストを尽くしたんですよぉぉぉ!!!相手が距離を詰めてきたら広い広いオクタゴンを利用して逃げて逃げて逃げまくって、それでもバンバン警告出されるルールじゃないから全力でそれをやってたんだよぉ!アンデウソンを凄く叩いてる人間の気持ちは分かるよ、ただそれが挑発行為でなく卑怯だということならそれは本質を見抜けてないよ。そういう意見の人間はアンデウソンがベストを尽くしてないと思ってる。アンデウソンの相手をナメくさった、余裕を構えたスタイルが本当に余裕があるように見えちゃってる。だからアンデウソン幻想も生まれたんだけど、ああいうトリッキーなスタイルってのは一見余裕に見えるけど実は他に選択肢がないんだよ。怖いから色々するんだよ。でも騙されるのは観客だけじゃない、戦う選手だって同じで、今回のマイアや前のレイチなんて田舎の青年が都会の洗練された兄ちゃんに完全に呑まれて、ケンカする前に怖気づいたようなもんだもん。相手が一枚上手だという気持ちになったんだな。似たような試合として桜庭vsグレイシーやvsビクトー戦なんかを思い出すよ。桜庭のトリッキーな動きにビビりまくってた彼らと同じだよ。ビクトーなんかハシビロコウみたいにピクリとも動かなかったもんな(笑)。でもマイアもさあ、終盤アンデウソンが逃げ始めたときに序盤に自分がやられたようにおちょくった態度で挑発すればいいのにそういう機転が利かないもんな。ただその発想ができるのがトリッキーな選手ってことで、逆にそういうアンデウソンと同じタイプならビビることもないとも言えるんだよ。手の内が分かるから動きに惑わされないしな。まあトリッキーと言ったらなんつっても日本人だよ。日本人2人がアンデウソンに土をつけてるのは偶然じゃないと俺は思ってて、長南のカニ挟みもそうだし、高瀬の寝技に関しても寝技自体、特に“極め”ってのはトリッキーそのものだし。逆にトリッキーなタイプではないマッハが完敗したのもうなづけるんだよね。でも岡見、秋山、三崎はバランスが良すぎる。一番相性がいいのは須藤元気のようなタイプなんだけどな。でもマイアがダメとなると残念ながら今のミドル級にアンデウソンに勝てそうなのはいないね。ソネンも調子いいけど相性的にはどうかと思うんだよな。ま、アンデウソンの一番の強敵はダナのプレッシャーだね。
ペンvsエドガーは微妙だったけど常に攻めようとしてる選手に凱歌が上がったのはいい傾向かと。エドガーの勝ち方はペンと引き分けたときの宇野と同じものだったね。基本的にはアウトスタイル、時折テイクダウンっていう。あれは彼らならではの相当スタミナがないと取れない戦略だわな。
五味vsケンフロについては見終わっても試合前の感想と同じだな。五味はもう潮時だと思うな。まあ家庭もあるからそういうわけにもいかないだろうけど、今の状態、いやたぶんこの先も勝ったり負けたりの中堅ランクの位置から抜けられないよ。五味ももう32くらいか?これまでと同じ仕事でモチベーションを上げるのは不可能に近いよ。その中堅クラスでやってく考え方になれるのかなって。」
アレキ 「じゃあ総括」
ヒョードル 「なんか日本最弱なんてマスコミが煽ってる件に関して綴ってたんだけど、今月のゴン格見たら松原隆一郎が全く同じこと喋ってたんで削除した(笑)。座談会で吉鷹弘も言ってたけど日本ではアグレッシブじゃないと評価されないから、勝負にシビアな外国だと不利ってのは的を得てるよ。負けても面白い試合ができれば次も出れる、そんな思想が染み付いてると勝てるわけないわな。青木は割とそういう戦い方はしないほうだけど、相手がそういう考えだと青木にとって楽になるわけだからな。まあ結局のところ日本人には一本にこだわったコメントする選手が多いけど、そんなもん日本というぬるま湯に浸かってるから言えるってことですわな。
