2024.05.19 横浜スタジアム

横浜DeNA 2 -3 中日

 

3回に蝦名、オースティンの連打で1点を先制するも、4回にエラートフィルダースチョイスで同点に。

勝負所の6回には大貫がピンチをしのぎ切れずに代打の大島にタイムリーを許して逆転。

その直に筒香、宮﨑の連打で無死1,3塁のチャンスを迎えるも、京田、山本、森と倒れてランナーを進めることすら出来ず。

逆に7回に四球からピンチを作って細川に手痛いタイムリーを許して1-3と2点差に。

8回に筒香、桑原のヒットでチャンスを作ると山本のテキサスヒットがタイムリーになり1点差に。

一気に攻めたいところで代打大和が痛恨の併殺打に倒れて追加点なし。

9回はマルティネスに捻られてゲームセット。

11安打放ちながら2得点と、この日も機能不足を露呈した打線と、大事な局面の拙守が目立つ結果となりました。

大貫、拙守にも耐えて投げ続けたが凌ぎ切れなかった

 
立ち上がりに大貫のピッチングを見るに、今日は非常に調子が良さそうに見えました。
ストレートも切れがあり、スプリットで簡単に空振も取れ、内野ゴロもポンポン打たせていました。
ただ、この内野ゴロを処理する内野手陣がこの日も課題を見せてしまいました。
 
初回は無失点ではありましたが、一死一塁から3番福永をイージーなショートゴロに打ち取り、よしゲッツーだ、と思ったらまさかのファンブルでオールセーフ。
その後に細川をサードゴロに打ち取り、こんどこそゲッツーを完成させて事なき終えましたが、試合の冒頭から不安定な守備を見せてしまったことは、最後までイメージが残り続けてしまいました。
 
いや、それにしても、6回、7回に1点ずつ失っていったのは、打線が低調な状態が続くチームにとっては痛すぎました。
中盤以降はやや高めに浮いていましたかね。
それでも簡単には大貫に代えられないのもベンチ事情。
逆に中日は敗けている展開だったこともあり、6回表に柳に代打を出して逆転に繋げました。
リリーフ投手陣にどれほど自信を持っているかが明暗を分けたと言ってもいいかもしれません。
ただ、ベイスターズは7回裏の先頭に大貫に打順が回る巡りでしたからね。
7回までは投げ切ってほしいというベンチの考えも頷けないわけでもありませんが、逆にその事情が投手交代期の判断を鈍らせたかもしれません。

牧は出場無し、しかしそれ自体が大きな影響ではなかった

今日は牧が前日に発症した右膝裏の張りの影響でスタメンから外れました。
代わってセカンドに入ったのは森敬斗。
森は守備に関しては彼にしか出来ない広い守備範囲と強肩で良いプレーを魅せてもいました。
ヒットも放っており、8番バッターとしての働きは出来たのではないかと思います。
チャンスでの1本が出なかったり、ブンブン大振りが目立つこともありましたが。
4番に入った筒香にヒットが2本出たことは好材料。
ただ、3番佐野の当たりがことごとく正面を突いたことも手伝い、上位の蛯名、オースティンと筒香の後ろの宮崎にうまく繋がりませんでした。
どっかで一発が出るというスタメンでもありますが、そこがなかなか出てこないのも打線低調を招いていますかね。
牧の状態がどの程度か分かりませんが、今日はベンチに姿もありませんでしたので、簡単にはスタメン復帰できる状態ではないのかもしれません。
一旦考え方を変えて打線を組みなおしてほしいですね。
盗塁の数ばかり増えていて、得点が増えていないというのは、根本的な原因を究明して解決していかないといけないと思います。
 
カード勝ち越しではありましたが、この状態でよく2つも勝ったもんだとも言えます。
とりあえず、エラーの数が日増しの状態。
同点を許した4回のオースティンのフィルダースチョイスも確実に送球が出来ていればアウトでしたので、事実上このイニングに2つのエラーが出ていることになります。
ピッチャーがピンチを凌げる回数ってやっぱり限りがあります。
エラーばっかりでランナーが出てしまうと、例えそのイニングを無失点に抑えてもピッチャーにかかる負担はとても大きい。
堅実な守り、というと面白い表現ではなくなりますが、打ち取ったと思った打球をどれだけ確実にアウトを取れるか、その確率を上げる方法を考えていってもらいたいです。