アレキ 「ところで兄貴はどんな年末年始だったんだ?」

ヒョードル 「年末は西友でクリスマス用の惣菜チキンが売れ残りで安かったのを買って食って、たけしの超常現象の番組観て、ビックダディ観て、笑ってはいけないのジミーちゃんと新おにぃの所だけ観て、インスタントのカップそば食って寝たろ? んで年始は12月21日に備えて買った長期保存用のパンを食って、またビックダディ観て、たけしの世界七不思議観て・・」

アレキ 「なんちゅう年末年始だ」

ママ 「うっ、うっ、泣いていいですか」

ヒョードル 「シャラ――――ップ!! お前らな、もういっぺん同情したら殺すぞ。何がクリスマスは恋人と過ごすだ、何が年末年始はハワイだ馬鹿野郎。死ねや下等生物共が」

アレキ 「何があったんだ(笑)。まあ恒例の年末年始のMMAを語らないわけにはいかんから。じゃあそろそろ行くか」

ヒョードル 「待て待て! まだ録画したビックダディ見終ってないんだよ! しかし清志さんはホントいいキャラしてるよな~。決して一緒に生活したくはないが見る分には持って来いだもんなあのキャラは。行き当たりばったりの性格もテレビ向けだけど、また妙に一癖ある女を選ぶんだよなぁ(笑)。もうね、ビックダディとそれを観る視聴者の光景は日本の縮図ですわ。規模の大きな井戸端会議。他人の揉め事、噂話大好き日本人にはうってつけの番組ですよ。」

アレキ 「お前ロシア人だろ。観るのは後だ。さあ・・」

ヒョードル 「嫌だ嫌だ! せめてヒスイちゃんのシーンだけでも観せろよぉ」

アレキ 「完全に中毒じゃねえか。まずケイン・ベラスケスvsジュニオール・ドス・サントスから頼む」

ヒョードル 「なんか最近のMMAに食傷気味だったんだけどあの試合は久しぶりに興奮した。JDSは1Rパンチ喰らってからはもちろんだけど、その前の開始直後から動きがいつもより精彩を欠いていたよな? 体調不良かベラスケスのプレッシャーに押されたのか分かんないけど変だった。ベラは倒した後やや殴りすぎかな。片手キープだから何度も立たれたよな。今後もう少しキープに徹したりっていうズル賢さを覚えていけばGSP並みの安定感が出るだろうね。でも性根から真っ直ぐな感じがするから変わらない気がするな。

あとJDSを擁護する訳じゃないけど、試合後ネットで『ベラスケスの方が格が上』ってコメントをちらほら見かけたもんだから言うけどそれは言えないわな。結果はあくまでも『判定勝ち』だよ。今回がベラの“圧勝”だとするなら前回はJDSの“超圧勝”にならないとおかしいわけで。このベラが格上に見えてしまった理由にはトリックがあるんだよ。

人間ってのは不思議なもので、仮に1RにベラがブチかましてTKO勝利が決まっていたら“圧勝”とは言われなかったと思うんだよね。今回はJDSがパンチを効かされてフラフラになる、またはスタミナを無くしてフラフラになる、っていう場面を25分間見続けたことで、JDSが圧倒された印象が強まったという錯覚だよ。錯覚というか勘違いな。GSPが代表的だけど早い時間に打撃や関節技で一本取るよりも、5R漬ける試合をする方が“盤石の強さ”と評されてしまうっていう現代MMAの現実があるんだよ。漬けるに限らずジャブで制する場合もそうだけど、安定感という意味で評価が高まる。まあそういう勘違い以前にベラの方がJDSより人気が高いから盛った声が増えるってのがあるんだけどな。

でも気付く奴は気付いただろうけど、ベラの組みに合わせたJDSのカウンターのアッパーが何度かあったけど最後まで危なかったよ。特に中盤以降のベラの組み付き方はスタミナ切れでフラフラしながら突っ込んでいて、タイミングは読まれていたように見えたな。こんな言葉は適切じゃないけど“運良く”当たらなかった。それはベラ陣営も把握して改善に努めると思うけどな。まあ紙一重だと思うよこの2人は。その他の試合は特に感想ない」

アレキ 「じゃあその前に行われたUFC on FOX 5、ベンヘンvsネイトについて」

ヒョードル 「ベンヘンは専門誌泣かせな選手だよ。だって何か特筆すべき技術があるわけじゃないんだもん(笑)。語るにしても強いて言うなら精神力とスタミナ、あと体の柔らかさといった先天的な部分が強いよな。 今月もゴン格で中井&吉鷹コンビの解説があったけど普通の技術だから無理矢理感があるもんな。そうでもしないと取り上げ方が分からないっつう(笑)。まあネイトに勝ったことで絶対王者になりつつあるかのような扱いもされてるんだけど、それにはなんか俺はしっくりこないね。ベンヘンってのはファイタータイプには滅法強いと思うんだよ。ガンガン来る奴。逆に後の先を取るのが上手いテクニシャンには分が悪い気がするのな、アンソニー・ペティスのように。ああいう割と距離遠目で蹴りが上手くてテイクダウン防御に重きを置いたストライカーは苦手だと思う。ジョゼ・アルドなんか代表的なんだけど、ただ70kgのトップクラスでペティス以外にあんまりそういうタイプいないんだよね。名前のあるところで言えばエジソン・パルポーザとかなんだけど総合力で押し切られそうで。まあベンヘンはエドガーと勝ったり負けたりで、セラーニ戦も1回目はベンヘンの負けだと思うし、ペティスへのリベンジはもちろんだし、まだメイナードとも戦ってないし、他団体ではマイケル・チャンドラーとかメレンデスのような並んでるレベルであろう選手もいるからな。 突き抜けてるとまでは言い難いね。」

