アレキ 「さぁ今日は先日行われたベラトール222について語ろうか。まずはメインのローリー・マクドナルドvsネイマン・グレイシーについて」

ヒョードル 「ロリマク快勝と書いてある記事もあったけど、俺はネイマン強しの印象でしたね。テイクダウン取ったの3回くらいか? あとマウントとバック奪取、ガードポジションからのスイープとか、ロリマクがああいう状況になったシーンを見たことなかったからね。腕十字や膝十字のシーンもそうだけど、ああいう体勢になる前に潰してしまうのがロリマクだったから。いやネイマン強いなと思いましたよ」

アレキ 「そして堀口恭二がダリオン・コールドウェルを返り討ちにしたわけだけども」

ヒョードル 「いやぁ俺の中では判定3-0で堀口は無いな。俺の感覚ではスプリットでコールドウェル。次にドロー裁定があるならドロー、大甘でスプリットで堀口。いずれにせよどちらかに判定3-0が付くような試合ではない拮抗した試合だったと俺は思うけどね」

アレキ 「その堀口がヘンリー・セフードと闘いたいと言ってたけど、セフードも1階級上のマルロン・モラエスを倒して2冠王者になったばかりだな」

ヒョードル 「俺はセフードにはさらに上の階級にチャレンジしてもらいたい(笑)。いやマジで。俺ねぇ、最近MMAに辟易してる部分があるのよ、スリルやワクワクが無いんだな。階級制が定着しだしてから15年以上くらいか? 似たような体格の選手が似たようなスピードで似たようなパワーで闘ってるわけで、それを15年以上も観てるとこの試合はこうなってああなってこうなるんだろうなって想像できちゃって、実際そうなるわけ。つまり階級制に飽きちゃってるんだよ。

以前にも言ったけど階級制度なんてチャンピオンを増やすための商売だから。セフードのちょっと前にはライトヘビー級のダニエル・コーミエーもヘビー級のスティーペ・ミオシッチを破って2冠を獲ったけど、MMAに限らず階級制のある競技で複数階級に渡って王者になった選手たちは何なんですかって話ですよ。体重の重い選手の方が強いんじゃないんですかって。そんな選手は別格とかいう人がいるけどそんなの言い訳でしかないよ。メイウェザーvs天心の時も体格差がうんぬんとか言ってる人がいたけど、お前どんだけメイウェザーに失礼な事言ってんだと。圧倒的に技術差の問題だろって。

階級の話で行くとね、日本の格闘技界が盛り上がらないとか言うけど、階級制度を取っ払って昔のMMAのような無差別級の試合を組む団体が増えるといいと思うんだよね。巌流島はそれをやってて、押し出しのルールとかも面白いんだけど、谷川貞治が絡んでるから選手に色物が多い(笑)。あと寝技の時間が短いとかルール面で色々考える余地はあるんだけど、ああいう風にスポーツじゃなくて武道っていう、あえて時代に逆行したジャパニーズMMAというものを作るのもアリかなと。スキマ産業にもなるし“柔よく剛を制す”というのは日本人好みだしな。以上!」

アレキ 「さよならー」
土佐犬民 「もしもし! オイーッ馬場! 今ネットで土佐犬民で検索したらえらいことになっちゅうぞ! おらのウキペディアもできちゅうし! おまん素性とかバレんっち言いよったよにゃ!? どういう事ぞ!」

馬場 「とっさんすまん! 俺たちもネット工作頑張ったんだよ! でもたぶんとっさんが一般人の頃から目立ち過ぎてたんだって絶対! 普通俺たちの策は成功するんだけど、とっさんを知ってる人が多すぎてその人達が一斉に書き込みをしたから、俺たちの策が圧倒的な少数意見となって信憑性が低いと判断されたんだよ。そもそもこっちが嘘だしな・・。まぁ理由はどうであれ俺たちの力が及ばなかったの事実だ、すまん。あ、そうだ! あと西園寺の頭を叩いたことでテレビ局にとっさんへの批判の電話が殺到したらしいのと、西園寺のファンらしき奴から『おらんく』宛てに脅迫状とカミソリが入った封筒が届いたんだよ! でも警察に届け出ると会社のことを調べられるから被害届を出せねえんだ! 危険だから当分は外出を控えて部屋に籠っててくれ! 飯は舎弟に持って行かせるから!」

