2024.07.14 東京ドーム

横浜DeNA 6 - 0 巨人

ケイ!巨人をシャットアウトへ追い込む快投!

8回を投げて115球。
4番岡本を中心とした好調な巨人打線を相手に5四球ながら2安打無失点で5勝目。
リリーフ陣が炎上する窮状の中でチームを救う快投を演じました。
 
大原コーチの談によれば、ブルペンからボールが散って状態が悪かったとのこと。
その言葉通り、チームが初回に4点とったその裏、いつもの制球力がなく、先頭の丸にボールが先行してカウントを悪くした4球目にヒットを打たれます。
二死まで漕ぎつけるも岡本には四球。
二人のランナーを背負いますが、何とかここを無失点に抑えることで乗って行ける要素を作りました。
 
初回の守りではどんな形で良いので0点に抑える必要がありました。
2戦続けて痛い敗けを喫している中で、どうしても落とせない3戦目の初回の攻撃で4点先制。
その裏に1点でも返されてしまうと球場の雰囲気が嫌な感じになります。
そこを0で抑えたことは本当に大きかった。
従って、岡本への四球は下手に勝負を焦らなかった「我慢の四球」だったと私は解釈しています。
ランナーを溜めたくない中で、もっともやってはならないのは四球ですが、当たっている岡本を相手に2ランを食らうとたちまちゲーム展開は分からなくなる初回。
ここを我慢して二人のランナーを置いて大城との勝負に持ち越したところは私は正解と思っています。
 
実際2回以降は菅野がすっかり立ち直りましたので、余計にこの初回の0は大きかったと思います。
 
ケイはトータルで5つの四球を出しますが、打たれたヒットはたったの2本。
相手打線、特に左打者は皆ケイのスライダーに泳いでばかりで自分のスイングが出来ていない様子でした。
中盤に牧のホームランで追加点が取れたこともあり、ある程度のリードをもって幅を持たせたピッチングが出来たと思います。
とにかく勝ってよかった、そしてケイが良く止めてくれた。
 

山﨑、復活のマウンドで投げられることは示す

山﨑が約1カ月ぶりに一軍へ復帰。
台頭しかけている若いリリーフ陣が疲れを見せている中で、三浦監督が打開策の一手目として山﨑の昇格を決めました。
6点リードの9回にマウンドへ送られ、どのようなピッチングをするのか楽しみにしていましたが、ある程度期待に応えてくれたと私は思っています。
まず、ストレートは強くなっていて自信をもって投げている様子。
4番の岡本をストレートで空振三振にしたボールは見事でした。
ツーシームに関しては切れ味に関してはまだ分かりませんが、ストレートもツーシームも安定して制球出来ていたことは確認できました。
ストレートの強さと制球力を維持できれば炎上することは無いと思います。
これまで本人なりに苦汁をなめてきたでしょうから、ここからの奮起に期待したいと思います。
 

オースティンを2番に置いた打線がどうなるか

今日は1番梶原、2番にオースティン、3番に佐野を入れるオーダーを組みました。
6番には山本を上げて7番に桑原、8番森という下位打線。
初回に梶原がヒットで好走塁で突破口を開いたことで、状態の良いオースティンと佐野へ良い形で回すことが出来ました。
結果は、オースティンも佐野も打って、その後も宮﨑ヒット、山本犠牲フライ、桑原ヒットと5本のヒットを集めての4得点。
前述の通りケイが初回を0に封じたことでベイスターズのペースとなりました。
明日対戦する広島の先発は右のアドゥワですので、おそらくは今日と同様に1番に梶原を入れ、以降はショートを京田にするくらいでしょうか。
濱口が先発なので、キャッチャーを誰にするかという問題もあるのですが、私は山本のままで良いと思っています。
今日もすさまじい強肩で盗塁を刺していましたしね。
何とか3連敗を逃れたベイスターズ。
明日からの広島三連戦、これまた実に重要な三連戦になりますね。
一戦目の濱口を何とかすれば、石田裕太郎、東と続きます。
まずは初戦ですね。
先制パンチを期待します。