アレキ 「DREAMについては?」

ヒョードル 「これも特に無かったんだよな・・。強いて言えばやっぱり川尻vs小見川かね。川尻は1Rのフェイントのパンチからのタックルが綺麗に決まったね。ここ数年の川尻は円熟味が増したのがプラスに向かった選手ですよ。このまま日本とかアジアだけで終わらせるのは勿体ないよな。」

アレキ 「じゃ今後の注目カードについて」

ヒョードル 「ビクトーvsビスピンはまあ普通に考えればビスピンの苦手な腰の強いパンチャーであるビクトーが有利には見えるけど、ビスピンは賢いから同じ轍は踏まないと思うんだよ。だからそれを自覚して近年はレスリングの比重を増やした試合が増えてるよな。対してビクトーは以前にも触れたけど柔術の比重が増えてる。そうなるとビクトーの考え次第だと思うよ。以前のように倒れず殴り勝つつもりなら勝率は上がるだろうよ。逆に柔術に比重を置くとキツい。ビスピンは極めへの対応が速いからよ。ビクトーがどっちの戦略を選ぶかまでは分かんねえ。

あとUFC-156のジョゼ・アルドvsフランキー・エドガーな。確か前に社長のディナが『エドガーが65kgに落とせば誰も手を付けられないくらいの強さになる』みたいな事言ってたよな。とくと見せてもらうッぺよ!(笑) マジで階級下げて明らかに成功したと言える選手って誰がいんのよ? まあいいよ、この試合に関しては相性的にアルド有利だと思うよ。エドガーって危険察知能力があんまり高くないんだよね。だから大きいのをもらっちゃう。本人もそのことはインタビューで自覚してると話してたけど、やっぱ元が元だけに改善にも限度があるわな。インタビュー後の試合がベンヘンにリヴェンジした試合だろ? ベンヘンの打撃力ではどれだけ改善されたのかなんとも言い難いんだよな。逆にアルドは一発をブチ込む能力は半端ないべ? あの膝蹴りの餌食になりゃしねえかと思うんだが。

あとジョン・フィッチvsデミアン・マイアも注目。フィッチは倒されないよう打撃でポイントを稼ぐ、これしか無い。フィッチも危険察知能力はそんなに高くない。むしろ低い。これまでグラウンドの展開で極められそうな場面が度々あったがマイア相手だと極められる可能性大。フィッチはいつもと違う動きをしなきゃいけないね。いつものようにガンガンタックル入ったり、グラウンドでのスクランブルで優位に立つといった能動的な動きではなく、テイクダウン防御を念頭に置きつつジャブやローで完封するといったこれまでにない受動的な思考に変えないとマイアの術中にハマっちゃうよ。逆にマイアとしてはできればグラウンドに持ち込みたいがスタンド勝負でも構わないって感じだろうな。おそらくスタンド勝負になると思うんだけどこの2人のどっちの打撃が上かってのは分かりづらいよな。お互い組むための打ち方だから目クソ鼻クソだよ。マイアについては強い大きな蹴りが欲しいな。ミドルでもハイでもいいんだよ。蹴り足を掴まれて結構、むしろ掴ませるくらいの。掴ませて飛び付いて引き込めばいい。今成なんかモロそれだけど下からが得意な選手はよく使ってるよ。ジャカレイとかもたまに。瞬発力があると決まりやすいけどまだまだ技術でどうにかなる“際”の部分だから。以上!」

アレキ 「じゃあママ、締めを頼む!」

ママ 「益若つばさ」

アレキ 「お別れ~ってことね」
鬼瓦 「ハイッ、お電話ありがとうございます。『思春期のほとばしりテレビ』、クレーム担当の鬼瓦と申します~。もしもし?」

土佐犬民 「・・もしもし?あんにゃあ、何枚かハガキでクレーム出したがやけんどにゃあ、テレビ見とったけど全然改善されんもんやけん直接言うちゃろう思うて電話したがぜよ。『土佐犬民』の名前で何枚もハガキ送ったがやけんどそっちに届いちょらんかよ?」

鬼瓦 「あっ、あ~はいはい、土佐犬民さんですね。いや、何枚かハガキ届いてましたよ。一応読んだんですけどね、字がアホっぽかったんで2枚目からゴミ箱直行でした。ハッハッハッ!」

土佐犬民 「オイッ!何笑ろうとんじゃオイッ!何じゃお前の態度は!おぉん!? あ、分かった。もう分かったぜよ。やっぱおらの勘の良さは隅に置けん。要はアレぜよ、お前みたいながが窓口になっちゅう寸法自体が会社の体質を表しちゅうがよ。だいたいお前外線電話に出て『クレーム担当です』とか言うかよ?おぉん?お前な、『鬼瓦』ちゅう恐い苗字やったけん様子見たけどにゃあ、そうじゃなかったら一発目でおら切れちょるぞ!おらそういう男やき!」

