2024.05.23 神宮

横浜DeNA 5 - 3 ヤクルト


初回にオースティンのタイムリー、4回にオースティンのソロ、及び大和の犠牲フライ、5回にはまたしてもオースティンのタイムリー二塁打で4点先行し、投げては先発の石田が6回までヤクルト打線を無失点におさえ、そのままゲームは静かに終わるかに思えました。

ところがそこまで好投していた石田が7回に村上、サンタナに連続ホームランを打たれて2失点。

8回にマウンドに上がった伊勢が簡単に2アウトを取った後、長岡のテキサスヒットを皮切りに連打を浴びて1失点。

更に二死満塁のピンチでバッターオスナにはカウント3-1となりますが、高めのストレートでオスナのバットを押し込みファーストフライに。

9回表に途中出場の森敬斗がレフトオーバーの二塁打で出塁すると蝦名の進塁打で一死3塁とし、今日2番に入っている桑原が見事なタイムリー。

最後は森原がクロージングしてゲームセット。

3連勝で借金返済です。


 

今日の4番はオースティン!3安打1ホームラン3打点の大暴れ

 

今日は筒香をスタメンから外し、代りに4番に入ったのがオースティン。

蝦名、桑原の1,2番に佐野、オースティン、宮﨑のクリーンアップ。

6番には山本が入り、大和、知野と普段はあまりスタメンに名を連ねない選手を含めて新型オーダー。

ただ、真ん中にオースティンがドンっと座り、そのオースティンが大暴れすれば打線は線になりますね。

 

初回にオースティンが当たりそこないながら外野の前へポトリと落とすタイムリーを放った後、更に攻めて一死満塁で山本にまわしますが、その山本がショートゴロ併殺でチャンスを逸しました。

いや~、いやな雰囲気だな~というところで、先発の石田が試合を引き締めてくれました。

 

1点リードで迎えた4回。

この回先頭の4番オースティンが2球目の中途半端な変化球をガツンと一発。

激しい破裂音と共に、打球は瞬く間に夜空に羽ばたき、レフトスタンド中段奥へ落ちていく特大のホームラン。

とんでもない打球スピードでした。

いやいや、まさにホームランバッターの一発!

 

今日は3安打、3打点、1ホーマー。

なんなら、9回の第5打席もライト前に渋く落とすヒット、、のはずが、一塁ランナーがボールが落ちたところを確認してスタートを切らざるをえず、間一髪で二塁フォースアウト。

本来なら4安打のところでした。

 

オースティン爆発の前兆

1打席目のレフト前ヒットは詰まりながら、3打席目の左中間へ落ちるタイムリー二塁打もバットの先っぽ、5打席目のライト前ポトリも詰まりながら。

でもこれはオースティンの爆発の前兆。

タイミングが合った2打席目は強烈な一発。

オーバーフェンス基準でスイングをして、タイミグが合わないと先っぽや根っこに当たりますが、基本的に打球に角度がつくバットの入りをしているので外野まで持っていけています。

 

4番が何人いる?

昨日は4番筒香のホームランで勝ち、今日も4番オースティンに特大の一発。

え?ベイスターズには一体何人4番がいるんだい?

昨日と今日の戦いを見ていると、打線には4番は1人で十分なんだなと、改めて思いますね。

 

今後、筒香や牧と併用したいときもあると思いますが、オースティンはやっぱり中軸がいいかなと思います。

 

終盤に追い上げられた中の妙

先発の石田が7回を2失点。
7回から伊勢がマウンドにあがり、完全に打者を圧倒して簡単に2アウトに。
そして、2番長岡も翻弄して、最後の決め球の変化球は腰砕けで当てるのが精いっぱい、打球はセンター前にフラフラっと上がり、センター桑原の前にポトリと落ちるヒットでした。
さあ、しっかり締めて行こう、というところで、3番山田も追い込みながらセンター前に弾かれ二死ながら、1,3塁に。
打順が村上に回ってしまいました。
肩で息をし始めた伊勢のボールが高めに浮いてきており、村上に対して内角を狙ったボールがシュート回転して甘い高さの外よりにいったところを叩かれてセンター前へ、これがタイムリーとなり、尚も1,3塁。
何とか止めたい中、怖い怖いサンタナを迎え、ここも追い込みながら最後に死球を与えて満塁に。
厳しい・・・・
5番オスナに対してはボールが先行し、3-1からストレートを通しにいったところ、オスナが狙って振ってきましたが、押し込むような格好になってファーストフライに。
何とか・・・・本当に何とか1点リードでこの回を終えました。
ただ、ここで村上、サンタナ、オスナという怖い3人を終えて、まだベイスターズが1点リードしているというのは結果的に大きかった。
伊勢がもたついたことで、9回裏の攻撃は下位打線。
しかも、9回表には桑原のタイムリーで1点追加しています。
クローザーの森原は悠々と投げて簡単に3アウトでゲームセットでした。
8回裏のヤクルトの二死からの猛攻は見事ではありましたが、ここを凌ぎ切ったベイスターズが勝利を得たという格好でしょう。
本当に勝負の分かれ目でした。
 
最後になりましたが、8回裏のヤクルトの猛攻を何とか退け、迎えた9回表の先頭バッターでレフトオーバーの二塁打を放った森敬斗は隠れた殊勲。
彼が突破口を開いたことで、ヤクルトが最後の攻撃に対して集中力を欠いたと言えますね。