ホリデーシーズンを目前にロックダウン中のベイエリア。一週間の街の暮らしの様子をまとめました。皆さんの身の回りで起こっている変化をぜひ、教えてください。ご投稿はメール（info@bayspo.com）まで。お待ちしています。
＃１ CA、1日の新規感染者6万人以上に
21日、カリフォルニア州での新型コロナ新規感染者が1日で6万人を超え、過去最大を記録した。これにより州の7日間平均新規感染者数も約4万5000人となり、パンデミック中での最高値となっている。平均死亡者は249件となり、こちらも過去最高値となった。
＃２ サンフランシスコ自主隔離要請へ
サンフランシスコ市は17日、ベイエリア10カウンティー以外の場所で滞在し、その後同市内を訪れた人（帰国者、旅行者、居住者を含む）全員に10日間の自主隔離を要請すると発表した。ただし、医療従事者、政府関係者、エッセンシャルな工事従事者などは対象外となる。期間は現状2021年1月4日までだが、状況によって延長される可能性もある。
＃３ モール近辺でシューティング相次ぐ
19日、午前にサンマテオのヒルズデールショッピングモール近辺にて男性が撃たれて死亡、午後にはミルピタスのグレートモールにて発砲事件が発生し怪我人が出るなど、同日に2件のシューティングが発生した。オークランドでは今年すでに昨年を上回る人数が銃で亡くなっており、ベイエリアでも銃暴力への懸念が広がっている。
＃４ ドラッグでの死亡、コロナの3.5倍
20日、今年サンフランシスコで薬物過剰摂取で死亡した人数は621人となり、 COVID-19で亡くなった173名の約3.5倍にのぼるとサンフランシスコ・クロニクルが報じた。モルヒネの50〜100倍の効力をもつフェンタニルが出回ったことが一因だとされており、死亡者の内40％はテンダーロイン周辺とSOMA周辺にて発見されたという。
＃５ 願いを込めた折り鶴ツリー、日本町に
サンフランシスコ日本町のウエストモールには、折り鶴で彩られたツリーが登場。これらは毎年グレース大聖堂にて実施されているレインボー・ワールド基金による「World Tree of Hope」が今年はバーチャルでの公開になることを受け、日本町にも一部が展示されることになったという。折り鶴に使用されている折り紙には、子ども達の願いが描かれている。（写真提供：サンフランシスコ在住、Gregさん）
＃６ ギフトカードのギフトボックス!?
オークランドで、レストランをサポートする面白い取り組みが始まっている。コロナ禍で困窮するレストランをサポートしようと企画された「ギフトカードのギフトボックス」は、250ドル相当の内容が70ドル程度で販売されるとのこと。「買おうと思っていたらすぐ売り切れてしまいました。今後も様々なお店のギフトカードがアソートされて販売されるそうです。知らないお店もありそうなので楽しみ！」との声も。
＃７ サンノゼ州立大フットボール、MWで初優勝
サンノゼ州立大学は19日、ボイシ州立大学を破り、同校初となるマウンテン・ウエスト・チャンピオンシップでの優勝を決めた。同フットボールカンファレンスには空軍士官学校（USAFA）やネヴァダ州大リノ、ラスベガス、ハワイ州立大などが参加している。これによって同大学は12月31日に開催されるNCAAアリゾナボウルへ出場予定だが、郡の保健当局からは同チームの遠征計画が自宅待機令に違反しているという指摘も出ている。
＃８ アップル、州全域で店舗休業へ
アップルは新型コロナ感染拡大を受け、カリフォルニア州内の53のアップルストア全てを一時閉店すると発表した。ホリデーシーズンを前に、今年春の一斉休業に続き2回目となる。店舗休業中も引き続き、ウェブサイトや電話での対応のほか、ノーコンタクトデリバリー、チャットサービスを提供している。
＃９ 約400年ぶり 木星と土星が大接近
20日から21日にかけて、太陽系内で最大の惑星である木星と二番目に大きい土星が、ほぼ重なって見えるほどに大接近し、「グレートコンジャクション」と呼ばれる非常に珍しい現象が見られた。これらの惑星が接近するのは20年に一度程度の頻度で起こっているが、並んで見えるようになるのは約400年ぶりという。ベイエリアでも肉眼で観測できた。（写真提供：モラガ在住、クニさん）
＃１０ カストロのサンタクロース・ハウス
ロックダウン中のベイエリアでは、ホリデー・デコレーションを施す有名な家を見にいくイルミネーションツアーが人気になっているとか。カストロエリアにあるこちらの家には、ちょうどサンタクロースが到着した様子。訪れた見物人は密集しないように注意しながら、イルミネーションを楽しんでいた。