鬼瓦 「ご用が無いようなのでお電話切らせて頂き・・」

土佐犬民 「オイッ!オイッ!待て!切るなオイッ!用があるけん電話したがぜよ!オラッ!まずは天気予報ぜよ!え?お前、よう気象予報士じゃかお天気お姉さんじゃか知らんけどにゃあ、・・ん?」

鬼瓦 「ご用が無いようなのでお電話切らせて頂き・・」

土佐犬民 「オイッ!待て!切るなバカタレが!全く同じ口調じゃけんデジャヴかと思うたろうが!もっかい言うぞ!よう気象予報士じゃかお天気お姉さんじゃか知らんけどにゃあ、・・ん?」

鬼瓦 「ご用が無いようなのでお電話切らせて頂き・・」

土佐犬民 「オイッ!オイッ!鬼瓦!さてはお前録音した音声を流しよるじゃろうが!オイッ!鬼瓦出てこんか!オイーーーッッ!!!」

鬼瓦 「はいはい、もう何ですか。めちゃくちゃ声デカいっスね」

土佐犬民 「コラッ!鬼瓦!お前なんちゅう事をしゆうがぞ!わしはお客さんぞ!オイッ!」

鬼瓦 「いや、土佐犬民さんの声が大き過ぎて耳が痛いんですよ。だって課長のデスクまで届いてたんですよ?」

土佐犬民 「だっての意味が分からんぜよ!なんでわしがお前の電話機と課長のデスクまでの距離を把握しちゅうがぞ!」

鬼瓦 「いや何言ってんスか!これ私のデスクの電話じゃないですよ?いいですか?この電話機は派遣の小林さんの電話機、な・ん・で・す!」

土佐犬民 「な、何を語尾を強めて言いゆうがぞお前は!そういう問題じゃなかろうがアホゥ!一瞬おらが間違ごうたかと思うてたじろいだじゃろうが!お前にゃあ、そもそもそんな音声を録音しちゅうゆうことは今日が初犯じゃないゆうことじゃろうが!おまんらいっつもこんな対応しゆうがかよ? ああ・・もういかん。もういかんちや。ほとTの未来は終わりぜよ。『それ、ほとTがやります』っちゅうキャッチフレーズ出した時はわしゃ斬新やにゃあと思うて感動したがじゃけど・・もういかん。もういかんぜよ。こんな対応をしゆう会社はもう終わりぜよ」

鬼瓦 「ハイッ、ハイ分かりました~。ありがとうござ・・」

土佐犬民 「オイッ!コラッ鬼瓦!切るなオイッ!聞けちや!オイ!お前このくだり何回やるがぞ!しんどいぜよ!おら血管切れそうぜよ!おい鬼瓦、約束せれ。とりあえず電話は切るな。にゃ?とりあえず聞けや。にゃ?」

鬼瓦 「分かりましたよ。で?なんでしたっけ?えーと天気の・・?」

土佐犬民 「ほうよ!お天気情報でよう言いゆうろうが、『この雨の原因は、太平洋上の低気圧が例年より日本列島に張り出しているためなんですね~』とか言いようろうが。あれなんぞ?どういうことぞ?なんで低気圧が例年より日本列島に近いのかっちゅう核心の部分を説明せんかよ!仕組みが分からんと頭に入ってこんがぜよ!土佐の男はみんなそうぜよ!ん?何ぞまだ分からんかよ? ん~、ほんなら例えばやにゃあ、例えばぞ?わしが鬼瓦、お前を殴ったとするじゃろう?」

鬼瓦 「何でですか!」

土佐犬民 「アホゥ!じゃけん例えばて言うたろうが!例えばの話をしゆうがぜよ!た・と・え・ばの話を! ほんでお前アレぞ?その夜のニュースでアナウンサーがぞ?『土佐犬民容疑者が鬼瓦さんに暴行を加えた容疑で逮捕されました。土佐犬民容疑者は“カッとなって殴ってしまった”と供述しています。・・・では次のニュースです』ってなったら視聴者の気持ちはどうなるぜよおい!いやいやいや!てなるのが世の中の寸法じゃろうが。おぉん?にゃ?違うじゃろう?何でカッとなったのかっちゅう根本の部分を報道せにゃ視聴者は納得せんじゃろう?それと同じ寸法よ!要はアレぜよ、何で低気圧が例年より日本列島に張り出しているのかっちゅう根本的な理由を説明せんといかんとゆうことをおらは言いたいがぜよ!おぉん?分かったかよ?」

