携帯電話機世界最大手のノキア(フィンランド)が日本で独自の携帯通信サービスを計画していることが22日、明らかになった。NTTドコモから回線を借り、超高級端末を使った富裕層向けサービスを来年3月にも始める。
携帯端末メーカーが日本国内で通信事業を手がけるのは初めて。既存の携帯電話会社から回線を借りてサービスを提供する「仮想移動体通信事業者(MVNO)」という仕組みを利用する。
ノキアは来年初めにもチタンや金など貴金属を使った1台60万―350万円の超高級端末「ヴァーチュ」を日本で発売する予定。この端末の利用者向けに、専用オペレーターがホテルやレストラン、飛行機の予約などを代行するサービスや独自の音楽、ニュース配信サービスなどを計画している。(11:12)