今夜のだれやめ(晩酌:宮崎弁)~一斗二升五合 | バザラスからのアジアン紀行

今夜のだれやめ(晩酌:宮崎弁)~一斗二升五合

一斗=五升の倍 

二升=升升 

五合=半升

 

ご商売益々繁盛!

もう3年以上前の画像です。


日本酒で「だれやめ」(晩酌:宮崎弁)するのを止めて、もう3年になります。

15年間、毎日毎日、各地の地酒を飲んでいました。

俺には休肝日がありません(笑)。

冷蔵庫には、常に一升瓶が5本入ってた。

カミさんからは、冷蔵庫に自分の飲み物が入らん!と
嫌味を言われながら(笑)。

今では懐かしい思い出です。

今は、ワインとコニャックを毎晩飲んでます。

勿論、休肝日はありません(笑)。

昔ほど大酒は呑みませんが。

最後に酒飲みの薀蓄をひとつ。

杯中の蛇影(はいちゅうのだえい)という言葉があります。


杯中の蛇影とは、疑いの心をもって見ると、なんでもない 

ことでも疑わしく見えてくるということのたとえ。

 
『晋書・楽広伝』にある以下の故事に基づきます。

晋の楽広という人物の友人が楽公の部屋で酒を飲んで
いたとき、杯に映った影を見て蛇と思い込み、その酒を
飲んだことを気にして病気になったそうです。


それを聞いた楽公が友人に「それは蛇ではなく、弓の影が
映っていただけだ」と言うと、たちまち病気が治ったという話。

「杯中」は「盃中」とも書く。
「蛇影」は「じゃえい」とも読みます。


人間の心身は、些細なことにも
左右される。

古今東西、儚い存在が人間なのだ。

憂さを晴らすために酒を舐める。

酔って移ろう瞬間だけが、確固たる実在を感じる瞬間かもしれない。