鬼瓦 「んー、つまりまとめるとこういうことですよね。『太平洋上の低気圧が日本列島に張り出している時はその理由を夜のニュースで説明してもらわないとカッとなる』と」

土佐犬民 「なっ?なんか違うぜよ!色んな事がごっちゃごちゃになっちゅうぜよ!お前わしの言うこと聞きよったかよ!?おぉん!?その夜のニュースちゅうがは例えやし、低気圧の話もそれはそれで別の例えじゃろうが!あーー!頭痛い!例えを出してこんなに後悔したがは初めてぜよ! なんぞ、その、どう言うたら分かるがやろうにゃあ・・ええか?要はアレぜよ、ニュースが夜じゃろうが朝じゃろうがどっちゃでもええし天気の話も低気圧か高気圧かとか太平洋とかそんなことはどうでもええがよ。分からんかよ?要はアレぜよ、“なんでそうなっちゅうがか”を報道せれと言いゆうがぜよ!」

鬼瓦 「ソー・ナッチュウ?なんかそういう名前の人アジアのどっかにいそうですよね(笑)」

土佐犬民 「な、何ぞその急に親しげに同意を求めてくる感じは!まっことお前は何を言いゆうがぞ。ええかお前?“ちゅう”ゆうがは土佐の方言ぜよ!『なぜそうなっているのですか』って言うたら硬いじゃろう?え?なんか硬っ苦しいと思わんかよ?『なぜそうなっているのですか』って。ンフッ!『あなたのおっぱいはなぜそうなっているのですか』。ヒャーッヒャッヒャッ!いや、すまん。要はそれを土佐弁で言うたがぜよ!わしは土佐人の誇りを捨てんきに!」

鬼瓦 「えええーーーーっ!高知の方言ってことは広末涼子も言ってたんですか?“なっちゅう”とかって!?ええーーっ!」

土佐犬民 「いい、言いよったがと違うか!?な、何ぞおまんのその女子高生みたいなテンションの上がり方は! まあにゃあ・・そりゃあの子もずっと東京におるわけやき忘れちゅうがも何個かあるやろう。けんどあの子も『はちきん』ぜよ!土佐の女ぜよ!郷里への思いは他の都道府県より強いに決まっちゅう!わしゃ信じちゅうぜよ!やき心配いらん。何の心配もいらん。東京へおろうがどこへおろうが心は・・・ ちゅうかええがぜよ広末の話は!何ぞお前は!お前と話しよると話があっちこっち脱線してもうち、何の話か分からんなる! 何の話しよったかの?・・・ほうじゃ!鬼瓦お前のことぜよ!お前は人の話を聞く時低気圧とか夜のニュースとか、いちいち名詞にこだわるなゆうことぜよ。分かったかよ?おぉん?まっことお前はどんな寸法で物事考えよるがか・・」

鬼瓦 「ちなみにですけど、土佐犬民さんの言っているその夜のニュースのメインキャスターって男性ですか?女性ですか?」

土佐犬民 「何?メインキャスターかよ?そりゃあやっぱり仕事で疲れて帰って見る人が多いけんにゃあ・・そう考えたらやっぱおなごの方がええがやないか?にゃ?お前アレぞ?疲れて帰ってきてぞ?さあくつろごう思うてパッとテレビ付けたらぞ?カタブツみたいなおっさんが念仏唱えるようにニュース読みゆう時があるじゃろう。あれはいかん!あれはまっことむさくるしいぜよ!あれやったらお前まだオバハンの方がマシ・・・ ちゅうか知らん!!知らあああん!!そんなもんおまんらの会社で勝手に決めりゃええじゃろうが!おまんなんで今おらにその質問したがぜよ!?おぉん!?まっことお前の頭の中はどんな寸法になっちゅうがぜよ!?」

鬼瓦 「あの前々から思ってたんですけど、土佐犬民さんって名前の由来は何なんですか?」

土佐犬民 「何!?おらの名前の由来を知りたいがかよ?ほうか。それはにゃあ、おらが初めてパソコン買うた時ぜよ。でインターネッツいうやつをやりよってのう、知っちゅうか?インターネッツ。ほいである掲示板を見たがよ。ほいたら皆がそれぞれの熱い気持ちを語りゆうわけよ!それでおらも熱い想いを書き込もうとしてやにゃ・・ほりゃ、ハンドルネームゆうてあるろうが。知っちゅうかお前?HNいうて略するやつぞ?そん時ににゃあ、ハンドルネームを『土佐県民』と打ったつもりが、『県』が『犬』に変わったことに気付かんと投稿してしもうたがぜよ!もう一巻の終わりぜよ!けんどお前よ、『とさけんみん』って打って変換したらそれが『土佐犬』と『民』に分かれると誰が思うかよ?じゃろ!?ほんでそのハンドルネームをさんっざんっ笑われてのう。ほりゃ、ダブリュダブリュいうて語尾にいっぱい付けようろうが。知っちゅうかお前?あれがいっぱい続いてのう。最初は“なんぞこれ?”思うて調べてみたらおらのハンドルネームが笑われとることが分かっちのう、結局そのスレッドは語尾にダブリュダブリュて付いたコメントが連発して落ちてしもうた。同時におらの心も落ち込んだわけぜよ・・けんど逆に、逆ににゃ?おらは“これをバネにしちゃる!”と思うたがよ。俗にいう“逆手に取る”いうやつぜよ。知っちゅうかよ?要するにアレぜよ、コンプレックスをバネにするようなもんぜよ。それからはお前、表向きのわし言うたら何でもかんでも『土佐犬民』で一貫して通しちょるきに!わしゃ土佐の男やき!けんどさすがに食い逃げで捕まった時の調書の名前んとこに書いた時は怒られたぜよ。見た感じおらの息子言うてもおかしないくらいの若い衆の警官ぜよ!そんな若い衆にこんなに怒るかゆうぐらい怒られたぜよ!まあけんどそれはおらの土佐人としての気質ゆうかにゃあ、土佐の男としての気概が隠せんかったゆうか・・」

