柳澤 徳次翁 お別れの会 その2 | バザラスからのアジアン紀行

柳澤 徳次翁 お別れの会 その2

柳澤 徳次。

 

1934年(昭和9年)9月7日生まれ。

 

2023年(令和5年)9月18日没。

 

享年89歳。

 

昨年12月4日にお別れ会が

開催された。

 

近隣諸国との民間交流に

生涯を賭けられてきた

89年間。

 

国交さえ開かれていなかった

近隣諸国に渡り、

 

道無き所に道を切り拓かれて来た

柳澤翁。

 

とりわけモンゴルとは60年近くに

亘って民間交流を務められてきた。

 

モンゴル力士の日本での活躍の

端緒は、柳澤翁の尽力による。

 

約20年間もモンゴルの首都ウランバートルの

国際空港から市街地まで、自費と寄付による

植林事業も手掛けられてきた。

 

国内ではコロナ禍、北鮮からはミサイルが

ビュンビュン飛ばされていた一昨年の9月、

時期が悪いから中止を申し入れる意見が

多い中、「悪い状況だからこそ実行する

意義がある!」と都内で「日本・朝鮮文化

交流協会結成50周年記念金剛山歌劇団

特別公演「追憶」」を実行委員長として開催

された。

 

客席は、2千人の観客で賑わった。

 

80歳を超えられても、

「タカギさん、人生は攻めだよ!」

 

「俺は、棺桶の釘は自分で打つ!」

 

と数々の名言・迷言を目をキラキラに

輝かせて語られてきた柳澤翁。

 

時々、俺の働くオフィスに

両手に手土産をどっさり持って

不意打ちに飛び切りの笑顔で

現れてみえた柳澤翁。

 

語り尽せないほどの恩義と

勇気を頂いてきた柳澤翁。

 

心からのご冥福をお祈り申し

上げます。

 

深謝。

 

合掌。