Vol.73 New York Spring/Summer 2011 Collection
9月8日から2011年春夏ニューヨーク・コレクションが始まりました。
今まではミッドタウンのブライアントパーク内にテントが設置されて行われていましたが、今回からは65丁目のコロンバス・アベニューにある芸術の殿堂リンカーンセンターの敷地内に、特設テントを設置して行われます。
今回のテントは外見はまるでビルのようです。
隣接するメトロポリタンオベラ劇場などにふさわしい外観のテントが求められたのでしょう。
アートの殿堂の拠点が16日まではファッションピープルで賑わいます。
テント内はこのファッションウィークのスポンサーのブースやカフェがあります。
全部で16社のスポンサーがあります。
この写真はニューヨークで人気のコスメブランドのメイベリイン
ファッション産業には欠かせない配送会社DHL
プレスの為にコンピュータを設置したメディアブースもあります。
マンハッタン中にあるスターバックスもテント内にできました。
ニューヨークタイムズ、ニューヨークマガジン、
WWDなど様々な新聞、雑誌も無料で配布されます。
10日には日本人デザイナーのタダシ・ショージ の美しいドレスが発表されました。
今回はショー形式ではなく、森の中の妖精のようにモデルたちが木々の間にたたずんでいます。
「今シーズンは15世紀、ルネッサンス期のイタリアの画家、ボッッティチェッーリや
ピエロ・デラ・フランチェスカのフレスコ画にインスパイヤーされ、エレガンスとロマンを表現しています」とタダシさん。
ソフトなベージュやグレーなどのアーシーカラーとシルク・シフォンや、
シルク・オーガンザ、レースなどの流れるようなドレスは
15世紀の彼方から時空を超えて、21世紀の女性たちにアピールしています。
数回にわたり、ニューヨーク・コレクションをレポートします。