あと最近のゲーム性の強い試合のスタイルについての批判を目にするんだけど。前述のアンデウソンやメレンデスなんかのジャブやローでポイントを取ってテイクダウンを防いで勝つっていう。こういう試合がつまらないっていうのもこれも同じ事だよな。ぬるま湯だから生まれるわけで、だいたい何でもレベルが上がってくると動きが地味になるのは必然なんだよ。ジャブやローって将棋でいうと『歩』なんだよ。将棋やったことあると分かるだろうけど強い奴と弱い奴の差は歩の使い方にあるんですよ。強い奴同士の対局が何やってるのか分からないのと同じでレベルの高い者同士の試合ってのは動きが少なくて地味なもんだよ。MMAってのはまだ分からない人には分からない、でもそれを分からそうとした結果が今の日本のMMAレベルでもあるよ。俺はMMAってのはまだ細々とやってかなきゃいけない時期だと思うよ。それを見直さないでやれ地上波だ大会場だつって、マスに合わせて興行するのが続く限りは海外行っても負けるんじゃないか?以上!」
アレキ 「今回は試合が多過ぎた!さようなら~」
ヒョードル 「モーvsムサシはモーの長所がムサシの短所をモロに突いた形になったから一方的になったね。戦略的でレスリングの強いモーと、行き当たりばったりでそんなに腰の強くないムサシだから展開としては十分考えられたんだけど、そうなるとあとはムサシの三角締めをどの程度凌げるのかと言う事が分からなかったんだよね。でもムサシは余裕かまし過ぎちゃったな。PRIDE時代のノゲイラみたいに“倒されたら三角行きゃいいや。俺誰でも極められるし”なんて調子に乗ってたんじゃねえの?とてもレスリング対策してたとは思えねえもん。そういえば生放送のコメント見ててムサシに幻想抱いてた奴が多かったのに気付いたんだけど、これまでそこそこの実力にツキが味方して過剰な幻想を周りだけでなく本人も抱いてたんじゃないかと思うんだよ。過剰な幻想になる試合としていくつかあるけど、まずジャカレイ戦でのフィニッシュの蹴り上げはムサシじゃないとできない技でもないから評価できない。あれはジャカレイがバカ過ぎた部分が大きい。デニス・カーン、ババル、ソクジュの3人はそこそこネームバリューがあったけど、運良く3人とも下降期に入ったあたりだから・・・あ、武蔵もね。だから神がかったような強さに見えたんだろうな。そこそこは強いんだけど、そこそこだよな。モーはやっぱ賢いね、しっかり戦術立ててた。つかやっぱジョン・ジョーンズとカブリ過ぎだよな、ライトヘビー級で賢くてレスリング強くて目立ちたがり屋で黒人でハゲ(笑)。そりゃ彼らの教祖がアンデウソン様だからな。でもこの2人の実力は俺が見る限り既にリョートやショーグンと肩を並べてるぜ。
メレンデスvs青木は、青木の打たれ弱さからしてメレンデスが勝つならパウンドTKOかと思ってた。ま、ギリだったけどな。メレンデス陣営は青木がやってくることは全て想定済みだったんだろうな、タックルを左手でガブりながら右アッパーを打つカウンターは何回も練習した感じだもん。戦術面も完璧だったけど改めて感心したのは集中力の高さだよ。フランク・エドガーもそうだけど、やっぱ集中力ってのはスタミナがモノを言うなと。青木やペンなんかフッと気の抜ける瞬間があるんだけど、メレンデスなんか1週間何も食ってない肉食獣並みの集中力だもんな。あと、ああいうカウンター狙いができるようになったのはやっぱ石田、トムソンに負けてからなんだよね。それまで猪突猛進だったのが、いったん引くっていうしたたかさを身につけちゃった。それはそれで初期の頃のようなガムシャラな怖さはないかもしれないけど対青木としてはプラス面が多かったんじゃないの?なんかメレンデスって選手は“まっさら”だね。今後もスポンジのようにどんどん吸収してどんどん試合が洗練されたスタイルになってくるよ。洗練つっても元が元だけに華麗とまではいかないだろうけどさ。青木はこれからはもっとグラップリングを磨くより打撃が欲しいね。スタンドでメレンデスは低い重心でガンガン距離詰めてたもん。なんせあれだけ顔突き出してもパンチが来ないんだから。もったいないと思うんだよ、あれだけのグラップリング能力があれば打撃も本人が思ってる以上に当たると思うんだけどな。
