永青文庫で芭蕉 その4 | バザラスからのアジアン紀行

永青文庫で芭蕉 その4

漸く到着しました。

永青文庫です。

 

「柿衞文庫名品にみる 芭蕉
      ―不易と流行と―」

 

というタイトルで、10/2~12/5まで

芭蕉展を開催中。

 

あら?門柱が新しくなった。

 

俺が最後にここに来たのは、

6年前に開催された日本初の

「春画展」(笑)。

 

もう6年も前かあ。

 

若い娘たちも一杯

来ていて、混雑して

たなあ。

 

2013年に大英博物館で日本の

春画展を大々的に開催して、

絶賛されたもんだから、

 

ここの理事長である、元首相の

細川 護熙氏が悔しがって

開催したのだろう。

 

独自の文化文芸を、海外で評価されて

その真価に気付くという、日本に

よくあるパターン(笑)。

 

さて、今回の芭蕉展のタイトルに付されている、

柿衛文庫とは?

 

以下、永青文庫のHPより。

 

「柿衞文庫(かきもりぶんこ、兵庫県伊丹市)は、

岡田家22代当主・岡田利兵衞(1892~1982、号

は柿衞)が蒐集した俳諧資料をもとに昭和57年

(1982)に創設されました。

 

文庫名は、江戸時代から岡田家の庭にあった

見事な柿を衞るという意味が込められており、

同家の当主たちは柿に由来する雅号を持ちました。

 

柿衞翁は、家業である酒造業を継ぎながら、

伊丹町長・市長を歴任。

さらに郷土伊丹の俳人・上島鬼貫を出発点に、

松尾芭蕉をはじめとする俳文学研究に没頭し、

多くの俳諧資料を蒐集しました。

 

その充実した蒐集品は、日本三大俳諧コレクション

の一つともいわれています。

本展では、柿衞文庫が所蔵する芭蕉の

名品を一堂に公開し、芭蕉の俳諧風雅の

精神である「不易流行」に迫ります。

 

あわせて飯尾宗祇や松永貞徳、西山宗因、

鬼貫など連歌から俳諧に至る作品の数々を

展覧します。」

 

残念ながら、展示品は撮影禁止でした

ので、永青文庫のHPより画像を転載

致します。悪しからず。

 

伊丹市指定文化財
松尾芭蕉筆 「ふる池や」句短冊
貞享3年(1686)

 

松尾芭蕉筆 「旅路の画巻(三画一軸の内)」(部分)
江戸時代中期(17世紀)

 

 

松尾芭蕉筆 「はなの雲」句扇面
貞享4年(1687)
【前期展示】

 

松尾芭蕉 「馬に寝て」句文自画賛 懐紙
貞享元年(1684)
【後期展示】

 

森川許六筆 「百華賦」(部分)
宝永7年(1710)

 

上島鬼貫賛 大岡春卜画 「小町図」
享保20年(1735)
【前期展示】

 

近松門左衛門 狂歌画賛
「高砂人形遣い図」
江戸時代前~中期(17~18世紀)
【後期展示】

 

高橋草坪筆 「台柿図」
文政12年(1829)
【前期展示】

 

これは、柿衛文庫の画像。

永青文庫でも同じように

展示されておりました。

 

つづく。