鬼瓦 「話が無駄に長いですけど要は誤変換したってことですよね?」

土佐犬民 「オイッ!無駄に長いとは何ぞ!オイッ!まっことお前はなんちゅう物の言い方をしゆうがぞ。お前はアレか、あの~アレ、・・・ロボットかよ?お前には気持ちいうもんが無いがかよ?人が熱い気持ちを喋ったがやにお前の返し方は無機質ゆうかそっけないゆうか、ほんままっこと泣けてくるぜよ。最近の若い衆はなんかこう冷めちゅうゆうかマヌアル通りにしか動けんっちゅうか・・・・・けど言うてもアレやのう。よう考えたらわしらの世代にも責任があるっちゃあるわにゃあ。『ゆとり教育』ゆうてあるろうが。自分らがそういう制度を作っちょいてその制度で育った子らを“これやけんゆとりは・・”とかゆうてある意味バカにしよるわけやもんにゃあ。そういう意味で言うたら“最近の若いもんは忍耐がない”いう年寄りも一緒ゆうことやにゃあ。便利な物が増えたらそりゃ忍耐力は無いなるわにゃあ。そう思うたら一概におまんらの世代を非難・・ん?」

鬼瓦 「違う違う、そのデータはExcelで作らないと。おーい吉村、この子にマニュアル渡してる?」

土佐犬民 「オイーーッ!!鬼瓦!何お前わしをほったらかしにして部下に指示出しゆうがぞオイッ!お前、わしがお前のことフォローしちゃった後半部分も全然聞いてなかったがかよ!?まっことお前の頭ん中はどんな寸法になっちゅうがぞ?アレぞお前、お前みたいながん非正規でしか働けんまま年食って将来困るがは自分ぞ?おぉん?もっと気合い入れて仕事せにゃあいかんろうが。おぉん?」

鬼瓦 「いや、その問題は本人より今の社会の仕組みの問題の方が大きいですよ。なのでその論説は暴論に近いです」

土佐犬民 「おっ、おぅ、お前急にまともな返しするなや。面食ろうてしもうたろうが。む?分かった。やっぱりおらの勘の良さは隅に置けん。察するにお前結構プレイボーイやにゃ?実は賢いクセにバカなふりをするっちゅう手を使いよるがじゃろ?おぉん?なんちゅうかこう、心を閉ざしちゅう風に見えて時々心のドアをちょっとだけ空けるゆうテクニックじゃろ!?ほんで女子がドアノブに触ろうとするとまた閉めるっちゅう!えぇこの!ク~ッたまらんぜよ!ん!?」

鬼瓦 「それも吉村に聞いてくれる?今俺バカの対応中だから・・」

土佐犬民 「みんな元気!?僕はいつも元気!だってバカなんだもん! オイーーッ!鬼瓦!お前今決定的な事言うたにゃ!?バカ言うたにゃ!?お前今のがは取り返しつかんぞ!オイッお前の上司はどこにおるがぞ!報告するぞ!?おぉん!?それでもええがかよ!?ん!?」

鬼瓦 「吉村ぁ、悪いけど今日の俺の残りの会議代わりに全部出といてくれる?OK!?サンキュー!」

土佐犬民 「オイッ!吉村!ま、間違ごうた、鬼瓦ぜよ!鬼瓦ぁ!お前完全に放置モードにしちゅうじゃろ!オイッ!ええ加減にしいよ!それにしてもお前さっきから吉村吉村ゆうて吉村への比重が高すぎりゃせんかよ!?吉村大丈夫ながかよ!? ・・ん!?オイッ!鬼瓦!おまん聞きゆうかよ!?」

「プー プー プー・・・」

土佐犬民 「き、切っちょる・・信じれん。許さん、許さんぞ鬼瓦!絶対逃がさんぜよ!わしゃやるゆうたら絶対やる男ぜよ!わしゃ土佐の男じゃきに!」
松屋なう。カレーが辛すぎるわ。


家の前が騒々しい。なんだ祭りか?


救急車が来てる。なんでもおっさんが準備体操でアキレス腱を伸ばしていたらアキレス腱が切れたらしいのよ。


人生に疲れました・・・。これが最後のつぶやきになるかもしれません。ありがとうございました\(^o^)/


オリンピック最高ーーーーー!!!!


鬼束ちひろ


紳助はねえ、ヤクザだなんだもあるでしょうけど意外にananの『嫌いなタレントランキング』で1位になったのもキッカケじゃないかと。


有吉のごまかし笑いが最近顕著すぎる。


発見しました。カブトムシやクワガタが人気あるのは動きがトロいからよ!