土佐犬民 「うぅぅ、もういかん、ウア゛―――ッ!!」


土佐犬民 ― ウキペディア
・本名:郷ひろむ
・出身:高知県
・家族構成:父(没)、母、弟

【人柄】
・快活で単純明快、子供がそのまま大人になったという表現が相応しい。あまり裏表がなく自分を飾らないため、人とすぐに打ち解けるが喧嘩別れも早い。声量があり怒ると迫力がある。

【少年期】
・幼少期は本名をイジられて泣くことが多かった。
・小学四年生の時、実家近くの寺の池の鯉を捕まえてその寺の住職に売ろうとしたが一発でバレてしまい、2時間正座をさせられ泣きながらお経を唱えたことがある。

【青年期】
・中学、高校とも入学式で名前を呼ばれた際、会場が爆笑した。
・一時期、顔が川藤幸三似であることと郷ひろみを組み合わせられ「川藤ひろみ」という全く別人物のあだ名を付けられていた。
・名前をイジってくる人間に対して幼少期とは違い強気で対応できるようになった。その成り行きで喧嘩をすることもあったが、基本的には不良行為等をすることはなくどちらかと言えば真面目なグループとの付き合いが多かった。成績は中の上程度であった。
・大学受験時、滑り止め用に受けた宗教系の大学のみ受かってしまい、信仰心が全くないにも関わらず4年間の学生生活を送った。
・大学卒業後、3年間自分探しの旅に出たと吹聴しているが詳細を語ろうとせず、地元で頻繁に目撃情報があったため単にニートであったと思われる。

【経歴】
・25歳でバナナソニック高知工場に入社し品質管理部に配属される。約500名が勤務する、県内では有数の規模の大きな工場であった。
・職務内容は下請け企業からの納入部品に不良品が出た際、その会社の駐在員に対して監督・指導を行うというものであったが、郷の場合指導というよりほぼ恫喝であった。(本来駐在員は存在しなかったが、短気な郷に忖度して下請け企業が高知工場には駐在員を常駐させるのが慣例となっていた。下請け企業内では駐在員に選ばれることを赤紙と呼んでいた)
・文書作成など自分の仕事を駐在員にさせていたことがある。
・カラオケで女子社員がいると必ず梅宮辰夫の「シンボルロック」を歌うため、コンプライアンス部からセクハラ厳重注意処分を受けたことがある。
・社員として問題が多く長らくリストラの対象となっていたが、当時の工場長に可愛がられておりリストラが実行されなかった。そのため工場長が退任した際スムーズにリストラが実行された。53歳での退職であった。(同時期に食い逃げで捕まっており、郷本人はそれがリストラの理由だと勘違いしている)
・リストラ後、再就職を試みるがプライドの高さが原因で就職に至らず、アルバイトもせず実家に引きこもってニート状態が続いていた。その期間中に父が病死し、父の遺産と母の年金で暮らしていることで弟と険悪な状態に陥った。現在弟とは絶縁状態である。
・60歳あたりで知人を頼って上京したとみられる。
・都内のとあるマンションの清掃員として働いていたという情報がある。
・「タイマン温泉」という生放送のテレビ番組に出演し千原えいじと共演。お互いが全裸で喧嘩するという放送事故を起こした。
・続けて「踊る明石御殿」にも出演し、西園寺豪の頭を叩き会場を凍り付かせる。その後画面に映らなかったため退場させられたと思われる。
・現在全国の西園寺ファンからネットで猛烈に叩かれ大炎上中である。

【エピソード】
・趣味はアマチュア無線でありコンテストで優勝した経験もあるが、真の目的は盗聴である。
・酒に強そうに見えて滅法弱い。
・猫アレルギーである。
・社内運動会の際、準備運動でアキレス腱を伸ばしていたらアキレス腱を切り病院に運ばれた。
・愛車の日産オースターは走行距離が7 0万キロを超えている。
・言い間違いが多く、グラノーラの事をマラドーナと呼んでいた。
・親戚一同の集まりの際、弟の嫁の着替えを覗き見していた事で親戚一同から叱責された。
・フィリピンパブでフィリピーナをトイレに連れ込もうとしたらグーで殴られ鼻を骨折した。


