夜光梅 | バザラスからのアジアン紀行

夜光梅

夜梅(よばい)。

 

夜の梅を夜這(よば)いした。

 

ヤバイ話ではなく、

 

真面目な話。

 

現代文明の進展を解く鍵が

夜這いにはある(笑)。

 

夜這いの風習は、古代から

始まっているが、戦後の

高度成長時代まで、各地の

農漁村に残っていた。

 

そもそも夜這いとは、

求婚する女性の元へ

通う妻問婚という形態

のこと。

 

招婿婚ともいう。

 

女系制の伝統のある社会など

母権の強い民族に多く見られる

婚姻形態だという。

 

そう、夜這いの風習は女性側

主導の婚姻制だったのだ。

 

しかも、離婚も簡単で、夫が妻方に

通わなくなったら「床去り」「夜離れ」

といって離婚。

 

また通ってきた夫を妻が返してしまえ

ばやはり離婚となったそうだ。

 

日本は、明治になって

一夫一婦制度を国家の

婚姻制とした。

 

その目的は、富国強兵の一環と

して国民道徳向上の名目があった。

 

一夫一婦制の確立と純潔思想の

普及を強行することによって夜這い

弾圧の法的基盤を整備したという。

 

この話は長くなりそうなので、

また気が向いたら、いつか

続編を書こう(笑)。