2024.05.26 横浜スタジアム

横浜DeNA 2 - 4 広島

広島の機動破壊と堅守に屈する

先発の大貫の立ち上がりを責められました。
1点取られた後のダブルスチール、ベイスターズ側にどこか準備が足りていなかったか、簡単にホームインを許してしまいました。
まさに軌道破壊。
連敗阻止を目指したチームにとって、初回の攻撃は完全に出鼻をくじかれました。

攻撃の歯車がかみ合わず

2点を先制された直後の攻撃で、蝦名のソロで1点返し、続く桑原の二塁打で無死二塁。
ところがここで佐野、筒香、宮﨑でランナーを還せず。
続く2回裏の攻撃では、相手のミスもあって無死2,3塁のチャンス。
最低でも1点は入るはずだという場面で、林がランナーを動かせず、大貫、蝦名と倒れて無得点。
その他、とにかくヒットは出て、トータルで11安打。
ところが得点は2得点。
そのうち1点は蝦名のソロ。
この数字だけを見ても攻撃の歯車がかみ合っていないことが明白です。

今日は林が目立ってしまった

先日の延長でのバント失敗のを惹いているのか、林に元気がありませんでしたね。
3打数無安打という結果もそうですが、打席の内容が悪いのが気になります。
打ちにいくと打球が真上に上がるような打球が多く、追い込まれると三振に。
チャンスで回ってきたときに、例えば犠牲フライや内野ゴロでの1点というところを意識しているのだと思うのですが、まずはヒットを狙いに行くという姿勢を感じることが出来ませんでした。

相手のディフェンスが上回った

1点を追う6回の裏の攻撃では、先頭の森がヒットで出塁し、盗塁を決めて無死二塁のチャンスを作るも8番林が三振に倒れて進塁させることが出来ず。
しかし、代打京田の三塁ゴロで、サードが一塁送球の間に森が三塁へ果敢に進塁を試み、これがセーフに。
二死三塁とした後、蝦名が四球で二死1,3塁。
打席には今日内容の良い桑原が入り、捉えた打球が三塁線へ強烈なライナーに。
抜けた!と思った瞬間、広島のサード田中がダイビングキャッチ。
天を仰ぐ桑原。
桑原にとっては貴重なヒットを1本もぎ取られた格好でしたが、これは不運でもなんでもなく、相手のディフェンスが上回ったということ。
ピンチの場面でも存分にパフォーマンスを発揮する広島の堅い守りには脱帽。
先に書いた通り、林がブレーキだったこともありますが、逆に言えば要所で下位打線に余計なことをさせなかった広島が強かったということでしょう。

もたもたしている間に相手に先を越される

ベイスターズが何度もホームを脅かす攻撃をするも、得点できずにもたもたしている間に、8回にタイムリーが出て2点差に。
最後も筒香の二塁打で攻め立てますが宮﨑、山本と倒れて万事休す。
リリーフ陣を含めて相手に屈した形となりました。

噛み合わないなら、噛み合わせればよい!

神宮で3連勝して意気上がるベイスターズとしては、このホームでの3連敗の落胆は計り知れません。
ただ、まだこれから交流戦が始まるという時期です。
シーズンはまだまだこれから。
打線が噛み合わないという嘆きはありますが、ヒットは出ていますので、噛み合わせるにはどうすれば良いか。
蝦名が今日は2打点の活躍。
そして攻守に目立ったのがショートの森敬斗。
守備ではエラーもあり、初回の相手のダブルスチールで慌ててしまった部分はあるものの、確実に守備力は上がっていることはここ数日見ていて分かりました。
また、広島の機動破壊に敗けない、とびきりの走力も見せつけてホームインにまい進した姿もありました。
この能力をどう使うか考えても面白い。
ファームでは牧が順調に調整しているようですが、登録は最短で5月31日。
交流戦の最初のカードはまだ戻れません。
今の戦力でマネジメントすることになりますが、強打者をただ並べるだけだと作戦は出来ません。
そして下位打線が極端に弱くなる嫌いがあります。
1,2番から始まり中軸があって、下位にポイントゲッターを置き、ところどころに脚力のある選手を置きたい。
まあ、言ってみれば、オーソドックスな考え方ですね。
 
先発ローテの頭数はいます、リリーバーも新顔を含めて期待できる布陣にはなっています。
勝つために何が必要か。
冷静に考えれば、必ず勝てるチームを作れます。