2024.05.18 横浜スタジアム

横浜DeNA 3 - 2 中日


ベイスターズが2回に山本の犠牲フライとピッチャー中川颯の特大2ランで3点を先制。

先発の中川疾風はゴロを打たせるピッチングで球数少なくイニングを進めるも5回にヒットを集められ2失点。

ベイスターズはチャンスを作るもホームが遠く、7回からの継投に託し、結局スコアは動かず1点差勝利。

中川颯の勝利打点で勝つという、まさに投打に渡る活躍でチームは2連勝です。


 

中川颯が特大の2ランホームラン!その姿はスラッガーのそれ!

2回裏の攻撃、山本の犠牲フライで1点を先制し、二死無走者。
8番京田がヒットで出塁し、このイニングでピッチャーに打席をまわせたことは大きい。
次の回は1番から。
ただ、3回裏の攻撃は1番からにはなりませんでした。
 
打席には9番の中川颯。

相手先発の松葉の初球。

キャッチャーは外に構えました。

 

相手が初球に選んだはゆっくりと山なりに弧を描くカーブ。

そのカーブをアウトコースでストライクを取りにいったつもりが、制球ミスで内側へ。

肩口から入ってくる、一発を狙える左のスラッガーには美味しいボール。

そのボールを下からしゃくり上げるように引っ叩きました。

 

打った瞬間、本人も確信したか。

まるで大谷翔平のようにバットを天にかざしたまま、打球方向を眺めました。

 

打球がライトスタンド中段へ着弾するのを見届けてゆっくりとダイヤモンド一周。

 

いやいや、たまげました。

これがプロ初の本塁打。

横浜スタジアムでは桐光学園時代の2016年に1本放っているそうで、このホームランはその時以来。

 

そもそも、構えが素晴らしい。

184センチの恵まれた体格、左バッターボックスでやや右足を引いてオープン気味に立つと、グリップの位置は割と高く、そして後ろ側となる左肘を開いて構える、いわば柳田や大谷のようなスラッガースタイル。

 

捉えた時のバチーンっという打球音もスラッガー級。

 

今シーズンは飛ばないと言われるボールでも、打った瞬間にそれと分かる見事な当たりでした。

 

そうか!

三浦監督の重量打線って、本当はこの下位打線のことを言っていたのか~、と言いたくなるほど下位打線が機能して、仕上げはピッチャー颯の特大のホームラン。

 

その後チームは攻めあぐねて得点が入らなかったことで、この颯の2ランが勝利打点に。

投げては6回までを74球2失点で勝利投手に。

 

前回登板で9失点してから、しっかりと修正。

また、前回登板でもあわやホームランかというライトへの大ファールがありましたが、修正したのはピッチングだけでなく、バッティングも修正してきたようです。