あれがゴキブリ並みのスピードで動いてみい、卒倒するで。子供たちも「ひぃぃ」言うてよう掴まへん。


ケケケッ


今日はハロウィンパーティー。私は額が真っ二つに割れて脳味噌が溢れ出ている仮装で友達と待ち合わせ。


するとやってきた友達はオノを持った仮装で登場! あまりの以心伝心ぶりに嬉しくて2人ともハイタッチ!


黒胡椒せんべいが辛すぎるゥゥゥゥ!!!!!


私って辛いのダメだったかしら?


私は確かに甘党ではある。だからといって・・・


アレキサンダー 「ママ、その話長くなるのか」

ママ 「・・・え?これツイッターじゃない?140文字以内じゃないの? 何!? これブログですって!? 時流に乗り遅れてる~!ヒョードル、こんなブログやめてツイッターに変えなさい!」
 
ヒョードル 「黙れババア!あのな、140文字で何が語れるっつんだ。字数が少ない→誤解を受ける→いちいち返す→気が付けば炎上中→火消のつぶやき→字数が少ない。永遠のループだ。こんな最高な時間潰しあるか? 大体なんだよママのツイートは。何がハイタッチだ、お前はアップルの社員か。無理して使った顔文字も文と合ってないし、あとなんか怖い。突っ込みどころ満載だけど何なんだよこのツイッターは。なになに・・?『遠隔操作やiPS細胞、シンドラー社やセクシャルバイオレットNo1について気ままに語っています』? なんか悪質サイトみたいだな。フォロワー0人。だろうな。俺はツイラーなんかやらねえよ面倒くせえ」

アレキ 「しかし久々だな。」

ヒョードル 「まあ死亡説が出たからな(笑)。久々すぎてじゃあ始めようかつっても色々ありすぎて絞れねえな。あ?そういや俺引退するんだよな」

アレキ 「そうらしいな。なんかいまいちインパクト弱いよな」

ヒョードル 「俺も契約の事は良く分からんが3連敗後の引退ってのはイメージ的に良くないだろうと俺自身が希望したのか取り巻きが決めたのか・・。その結果無難な相手に3連勝してからって形が実は一番イメージが良くなかったと(笑)。守りに入った感じがね。しかも復帰も有り得るコメントだったからなおさらだよな。引退するならするでダンヘン戦後にスパッと引退の方がまだカッコついたな。やっぱ引退試合ってのはねぇ、勝つか負けるかじゃなく格下の選手とはやっちゃダメだね。かといってTKの引退試合みたいに勝敗無視して沸かせるのもどうかと思うがね。ティト・オーティスも引退発表したけどいまいちパッとしないのは相手がグリフィンだからよ。」

アレキ 「まあそんなところで色々あるけども先日のUFC-153から行こうか。」

ヒョードル 「ファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれたジョン・フィッチvsエリック・シウバはもう意図的過ぎるマッチメイクだよな、マスクもいいしアグレッシブなシウバをヒーローに仕立て上げて地味強のフィッチを解雇したいっていう。フィッチはそのUFCの思惑を見事に叩き潰した形だけどスタンドでの肩固めやラウンド終了間際に見せた腕十字とか、地味だと言われてきた以前よりフィニッシャー寄りに考え方を変えたっぽいな。ただそもそも色んな格闘技系サイトでフィッチがランキングが10位手前くらいにされてるのがおかしいよな。ヘンドリックスに1回負けただけなのにコスチェックの方が上にランクしてる所がほとんどだもんな。相対的に見てコスより下はあり得ない。試合数の違いはあるけど、どの程度のブランクでランキングが下がるのかもよく分からないし。そもそも俺英語分からん。あとシウバは何試合か見てるけど狙いすぎだね。こいつの場合はフィッチとは逆に回転系の打撃の乱発や一本へのこだわりを多少捨てなきゃいけない。選手って難しいのぅ。

ミノタウロは前回負けたミアもそうだけどヘビー級でこの世代の選手は中年太りが半端ないな。ハーマンは迷いすぎ。グローバー・テイシェラはショーグンやリョートと並んでるレベルだと思う。あとデミアン・マイアがリック・ストーリーに決めた捻るネッククランクはバックからだけじゃなくガードポジションからでもクリンチからでも使える技なんだよ。ただ青木がウィスニエフスキーに決めた脇固めのように、瞬間的に極めようと思えば極められるから首の骨が折れる可能性がある。腕を折るのと違って死んだり廃人にしてしまう可能性があるからやり方を知っていても使えないって選手は現時点でもおそらくいるだろうね。まあ使えないよな、鬼畜にでもならない限り。だから鬼畜になったモン勝ちって事態が起こる前に首関節を決めるのは俺は規制した方がいいんじゃないかと思うんだけど・・。たぶんほとんどの人は“そんな技あり得ない”って相手にしないだろうね。