土佐犬民 「ウア゛――――――ッ!!(号泣)」

クボッチ 「(壁ドン)うるせえ!」


闘いは続く。
明石御殿収録当日、緑が丘アパート前にて。

馬場 「とっさん、そろそろ時間だ」

土佐犬民 「うむ、馬場ちゃん、景気づけにおらの顔を一発張っちくり」

馬場 「え? いやテレビに出るんだから跡が残ったらダメだろ」

土佐犬民 「あぁ、そうじゃった」

馬場 「なるほど、それだけ気合入ってるって事だな! その意気だよ!」

土佐犬民 「よっしゃ! 行っち来る!」


――そして本番が始まった――


明石 「よろしくお願いしまーす」

会場 「キャーッ! 明石さーん!」

昔田 「よっ! 元号またいでも日本一!」

明石 「ファーッ! みんな、令和もこんな僕でいーい?」

会場 「アハハハ!」

明石 「えー、というわけでね、今日も初登場の人がいらっしゃって。まずは前列、俳優の西園寺さん! どうもどうも、アカダミー賞を頂いた大御所なのにわざわざこんな番組に出て下さってありがとうございます!」

西園寺「いえいえ、恐縮で緊張しております。よろしくお願いいたします

明石 「あー、やっぱり品があるというか、アレですか、いつもそうやってボソボソっとお話になる・・・感じでいらっしゃる・・・?」

会場 「アハハハ!」

西園寺 「いやいや(笑)、もう緊張しちゃって、台本が無いとどうも・・・(笑)

明石 「あー、やっぱり品が違いますわ。なぁ昔田、俺らと違うな! 芸人なんか『俺やで~!』言うて派手に動く奴ばっかりやんか」

昔田 「それは兄やんだけです!」

会場 「アハハハ!」

明石 「ファーッ!(棒で机バン!) さぁ、そしてもう一人、その後ろにいらっしゃる、えー、土佐犬民さん! 初めまして、よろしくお願いします」

(ガタッ)土佐犬民が立ち上がる。

明石 「わっ、なっ、何や」



















土佐犬民 「明石殿! 土佐犬民と申します! いっつもテレビで見ゆう明石殿とこうして共演できること、この土佐犬民、誇りに思うちょります! よろしゅう頼んます!」






明石 「お引き受け申した! いやお引き受け申したちゃうがなアンタ! びっくりしたがな急に立ち上がって大きい声で、方言丸出しでぇ・・・。でも本当はそこは『いや、台本が無いとどうも・・・』って小声で言うのが正解やったけどね」

会場 「アハハハ!」

西園寺 「(苦笑)」

昔田 「兄やん、初登場でそれは無理です!(笑)」

明石 「ファーッ!(バン) で、何やってはる人なんですか」

土佐犬民 「無職!」

明石 「むむむ無職て!」

会場 「アハハハ!」

明石 「え、ホンマのホンマに無職でんの?」

土佐犬民 「全くの無職! この土佐犬民に嘘偽りなし!」

明石 「ファーッ! 潔ええ人やなぁ。・・・で、じゃ今日は何でここに来はりましたん? 通りがかった?」

会場 「アハハハ!」

土佐犬民 「いやいや明石殿! 実はこの土佐犬民、大物プロデューサーのコネを使うて出さしてもろうちょります!」

明石 「ブッ! ファーッ!(バン) いやもう気持ちええ! ここまでハッキリ言うたら逆に気持ちええわ!」

昔田 「いや兄やん! 実はですね、この土佐さんてテレビ出るの2回目なんです。僕1回目観てたんですけど、その初テレビがえいじと2人で温泉に浸かりながら30分喋るっちゅう謎の番組やったんですけど(笑)、」

明石 「ファーッ! 何やねんその番組! 誰が観んねん」

昔田 「それがしかも生放送でっせ! それで話が進む中で、無職でテレビに出てることをえいじに指摘されて腹が立って、えいじの腰に巻いてたタオルをはぎ取ったんです! ほんでえいじも怒って土佐さんのタオルはぎ取って、全裸の2人がもみくちゃになって急にCMに切り替わって、放送終了までの15分くらいずっとCMだったんです(笑)! 初テレビで放送事故を起こした人いうてちょっと話題になってるんですよ!」

