2024.05.21 神宮

横浜DeNA 7 - 0 ヤクルト


調子の上がらないヤクルト先発の小川を攻め、2回に今日8番に入っている林のたいm2点を先制。

3回には佐野、宮﨑のソロで4点差に。

投げてはケイが強いストレートとキレのあるスライダーでヤクルト打線を翻弄しスコアボードに0を並べ続ける。

その後、打線はチャンスを生かせずにいましたが、8回に3得点して7-0とし勝利を決定的に。

ケイは8回まで投げて相手に得点を与えずに120球の熱投。

見事な2勝目を上げました。


ケイ、8回を120球、4安打無失点で2勝目!

 

ネットでメガネをかけたインテリな姿が話題になったケイ。

ユニフォームを着てマウンドに上がれば、まるで野獣が獲物を睨みつけるような姿でサイン交換をします。

その闘志あふれるピッチングが今日はベイスターズを勝利に導きました。

 

立ち上がりから指にかかった強いストレートが山本のミットを叩いており、ヤクルト打線が完全に手を焼いていました。

左打者には時折腕をやや下げ気味にして投げることもあり、そのボールも非常に強く低く決まり、個人的には爽快感さえ覚えました。

制球も荒れることなく、また決まるボールが膝の高さ中心に集まっており、スライダーも安易にストライクを取りにいくのではなく、ボールになる球を振らせることが出来たのも、やはり強いストレートがあったからでしょう。

また、早い段階で味方が4点を先制していたため、ある程度ストライクゾーンにストレートを通すことが出来た要因かもしれません。

球数120球、もう1イニングいくかな・・・?と思いましたが、そこは無理をさせず。

今後の登板を考えれば賢明な判断でした。

ケイは登板を重ねるごとに良くなっていってます。

イニングも徐々に伸びていますね。

今日は強力なヤクルト打線が相手でしたが、機動力の高いチームを相手にしたときにどのようなピッチングになるのかが注目。

先発の軸として貴重な戦力が加わったことは間違いありません。

 

林が突破口を開く先制2点タイムリー三塁打

 
2回表の攻撃、先頭の宮﨑がヒットで出塁、続く山本が放った三塁線のゴロを村上の左を抜けていき、これが二塁打となって無死2,3塁と先制のチャンス。
相手は無理をせずにここは1点はどうぞの陣形。
しかしベイスターズはここ数試合、こういう形で後続の打者が思うように打撃が出来る無得点に終わるケースが非常に多い状態。
案の定、7番の森は前に飛ばすことが出来ず空振三振。
ただアウトが1つ増えるという最悪の恰好に。
続く8番の林。
9番はピッチャーのケイということを考えると、林がランナーを動かすことが出来ないとかなり高い確率で無得点となるところでした。
林は小川が投じた初球の縦に割れるようなカーブが低めに落ちてきたところを引っ叩きました。
打球は低いライナー性のゴロなり、鋭くファーストオスナの右を抜けていきました。
ライト線を転がっている間に二人のランナーが生還、自分も三塁まで走り、これが自身プロ初となる三塁打。
この2点は非常に大きかったです。
 
今日の小川は立ち上がりにストレートに強さがなく、高さも甘い状態でした。
3回に佐野、宮﨑と2本のホームランで追加点が取れたことも大きかったです。
その後、のらりくらりと小川も修正して何とか5イニング投げてしまうところは流石。
それだけに3回までの4得点は本当に大きかった。
 
しばらく互いに点が入らない状態でしたが、4点を先制していることでケイのピッチングも好影響を与えたでしょうし、中盤から終盤に向けてヤクルトの継投も一線級を出すわけにはいかず制約の中での継投。
8回にリリーフ陣をつかまえて3点追加。
結局、序盤にリードを奪い、先発ピッチャーがしっかり投げ続けていると相手は攻めも守りも制約が生まれることになりどんどん苦しくなる。
これ、ベイスターズがいつもやられていることですね。
 

牧が登録抹消、そして森林二遊間

 
牧が登録抹消となった今日。
先発野手は全員安打となる11安打で7得点。
しかし、明日は明日。
集中して攻撃し、集中して守るということを続けてもらいたいです。
 
二遊間で先発出場となった森と林を「森林二遊間」とネットで話題になっていましたが、彼らのようにスピードのある選手が7番、8番に居たことはちょっと私も面白いと思っていました。
機動力はうまくはまりませんでしたし、森敬斗もヒットは出ましたが、よくもまあ、そんなにもブンブン振り回せるなってくらいバットを振りますね。
林も最初のヒットしか出ませんでしたが、何となく、不完全ながらスピードある守りも含めて彼ら二人には目が行きます。
自身の価値を出して戦力になってもらいたいです。