俺がこれまで見たMMAの試合で感銘を受けた関節技ってのは前述の青木の脇固めとフランク・ミアがピート・ウイリアムスに決めた変形アームロックなのね。ちなみにあのアームロックもクリンチから使えるよ。他にもチャールズ・オリベイラがエリック・ワイズリーに決めたヒザ固めとかも印象強い。有名なので言えばトビー・イマダがホルヘ・マスヴィダルに決めた三角なんかもそうだけど、共通してるのは全部“あり得ない”。でも想定できない体勢になることのあるMMAだと関節の達人はミラクルを起こせるわけよ。だから今後あの形のネッククランクで死亡したり後遺症が残ったりなんてこともないとは言えなくは無いよな。ただね、その反面サブミッション好きとしては誰かが使ってくれないかなという気持ちもある(笑)。あと勝つ手段を1つ減らしてしまうって問題もあるわな。例えば打撃の禁止技はグラウンドでの蹴りくらいだろ?今の主流は。タックルへのカウンターのヒザを筆頭にカウンターで受ける打撃ってパウンドなんかより全然危険だよ。死んでもおかしくない技だけど禁止なんて声はない。そう考えるとグラップラーに不平等でもあるよな。MMA好きな奴ってさ、他の格闘技より平等性が強いことを理解できて、そこに魅力を感じてる部分があるじゃない。それにプラスして前述したようにMMAは“非日常”的なフィニッシュシーンが起こる確率も高いのも魅力なわけだから規制するのもどうかなと思う気持ちもある。そもそも論を言えば難しい技術だから未来永劫見ることはない可能性は高い。だからこの話は難しいね。まあ要はあの捻りネッククランクは攻守ともに研究の余地はあるってことよ。

アンデウソンについてはね、今さらいうことでもないけどボナーだから対戦OKしたんだな。前回のグリフィン戦も同じで、理由はこの2人のライトヘビー級でのランクじゃない。2人の共通項は頭を使わないってことなんだよ。もっと厳密に言うと勘が鈍い。この手の選手はアンデウソンのように頭のいい選手からすると動きが読みやすくて相性が良い、勝率が上がる相手なのよ。だから、仲間だとか抜きにして考えて他のライトヘビーの選手で言うとショーグンは全然OK、リョートもまあOK、エヴァンスとベイダーは相性も悪くはないけど実力的な部分も含めて全然OK。ランペイジは相性だけを見るとあんまり良くはないけどローキックの対処やポイントメイキング技術への無対応ぶりから実力的にOK。

逆にNGはジョーンズだけですよ。最新の報道ではアンデウソンは態度を軟化させているとか聞いたけど、もしやるとしても引退試合だろうよ。勝ちにこだわらないといけない状況ならお互い絡みたくはないはずだよ。まあこの業界に限らずトップ同士ってのは警戒し合って絡むのを拒否したがるもんだからな。ましてやジョーンズは実力的な部分でもヤバい。なんでまあアンデウソンはライトヘビーで戦ってもジョーンズに次ぐNo.2か、行っても同等レベルだと思うよ。なのに今回のライトヘビー挑戦もボクシングの階級制を引き合いに出すような連中の、階級を上げることへの”間違った配慮”のおかげでアンデウソンは念には念を入れて負ける要素の考えられない相手を選ぶことが出来たワケよ。きっとアンデウソンは心の奥底で彼らの”間違った配慮”をほくそ笑んでいるよ。また始まったかと思われるだろうけど分かるまで何度も言わせてもらうよ、MMAの体重差はほとんど影響しないって。これまでのように最近の試合で例に挙げるとゾロ・モレイラと朴の試合な。“小さい奴が大きい奴に勝った。よくやった!”じゃないんだよなMMAは。ま、それはそれとしてUFC-148のvsソネンⅡでのアンデウソンについて思うことがあってな。

俺が推測するにその日のアンデウソンはね、勝敗関係なくソネンを潰すつもりだったと思うよ。要はルール無視のケンカを仕掛けて『公開処刑』するつもりだったと。理由としてはトラッシュトークではソネンに敵わないもんだから沈黙を続けていたら言いたい放題のソネンに殺意に近い感情が湧いてきた(笑)。もう選手生命も短いし成し遂げることも無くなった。ならヤッちまおう、と。じゃないとあんなことしないだろ?カメラの前で平然とワセリンを体に塗りたくってトランクス掴んで。最後の膝蹴りも膝の先端がアゴか喉部に当たっていて、通常なら8割は反則ストップの入り方だよ。でもレフェリーが会場の盛り上がりの雰囲気に呑まれのか、止めるべきか迷った一瞬の間に最後のパウンドに至ったと。こんな反則の連続がたまたま重なるかなと思ってな。

ただアンデウソンは100%試合をブチ壊すつもりはなかった。本当に潰す気ならテイクダウンされた時にサミングすればいいし首相撲での膝も首じゃなく髪を掴めばよかった。でもそこまであからさまな反則はしてない。だから反則だけれどもストップしづらい場面を狙った“反則負け覚悟、勝てば御の字”って腹だったと思うんだよな。