ヘンダーソンvsシールズはシールズが勝つならあれしかないわけだけど、シールズの思い描く展開になったのはヘンダーソンの合理性が仇となった感じもするよ。ヘンダーソンってすごく合理的な選手で疲れるのがイヤなんだよね。特にスタンドでのクリンチ、あの状態でスタミナを消耗するのがとにかくイヤなんだと思う(笑)。四つ状態でブレイクがかかる場面をあまり見ないんだよ。そういう時にワザと投げられてその力を利用して上を取り返す、なんていう先を読んだズル賢い動きをよく見せるんですわ。他にも簡単に下になったりするんだけど最終的には脱出しちゃってるとか、そういう方法が浮かんでくるだけに彼にとってクリンチ状態ってのは時間と体力の浪費に感じてしまうんだと思う。“我慢比べなんてやってらんねえよ”って考えが、それ以外の動きを見出すクセになってると思うんだよ。ただ彼のこれまでの試合を見ると、寝技の得意な選手に対しても同様なんだな。本来ならそういうタイプには徹底して倒れないように根比べしたほうがいいに決まってるんだよ。ヘンダーソンくらいのバランスの良さで長時間粘られたら相手が根負けするんだから。たぶん本人も分かってる、でもそれでもイヤなんだろう(笑)。しかしシールズは相変わらずブサイクな打撃・・・スタンドはもちろんだけど、あんな力の入ってないマウントパンチ見たことないぜ。でもまあ他がほぼ完璧だからなぁ、神は二物を与えないんだな。」
アレキ 「んじゃUFC」
ヒョードル 「アンデウソンvsマイアな。散々アンデウソンを叩いてきた俺としちゃマイアに勝って欲しかったのはやまやまだけどそれはさておいて、まずこの手の試合内容の是非については仕方ないってことも散々言ってきたよな。“王者にふさわしくない”“メインにふさわしくない”とかもういいよ。こういうのはルールの問題であって選手の責任じゃないって俺の口癖みたいになっちゃってるんだけど、特にダナ・ホワイトのような権力を持った人間が選手に苦言を呈するのは脅しであってちゃんちゃらおかしい話だよ。オクタゴンも広すぎるっつうのも結構前から言ってたけど変わんないしああいう試合になって当然だよ。アンデウソンの戦い方についてはレイチ戦後にも言ったけど、アンデウソンはぁ、今回もぉ、奴ができる限りのぉ、最大のベストを尽くしたんですよぉぉぉ!!!相手が距離を詰めてきたら広い広いオクタゴンを利用して逃げて逃げて逃げまくって、それでもバンバン警告出されるルールじゃないから全力でそれをやってたんだよぉ!アンデウソンを凄く叩いてる人間の気持ちは分かるよ、ただそれが挑発行為でなく卑怯だということならそれは本質を見抜けてないよ。そういう意見の人間はアンデウソンがベストを尽くしてないと思ってる。アンデウソンの相手をナメくさった、余裕を構えたスタイルが本当に余裕があるように見えちゃってる。だからアンデウソン幻想も生まれたんだけど、ああいうトリッキーなスタイルってのは一見余裕に見えるけど実は他に選択肢がないんだよ。怖いから色々するんだよ。でも騙されるのは観客だけじゃない、戦う選手だって同じで、今回のマイアや前のレイチなんて田舎の青年が都会の洗練された兄ちゃんに完全に呑まれて、ケンカする前に怖気づいたようなもんだもん。相手が一枚上手だという気持ちになったんだな。似たような試合として桜庭vsグレイシーやvsビクトー戦なんかを思い出すよ。