昨年3月17日に始まった「シェルター・イン・プレイス」から早一年。当初はすぐ解除されると思っていた規制はすっかり日常になってしまいました。その中でも徐々に再開の兆しが見えてきたベイエリア。一週間の様子をまとめました。皆さん身の回りで起こっている変化をぜひ、教えてください。ご投稿はメール（info@bayspo.com）まで。お待ちしています。
＃１ ソノマ、コントラコスタも「レッド」サンマテオは「オレンジ」へ
ベイエリアで「パープル」のティアに止まっていたソノマ、コントラコスタ両郡も「レッド」へ移行し、飲食店の屋内営業が可能に。サンマテオ郡はベイエリアで最初に「オレンジ」ティアへと移行し、屋内でのキャパシティー制限が緩和。バーやプロスポーツ観戦、テーマパークなども再開可能となる。最新情報はこちらから
＃２ ワクチン対象フェーズ移行
CA州では15日よりワクチン接種対象を拡大。16歳から64歳までの特定健康疾患のある、または感染による重症化リスクが高い持病がある人も対象となった。現在、州のワクチン通知システム「My Turn」のほか、各カウンティーウェブサイトでもワクチン接種申し込みが可能。
＃３ ワクチン”完了”でできること
CDCは、ワクチン接種後の行動に関しての指針を発表。ワクチン接種後、効果が発揮され始める2週間を経過した者同士であれば、マスクなしで屋内で集まることができるとした。また、ワクチン未接種者とも屋内で集まることはできるが、重傷化リスクが高い人が同世帯にいる場合などは例外としている。なお、公共の場では引き続きマスクを着用するように呼びかけている。詳細はこちらから
＃４ ニューサムCA州知事リコール回避のキャンペーン
ニューサムCA州知事は15日、リコール回避のためのキャンペーンを立ち上げ資金調達を開始した。州の規則によれば、同氏は無制限にて資金を集めることができるが、他候補者は寄付金の上限が設けられる。リコール主催者によると、すでに約200万人の署名が集まっているという。
＃５ 3月23日よりA’sチケット発売開始
CA州は4月1日より屋外球場、スタジアム、テーマパークの営業再開が許可されたことに伴いMLBは同日より有客試合を再開する。オークランドを拠点とするA’sは3月23日より観戦チケットを発売開始、サンフランシスコ・ジャイアンツは4月9日の試合より有客試合を再開するがシーズンチケット保有者にはオプションが用意される。
＃６ SF市の「ストリートシート」恒久化へ
ロンドン・ブリードSF市長は15日、現在同市内で実施している道路上に飲食店が座席を設置する「ストリートシート」（シェアスペースプログラム）を今後も恒久的に実施していくと発表した。同氏は今後も同施策を継続するにあたり、バリアフリーなどを含め現在の問題点を改善すべく新しいガイドラインも作成予定だと言及した。
＃７ バー＆ワイナリーも 3月13日から再開へ
CA州は11日、ティアに基づくガイドラインを更新。3月13日より食事の提供を伴わないバーやワイナリー、ブリュワリーも営業が再開できると発表した。「赤」ティア地域では屋外のみ、予約制かつ最大90分、午後8時まで。次の段階の「オレンジ」では、25％収容率（もしくは最大100名）での屋内営業が可能となる。
＃８ アルカトラズ 一年ぶり観光フェリー再開
15日より観光フェリーが再開され、アルカトラズ島が一年以上ぶりに一般公開された。1860年代に軍事要塞として建設されたこの島は、1933年から1963年まで連邦刑務所となり、アル・カポネやマシンガン・ケリーなどの著名人が収監されていたことでも有名。以前は年間170万人が訪れるベイエリアの一大観光名所。フェリーは人数を制限しているため、事前の予約が必須。
＃９ SF日本町のコミュニティーサポート
「SF日本町で心温まる光景に遭遇。信号を渡りきれそうになかったご年配をサポートして案内するコミュニティーアンバサダー。いつも注意深く周囲を気にかけ支えてくれている彼らに感謝です。」コミュニティ・アンバサダー は、Japantown Community Benefit District（JCBD）による環境保全のためのプログラムの一つとして、活動している。（写真提供：サンフランシスコ在住、グレース堀切さん）
＃１０ SF補習校の卒業式オンラインで開催
コロナ禍の中、3月13日(土)にサンフランシスコ日本語補習校の卒業式がオンラインにて開催された。当日は、前田在サンフランシスコ日本国総領事も参加し、祝辞を述べた。「翌日に卒業証書をドライブスルー方式でピックアップしました。良い記念になればと思います」（読者投稿：ヘイワード在住、河口さん）