映画「東洋を索めた人」(The Seeker of Orient) | バザラスからのアジアン紀行

映画「東洋を索めた人」(The Seeker of Orient)

ここは、明治大学和泉キャンパス。

 

俺の母校だが、俺は二部法学部で

駿河台が学び舎だった。

 

丸2年学んだ後、計画的学費滞納で

除籍になったが(笑)。

 

で、この日は映画鑑賞に

来ました。

 

アンリ・コルバン(Henry Corbin

1903-1978)のドキュメンタリー

映画。

 

アンリ・コルバンとは、

 

フランスの哲学者、翻訳家、東洋学者。

 

ハイデガーの著作を初めてフランス語に翻訳。

その後イランのイスラーム思想、その中でも

特に、グノーシス主義的シーア派思想を出発

点とする哲学を展開した。 

 

また、スフラワルディー、モッラー・サドラー、

ルーズビハーン、イブン・アラビーとその弟子、

ハイダル・アーモリーといったスーフィーの

古典文献の翻訳をした。

 

映画の原語は、ペルシア語・フランス語。

字幕は英語。

 

誰がこんな映画を観るのか、

という内容だが(笑)、

 

やはり、観客は20人足らず。

 

その殆どは、哲学やイスラム神秘思想を

専門に学んでいる方々。

 

映画の後は、エヘサン・シャリアティー氏

の講演会。

 

タイトルは、「ハイデガー哲学のアンリ・コルバン

の読み方」。

 

フランス語での講演で、日本語レジュメと

日本語の通訳があった。

 

エヘサン・シャリアティー氏は、在テヘラン・フランス

学園 (L’EFT) の哲学教授。

 

哲学者の映画に、哲学者の講演。

 

流石に睡魔に襲われる時もあったが(笑)、

講演後の質疑応答では、滅多にしたことが

無い俺も質問を放った。

 

この日の総評を書くと、読者の皆様が

睡魔に襲われるといけないので、これで

終わりと致します(笑)。