桜庭のトリッキーな動きにビビりまくってた彼らと同じだよ。ビクトーなんかハシビロコウみたいにピクリとも動かなかったもんな(笑)。でもマイアもさあ、終盤アンデウソンが逃げ始めたときに序盤に自分がやられたようにおちょくった態度で挑発すればいいのにそういう機転が利かないもんな。ただその発想ができるのがトリッキーな選手ってことで、逆にそういうアンデウソンと同じタイプならビビることもないとも言えるんだよ。手の内が分かるから動きに惑わされないしな。まあトリッキーと言ったらなんつっても日本人だよ。日本人2人がアンデウソンに土をつけてるのは偶然じゃないと俺は思ってて、長南のカニ挟みもそうだし、高瀬の寝技に関しても寝技自体、特に“極め”ってのはトリッキーそのものだし。逆にトリッキーなタイプではないマッハが完敗したのもうなづけるんだよね。でも岡見、秋山、三崎はバランスが良すぎる。一番相性がいいのは須藤元気のようなタイプなんだけどな。でもマイアがダメとなると残念ながら今のミドル級にアンデウソンに勝てそうなのはいないね。ソネンも調子いいけど相性的にはどうかと思うんだよな。ま、アンデウソンの一番の強敵はダナのプレッシャーだね。
ペンvsエドガーは微妙だったけど常に攻めようとしてる選手に凱歌が上がったのはいい傾向かと。エドガーの勝ち方はペンと引き分けたときの宇野と同じものだったね。基本的にはアウトスタイル、時折テイクダウンっていう。あれは彼らならではの相当スタミナがないと取れない戦略だわな。
五味vsケンフロについては見終わっても試合前の感想と同じだな。五味はもう潮時だと思うな。まあ家庭もあるからそういうわけにもいかないだろうけど、今の状態、いやたぶんこの先も勝ったり負けたりの中堅ランクの位置から抜けられないよ。五味ももう32くらいか?これまでと同じ仕事でモチベーションを上げるのは不可能に近いよ。その中堅クラスでやってく考え方になれるのかなって。」
アレキ 「じゃあ総括」
ヒョードル 「なんか日本最弱なんてマスコミが煽ってる件に関して綴ってたんだけど、今月のゴン格見たら松原隆一郎が全く同じこと喋ってたんで削除した(笑)。座談会で吉鷹弘も言ってたけど日本ではアグレッシブじゃないと評価されないから、勝負にシビアな外国だと不利ってのは的を得てるよ。負けても面白い試合ができれば次も出れる、そんな思想が染み付いてると勝てるわけないわな。青木は割とそういう戦い方はしないほうだけど、相手がそういう考えだと青木にとって楽になるわけだからな。まあ結局のところ日本人には一本にこだわったコメントする選手が多いけど、そんなもん日本というぬるま湯に浸かってるから言えるってことですわな。
あと最近のゲーム性の強い試合のスタイルについての批判を目にするんだけど。前述のアンデウソンやメレンデスなんかのジャブやローでポイントを取ってテイクダウンを防いで勝つっていう。こういう試合がつまらないっていうのもこれも同じ事だよな。ぬるま湯だから生まれるわけで、だいたい何でもレベルが上がってくると動きが地味になるのは必然なんだよ。ジャブやローって将棋でいうと『歩』なんだよ。将棋やったことあると分かるだろうけど強い奴と弱い奴の差は歩の使い方にあるんですよ。強い奴同士の対局が何やってるのか分からないのと同じでレベルの高い者同士の試合ってのは動きが少なくて地味なもんだよ。MMAってのはまだ分からない人には分からない、でもそれを分からそうとした結果が今の日本のMMAレベルでもあるよ。俺はMMAってのはまだ細々とやってかなきゃいけない時期だと思うよ。それを見直さないでやれ地上波だ大会場だつって、マスに合わせて興行するのが続く限りは海外行っても負けるんじゃないか?以上!」
アレキ 「今回は試合が多過ぎた!さようなら~」