ガンダーラとペルシャ書道 その1
先月から月一でペルシャ書道を
習っている。
若い頃から念願だったペルシャ書道。
上の画像は、日本のペルシャ書道第一人者、
角田ひさ子先生の手本書。
葦筆(竹筆)の一筆一筆が美しい。
習っている場所は、池袋サンシャイン
にある古代オリエント博物館内。
ペルシャ書道の他に、この
博物館ではガンダーラの
コーナーに惹かれます。
ガンダーラは、現在のパキスタン
北西部に紀元前6世紀から11世紀
まで栄えた古代王国です。
1世紀から5世紀には、仏教を信奉した
クシャーナ朝のもとで最盛期を迎えま
した。
当時の超大国ペルシャ(イラン)と
中央・東アジアを結ぶ重要な交通路
で、国際的商業都市として栄えた。
定義は確立されていないが、
世界四大文明と言えば、
メソポタミア文明
エジプト文明
インダス文明
黄河(&長江)文明。
中でも最古の文明地帯は、
メソポタミア。
次にエジプト、インダスと
続きます。
いずれもが古代オリエントの
範囲です。
但し、最近の考古学発掘の
新発見により、約1万年前後
の都市遺跡が世界あちこちで
発見されており、四大文明観
も危うい状態ではあるが。
戦後世代は、ユーロセントリズム
(西欧中心史観)で歴史教育を受けて
いるので、
どうしても偏向した歴史観で
物事を考える悪癖に犯され
ている。
その悪癖は、仏教解釈にも
反映されている。
つづく。