第十五回 櫻詠会同門親睦会
私が稽古している金春流能楽の社中発表会があった。
5年も習って、まだ何も見えてこない(苦笑)。
ここは、観世流の能楽堂だが、弱小流儀の金春流は
自前の能楽堂が東京に無い為時々使用させて貰っている。
宗教も一緒だな。
秀吉に愛された金春流。
当然ながら、江戸期に入って諸大名から冷遇される。
芸は、観客によって磨かれると言うが、
能楽は、三間四方の中で孤独に磨かれる。
金春流に若武者が入門した。
中学二年生の古崎賢人君。
東北から東京に引っ越して来たばかり。
慣れない都会で、半年前入門した当時は、
視点が定まらず、取っつきにくい人嫌いそうな
キャラだった。
それが、堂々とした仕舞を披露した。
10月には、子方の本舞台が待っている。
画像は、本舞台に向けて山中師匠の指導を受けている
賢人君。
金春流の希望の星。
頑張れ!賢人!!
相変わらず、成長が無い(苦笑)。