この試合は勝敗うんぬんでなくアンデウソンにしてやられた感があるね。勝敗度外視の行動は、見抜けずに対応できなかったソネン一番屈辱を感じたのは間違いないけど、もっと言えばソネンがというより世界中が一本喰わされた形になったと。だって世界一のMMA興業で、現ミドル級のチャンピオンがそんなことするとは誰も思わないだろ。マイク・タイソンの耳噛み事件さえ落ち目になってからだしな。それに言わずもがなUFCに汚点を残すだけじゃなくこれまで築いてきた輝かしい栄光を全部捨て去ることにもなる。過去どころかこれからの未来にもマイナスになるかもしれない。同じ立場にいたらおそらく大半の人間は守りに入る、つまり感情を押し殺して“勝つ”ための試合をするだろう。しかしそれらをアンデウソンは完全にとは言えないまでも振り切ったわけだ。反則は絶対に許容するつもりはないけど、個人的にちょっとアンデウソンの人間性に対する見る目が変わったよ。意外に“男”なんだなと。男って責任を放棄してしまう身勝手さがあるじゃない。それが良い悪いの話は別として影響が大きい立場の人間ほどそういう部分が強くないとああいうことはできないからな。結構政治家っぽい単位の大きな考え方をするんだなと思ったね。

ソネンは試合後は反則について容認する発言をしてたけど、ああ言わざるを得ないよな。あれは男気のある素のソネンの部分だけでなく、これまで築いてきたキャラとして仕方ないっていう部分もある。これまでソネンは“一般的に思いつくこと”を上回る発言でインテリキャラとして定着したワケで、それだと反則に対して『反則だ』って抗議するのはナンセンスなんだな。間違っても『反則してくるなんて想定外だった』なんて本音は言えないんだよ、だってインテリなんだぜ?(笑)。まあ集中力の強いイケイケの選手ってアドレナリンが出まくって多少の反則は気にしない場面は多くて、ソネンもそのタイプではあるけどもアンデウソンがあそこまであからさまに潰しにきたのは想定外だったんだろうな、恐怖感から混乱を招いたように見えた。それがあの強引なバックエルボーでのスリップに繋がって、ゴン格で高阪も言ってたけどビビッて足が動かなくて立ち上がれなかった。運もアンデウソンに味方した。ただソネン側が反則行為を許諾したからUFCも問題にしないっていうその姿勢はどうなんかね?ディナはいずれMMAをオリンピック競技にしたいつったけど対応として有り得ないな」

アレキ 「じゃあジョーンズvsビクトーの感想を」

ヒョードル 「やっぱりビクトーの腕十字の話になっちゃうけどビクトー側としては想定内の展開だった。逆にジョーンズ側はやや想定外だった。その結果が必然的に表れたシーンだったと言えるんじゃないの?ゴン格のマリオ・スペーヒーのインタビューだとチームとしてはスタンド勝負の予定だったらしいけどビクトー本人としてはおそらくジョーンズは自分とスタンドで戦うよりはテイクダウンに来るだろうしそれを防ぐのは困難だからガードからどうするかってことを想定していたと思うんだよね。頭は良いから。その考え方を加速させたのがアンソニー・ジョンソン戦だったんじゃないかと見てますよ。あの下からの十字もジョンソンがまあまあのレスラーだからガードポジションを想定していたと。結局バックチョークで極めたけどその決まり手も含めてあの試合で自分の柔術に自信ができたんじゃないかと思うね。バリエーションの少なさは否めないけどな。逆にジョーンズとしてはビクトーのガードからの仕掛けの力量を計り辛かったんだろうな。参考になるのがせいぜいそのアンソニー・ジョンソン戦くらいだし、しかもベストウェイトとは言えないジョンソンということであまり参考にならないと考えたんじゃないの。テイクダウンすれば勝てるだろうと踏んでいたんだろうね。ただビクトーは終盤のサイドキックをボディに効かされるシーンを見て過去の試合とダブって見えたんだけど、アンデウソン戦での前蹴り、1回目のアリスター戦のヒザ、古くは桜庭戦のソバットと言い、あまりにも蹴り対策ができてないよな。もちろん桜庭以外はトップストライカーであるけれどもここまで蹴りをマトモに喰らう選手も珍しいよ。一見身長差の問題に思えるけど同体格のダンヘンやビスピンが蹴りでのビックヒットを喰らわないのと比較してみるとステップの違いなんだな。よく棒立ちになってるだろビクトーは。その根底にはカウンター狙いの待ちのスタイルに偏りすぎているのがあると思うよ。パンチでのカウンターを狙う距離と相手のキックを受けやすい距離がほぼ同じだからね」

アレキ 「じゃあGSPvsカーロス・コンディットの予想を」

ヒョードル 「GSPのブランクは考慮せず言うと五分五分かな。GSPとしてはこれまでの相手のようにスタンドのジャブで封じ込める相手とは思ってないはずで、コンディットはリーチもあって蹴りも多彩、手数も多くアゴも強いし、以前は躊躇なく一発を狙ってくる粗さの方が目立ってたけどニック・ディアス戦で見せたポイントメイク技術もそこそこ高いのが分かった。なんでおそらく打撃戦では分が悪いと思ってるんじゃなかろうか。となるとGSPがテイクダウンを奪いに行く展開になるわけだけど、コンディットもWEC時代と比べたらマシなレスリングをするようにはなったけどGSPが寝かせるのが苦にするほどじゃない。でもその後の展開をどう考えているかなんだよな。コンディットは元々腰が軽いのと強引な仕掛けでガードを取ることが多いんだけど、パウンドを恐れずガンガン攻めてくるから寝かせたら寝かせたで厄介だわな。いつものように塩漬けにできるのかどうか、そこがポイントとなるでしょう。そんなところで以上!」

アレキ 「失礼しました~」