明石 「はぇー! そんな事があった人なんだ! いや、でも正直やわ! 俺はそれでええと思う! たまにおんねん、ホンマにその仕事しとるんかっちゅう訳の分からん奴とか、何やその肩書っちゅう奴とか。またそういう奴に限って出しゃばってつまらん話しよんねん! あれ邪魔臭いねんもぅ!」

昔田 「あきまへん兄やん! 裏の兄やんが出てまっせ! ゴールデンゴールデン!」

明石 「いやん、めっかっちゃった! もう一度聞くけどこんな僕でいーい?」

会場 「アハハハ!」

昔田 「さすが! 可愛いさで帳消しにしよった! 皆さん、これが日本一のお笑いのテクニックでっせ!」

会場 「アハハハ!」

明石 「ファーッ!(バン)いらんねんそんな分析は! 恥ずかしいやないかい(笑)。 えー、そんなわけで最初のテーマ行きます!」

――自分が後悔している事――

明石 「えー、まずは土佐さん! 自分が後悔している事!」

土佐犬民 「よっしゃ来た!(ガタッ)」

明石 「ブッ! いや、立たなくていいですから! よっしゃ来たとかの返事もいりませんから! ファーッ! 何やねんこの人」

土佐犬民 「いや、まあそんな事言わんと聞いて下さいや明石殿! おらも無職じゃき、今の生活から這い上がろうと必死なが!」

明石 「分かった、分かりましたからもうちょい声のボリューム落としてもらえます?ホンマにちょっとうるさいんで」

会場 「アハハハ!」

土佐犬民 「失敬! 声が大きいがは生まれつきじゃき決して悪気はないが! この土佐犬民、相手が嫌がることを意図的にやることは絶対ない男ですきに!」

明石 「ファーッ!(バン)何やのさっきからその演説口調! いいねいいねアンタ~。“この土佐犬民”! ちょっとそれもろうてええ? この明石!言うて。え?どういう時使うたらええん?」

会場 「アハハハ!」




















土佐犬民 「ぐぬぬ・・・」














明石 「ブッ! ファーッ! 怒ってはる! いや違うんです土佐さん、僕も一緒で、番組を盛り上げようとしただけで悪気はないんです! ごめんなさいね! おい昔田、あの人イジられるのは苦手みたい(笑)」

昔田 「分かりやすいリアクションでしたね~。『ぐぬぬ』ってハッキリ聞こえましたよ!」

土佐犬民 「(笑)いや違う違う、怒ってない! 変な声出して失敬!」

明石 「ファーッ! はい土佐さん、自分が後悔している事」

土佐犬民 「はい! おらが後悔しゆうことはですね、おらの親父の話! 5年前くらいに死んだがじゃけんど、」

明石 「ブッ! いや死んだとかじゃなく亡くなったって言うてもらえます?テレビなんで」

土佐犬民 「そう! 亡いなった! その時の話じゃけんど、その頃病気で入院しちょったがです。ほんである日お見舞いに行ったが!」

明石 「おぉ、お父さんのお見舞いに行った!」

土佐犬民 「ほいたらおらの顔をじーっと見て、無言でゆっくり手を伸ばしてきたが」

明石 「おぉ、息子の顔を見て手を伸ばしてきた!」

土佐犬民 「けんどその時は何をしゆうがじゃろう思うて、おらはただ見よっただけやったが。ほいたらゆっくり手を下げて、その日はそれで帰ったが」

明石 「おぉ、その日は帰った! ほんで!」

土佐犬民 「ほいたら次の日、病院から『急に危篤状態になったき病院に来てください』いうち電話がかかってきたが! ほんで行ったら親父が酸素マスクして意識が無い状態になっちょって、呼びかけても反応が全然のうて、ほんで1時間くらいしたら死んだが!」

明石 「死、ブッ! まあええわ」

土佐犬民 「ほんでおらは思うたが! 前の日に手を伸ばした理由は、自分はもういかんと悟って、最後に手を握って欲しかったがじゃなかろうかと! それを思うとホンマに無念! それを気付かんかった自分が情けのうて情けのうて! それがおらの後悔しゆう事です! 以上!」

