2024.04.02 京セラドーム
横浜DeNA 5 - 3 阪神
初回に相手のエラーで先制すると、二死満塁のチャンスで山本が走者一掃のタイムリーを放ち4得点。
その裏にジャクソンが1点を失うも、そこを凌ぐと6回まで無失点に。
終盤に伊勢が1点、ウェンデルケンが1点を取られジワジワと点差が詰まる中、最後は山﨑がピンチを切り抜けてゲームセット。
スコア5-3で三連戦の初戦を取りました。
初回に明暗、山本が仕事!
相手先発の村上は昨シーズンは初回に失点は一度もないというピッチャー。
注目された立ち上がりは彼にとってタフな状況になりました。
度会が四球、オースティン凡の後、佐野が詰まった当たりのライト前で一死1,3塁のチャンス。
ここで牧が放った打球はサード佐藤の真正面。
併殺か・・・。
と思われた次の瞬間、佐藤が大きく前に打球を弾き、これがタイムリーエラーとなり、本来ならば併殺で0点のところを一つのアウトも失わずに1点もらえました。
その後、二死満塁のチャンスとしましたが、こういうところで追加点が取れないのもベイスターズあるある。
ところが、打者の山本が粘る粘る。
ストレートも変化球も何度もファールにし、9球目に甘い高さに来たストレートを右中間方向へ。
前よりの守備を引いていた阪神外野陣、右中間を深々と破っていき、これが走者一掃の3点タイムリー3ベースとなりました。
この山本の一打はその後、試合展開を大きく左右するものとなりました。
この一打は大きかったですし、山本の打撃が急成長を遂げていることを感じさせる打席内容でした。
今日は4打数2安打で、ここまで出場3試合の打率は.455と好調を維持。
3番佐野と4番牧がいまいち本調子でないなか、得点源になっていますね。
ジャクソン好投!
来日初先発のジャクソンが6回を投げて4安打1失点。
上々の内容で初勝利をあげました。
初回に波に飲まれずに切り抜けたことが大きい
初回に近本に三塁打を打たれ、中野にセンター前に運ばれてあっという間に1点を失いました。
表の攻撃で味方が大分長い間攻撃していたことが仇になったか、私はそんな風に見ていました。
このまま波に飲まれるようなことがあると、点差はあっという間になくなってしまう・・・・。
ところが、ここで阪神が更に揺さぶりをかけようと中野がスチールを仕掛けてきました。
これを山本がジャスト送球でアウトに。
このプレーは大きかった。
ここからジャクソンが完全に自分を取り戻しましたね。
パワーとキレ
ジャクソンはストレートが常時150キロ中盤辺り。
このストレートはストライク率が非常に高く、軸になるボール。
そこからチェンジアップで打ち取りに行くのがスタイル。
立ち上がりにチェンジアップを近本、中野に打たれてあっという間に1点を取られたことで多少バタバタしたかもしれませんが、波に乗り始めてからは安心して見ていられました。
スタミナはどうか
スイスイ投げていた中で迎えた5回はヒットと四球でランナーをため、二死2,3塁のピンチ。
ここで近本にフルカウントとするもチェンジアップで空振三振を奪いガッツポーズ。
続く6回も先頭の中野に四球を出すなど、中盤から少し球が荒れだし、球数も増えていきました。
6回まで投げて87球は多いわけではないですが、今日は来日初先発ということもあり、ややスタミナに課題を感じました。
ここから夏に向けてその辺りを快勝していけるか。
ベイスターズにとって重要なピースなことは間違いないので、注視したいと思います。
最後はヤス、手が震えたよ。
5-3と2点リードで迎えた9回裏。
マウンドには山﨑が送られました。
対戦相手や球場なども含めたその日の状況に応じてクローザーを変えていくスタイルを取るベイスターズ。
投げ始めはどうもボールが高目に浮いている感あり。
ストレートを見せ球にチェンジアップやツーシームで形を作っていました。
一死から二連打された時には、正直見ちゃいられないって気持ちになり、口の中は乾き、手が震えていました・・・・。
そこから何とか木浪と原口を抑えてピンチ脱出。
最後のバッター原口に対してはある程度低めにボールが来ていたので、最後は内角に押し込むことが出来ましたね。
ゲームセット後、疲労困憊になった自分に気づきました。
1つセーブがついたことを機に状態を戻していってもらえればいいですね。
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