2026.05.09 甲子園

横浜DeNA 3 - 1 阪神

 

先発の篠木が阪神を相手にどんなピッチングをするのか。

正直に言えば、どこまでもつかどうか、という見方でした。

相手の先発が大竹ということもあり、かなり厳しい戦いは予想していました。

 

篠木が初回から正に全力投球。

大声援に包まれる甲子園球場に篠木の吠える声がテレビから聞こえてくるほどの力投。

簡単に2アウトを取ったあと、3番森下に捉えられた打球がレフトスタンドへ向かって伸びた時、私は思わず首をもたげましたが、これがフェンス最上段に当たって2ベースに。

この当たりが試合の最後まで響いたと言えば響きました。

 

篠木は5回まで無失点と好投。

スピードは150キロに届きませんが、質が良いのか相手からファールや空振を取れる魅力がありますね。

カーブも効果的で制球も安定しています。

ナイスピッチング。

 

6回に佐藤の四球に続いて前川にヒットを許し、木浪の犠牲フライで1点を失いましたが、後続の坂本に粘られながらも根負けせずに三振を奪い、しっかりとイニングを投げ切れたことは価値があります。

 

ただ、その1点がこの試合には非常に重たかった。

重たかったですが、7回に登板したルーズがしっかり無失点でリレー。

 

8回、大竹のボールがやや高めに浮いてきてはいました。

先頭の勝又が凡退の後、林、成瀬と連続ヒットし、代打宮﨑が四球を選んで1アウト満塁。

ここで、1番蝦名がライト前へ同点タイムリー。

2番度会が三遊間を破って逆転となる2点タイムリー。

スコアは3-1と2点リード。

その後、ヒュンメルもライト前ヒットで続き再び満塁に。

残念ながら、後続が続かずにこれ以上の追加点はありませんでしたが、ヒュンメルの打席で分かった事は、この回の攻撃は組織的意図があったことを窺わせました。

 

まず、この回3人目の打者である成瀬は1,2塁間を破っています。

完全に反対方向への打撃をしていました。

成瀬は1打席目もヒット性の1,2塁間へのゴロを打っています。

この手の打撃が得意なのは、戦力として価値がりますね。

そして、同点タイムリーの蝦名。

アウトコースのボールを本当に当てに行くような打撃でライト方向へ。

お見事。

更にこの試合で引っ張りの打撃が目立って凡退を繰り返していた度会も三遊間へゴロで破りました。

極めつけはヒュンメル。

このヒュンメルは、もはや大竹に遊ばれていたような状態で、まったくヒットが打てそうな雰囲気がない凡退を繰り返していました。

ただ、この8回の打席の初球、はなんとノーステップ打法でライト方向へヒッティングで惜しくもファール。

そして3球目にライト方向へ狙いすましたようにヒット。

ヒュンメルの右打席って、完全にプル型でレフト方向にしか打球が飛ばないような打ち方をしますが、この打席はもう徹底した右狙いでした。

 

この回の攻撃は本当にお見事。

ベイスターズの野球としては大変珍しい内容でした。

 

最後は中川、山﨑と繋いで勝利。

 

甲子園で阪神に連勝。

こうなってくると欲がでちゃいますが、まずは自分たちの野球をすることを徹底して欲しいですね。

チーム一丸で勝ちに行く、そういう集団になりつつあります。