明石 「あぁ~、気づいてあげられなかったのが悔しいと。なるほどなるほど。でも、ごめんなさい、カットします」

土佐犬民 「なっ!? 何でぜよ!」

明石 「ブッ! いや土佐さん、これはゴールデンのバラエティ番組なの! やからええ話と悲しい話はいりまへんの! 今の話はゴールデンにしては悲し過ぎるの! やからそういうのはザ・ノンフィクションで言うてください! ほいたら『生きてぇ~』いうてBGMかけてくれますから!」

会場 「アハハハ!」




















土佐犬民 「ぐぎぎ・・・」












明石 「ファーッ! また! あかん昔田、俺今日あの人に首ったけかも分からん(笑)」

昔田 「平等に、平等にお願いしまっせ兄やん!」

明石 「分かってる(笑)! えー、西園寺さんは、お父さんとの思い出とかはあるんですか?」

西園寺 「父との思い出、う―ん・・・・・・・・・・・・・・・

明石 「マンボ! いや、ちゃいますねん、西園寺さんこれトーク番組ですから! なんか言うてくれましたらどうにかしますんで! それに黙り込まれて間延びしたら僕がテンポの悪い司会者やと思われますから!」

会場 「アーッハッハッハ(大爆笑)」

西園寺 「すみません(笑)

明石 「いえいえ滅相もない! でももうちょっと声のボリュームを上げて頂けると・・・あのう、後ろに声の大きすぎるのがいるんですけど、その中間くらいの音量でお願いできたら聞き取りやすいかなと・・・」

会場 「アーッハッハッハ!」




















土佐犬民 「ぐぎぎぎ・・・!」

















明石 (土佐犬民を見て)「ファーッ!」

土佐犬民は自分が笑われているだけで爪痕を残せないのではと強いストレスを感じていた。そして時は来た。

明石 「えー、では西園寺さん! 自分が後悔している事、お願いします」

西園寺 「はい、僕はですね・・・






















土佐犬民 「声張れい!(西園寺の頭パーン!)」




















明石 「えっ」

会場 「・・・・・(絶句)」

西園寺 「痛てて・・・」

明石 「何してんねん! 大俳優に向かって!」

昔田 「あかん! 土佐さん今のはあきまへんで!」

土佐犬民 「いや、よう聞こえんが! すぐ後ろにおるおらでさえ! じゃきおらは全員の声を代弁するつもりで・・・」

明石 「やからって叩いてええわけとちゃうやろ! 明らかにカットやで今の場面は!」

西園寺 「いえ! 明石さん! 僕が悪いです。あまりに緊張して声が出なかったもので。ですからカットしないでぜひ使って下さい」

明石 「へっ、構いまへんの? はぇー! やっぱり大物は違う! これは素晴らしい! 拍手!」

昔田 「うわ、格が違うわ!(パチパチパチ)」

会場が拍手に包まれる。

明石 「それに引き換え・・・」












土佐犬民 「ぬぎぎぎぎぎ!」














明石 「ファーッ!」

その時大勢のスタッフが土佐犬民のもとへやって来る

明石 「えっ、何や」

土佐犬民 「なっ? 何ぜよ!?」

そしてスタッフ達に抱えられスタジオの外へと連れていかれる土佐犬民。

土佐犬民 「オイーーーーーーッ!

明石 「ファーッ! 上の判断で退場させられよった! いやー、でもあれは仕方ないか。ちょっと度が過ぎたツッコミやったからな。西園寺さん、どうも申し訳ないです!」

西園寺 「いえいえ」

昔田 「西園寺さんやなかったらとんでもないことになってたかもしれませんからね。ただもったいないですけどね。あのキャラクターは(笑)」

明石 「ファーッ。久々にええおもちゃ見つけたと思うたんやけどな、あれはしゃあない・・。はい! それでは仕切り直して再開しましょう!」

オンエアでは土佐犬民が退場させられる部分のみカットされて放送された。多数の人間が目にするゴールデンの番組だっただけに、反響は土佐犬民の想像以上のものになるのであった・・。


闘いは続く。