2024.05.22 神宮

横浜DeNA 2 - 1 ヤクルト

 

先発のジャクソンが2回に迎えた大ピンチを0で切り抜けると、強いストレートとチェンジアップを武器に自分のペースでピッチング。

4回裏に筒香のエラー紛いの3塁打を皮切りに1点を失うも、その後も落ち着いて投げ6回を投げて1失点。

打線の方は4回表に4番筒香の2ランホームランで2点を先制、これが唯一の得点シーン。

7回から山﨑、伊勢、森原と繋いで1点を守り切り、ジャクソンが2勝目、チームは2連勝でカード勝ち越しを決めました。

 

筒香の乾いた打球音が神宮の空に響き渡る!第3号の先制&決勝2ランホームラン

 
昨日7得点の打線も今日は相手先発小澤を相手になかなかランナーをホームへ還せず。
それどころか1回から3回までチャンスも作れない状態。
4回表、一死から佐野がヒットで出塁すると打順は4番の筒香へ。
「あ~、ここ、一発欲しいよな~」
と、思っていたファンは多かったはず。
するとカウント2-2から甘めに入ったストレートを筒香のバットが捉えました。
乾いた打球音を残し舞い上がった打球は打った瞬間それと分かるもの。
第3号の先制2ラン。
最終的にはここで取った2点が決勝点になったのですから、勝敗を大きく左右する値千金のホームランにもなりました。
 
1打席目は三振に倒れていた筒香。
日本に帰ってきてから、筒香はじっくりと球を見ることが多く、特に1打席目、2打席目はその色が濃いいです。
ベイスターズの各打者が初球がバンバン振っていく者が多いだけに、「え?なんでその球見逃すの?」ということも多いです。
彼の場合は相手先発が初対戦のことが多く、1試合をトータルに考えて打席に入っていると言えます。
このホームランも2打席目でしたが、じっくりカウントが仕上がるまで待っていたように思えます。
カウントが深まれば、それまでの経緯から相手バッテリーが最終ストライクをどう取ってくるか読むことも出来るのでしょうか。
じっくり待ったストレートが逆球で甘いところに入れば筒香が見逃すはずありません。
 
この日の打球はまさにホームランバッターのそれでしたね。
ホームラン数が全体的に伸びていない中で、牧、佐野、宮﨑、そしてオースティンもなかなか作を越えません。
天性のリストとスイングスピード、そして相手バッテリーの配球を読む力。
牧が離脱して、筒香が4番に入った格好になりましたが、まったく違和感を感じません。
真のホームランバッターとはこういう人間のことを言うのでしょうか。
 
ただ、慣れないライトだったとしても、4回裏の後逸は痛すぎましたね。
本来突っ込むべき打球ではなかったのですが、ホームランでアドレナリンが出過ぎてしまっていたでしょうか。

ジャクソンが2勝目

立ち上がりはストレートでゴリ押して簡単に三者凡退。
ただ、2回に連打で無死2,3塁の大ピンチを迎えましたが、こういうところで空振を取れるストレートを持っているというのは強みになりますね。
今日はここでボールが荒れなかったことで、0点に抑え、本人としても乗って行けたところはあったのではないでしょうか。
6イニングを投げて84球6安打1失点(筒香の後逸が無ければ・・・という悔いも)。
球数的にはまだ余裕はありそうでしたが、次回登板に向けてまた準備をしてもらいたいと思います。
昨日のケイに続き、ジャクソンがローテにハマってくれると非常に心強い。