近所の寺巡り その13 | バザラスからのアジアン紀行

近所の寺巡り その13

ここは、石神井の三宝寺。

 

先月中旬、10年ぶり2回目の

訪問です。

 

自宅から徒歩約30分ほどの

距離です。

 

日本に伝わった仏教は、大乗仏教に

分類されます。

 

ゴータマ・シッダールタ(釈迦)

が亡くなって約100年後、

アショーカ王(紀元前3世紀)の

頃に、仏教は根本分裂という

律や教理の解釈の対立が

生起します。

 

詳細は省きますが、インド北部から

中国に伝わった部派は大乗化し、

 

インド南部から東南アジアに

伝わった部派は、上座部仏教、

南伝仏教とも呼ばれ、

 

シッダールタ(釈迦)の時代に

使用されていた言語サンスクリット

(文語・雅語)、パーリ語(口語・俗語)

の内、パーリ語で書かれた初期仏典

(原始仏典)がそのままの形でスリランカ

を主に伝播されました。

 

だから南アジア・東南アジアの仏教は、

よりシッダールタ(釈迦)の時代に近い

出家主義、戒律主義が特徴です。

 

しかも、シッダールタ(釈迦)時代の

考え方に倣って、社会の為に武器を

持って戦うことも是とされています。

 

現在、軍事クーデターによって

政府と民主派の内戦状態にある

ミャンマー(ビルマ)の僧侶は、

武器を持って民主派と共に

政府と戦うことを公然と表明・

実践しています。

 

まあ、日本でも戦国時代まで

武装化している寺院は多かっ

たですし、

 

多数の僧侶を抱えた寺院の

動向が、時の権力闘争の

勝敗を決めたケースもあり

ます。

 

まあ仏教に限らず、世界の

宗教団体は、似たようなもの

ですが。

 

つづく。