オープン戦

2024.03.13 横浜スタジアム

横浜DeNA 13 - 0 東京ヤクルト

初回に宮﨑の3ランで先制すると、3回には度会、オースティンの連続ヒットで作ったチャンスから佐野、石上が着実にランナーを返し、更に宮﨑の2打席連続ホームランでサイスニードから6得点。

6回には6本のヒットに相手のエラーも重なり7得点。オースティンがレフトへ引っ張り混んだ強烈な打球の3ランホームランが出るなどこの回から登板したルーキー投手に洗礼を浴びせる形となりました。

大量得点の裏で相手を6安打無失点におさえた試合運びは見事と言えましょう。


宮﨑は準備完了



1打席目に先制3ラン、2打席目には相手先発投手にトドメを刺すソロホームラン。

特に2打席目にライトスタンドへライナー性の打球で運んだ打撃は見事。

柔らかいバットコントロールと強靭なリストが成せる業で、普通の打球ではなかったですね。

宮﨑はこの2本のホームランでお役御免。

3回の途中、そそくさと荷物をまとめて引き上げる姿を見たオースティンが目を丸くして「え?もう帰るのかい?」という表情をしていたのが印象的でした。


6投手で完封リレー。石田、結果は好投も初回のもたつきが印象として残る


先発の石田は例によって初回にもたつきました。

2ストライクに追い込んでから決めきれずにカウントを悪くする流れ。

2番の西川には四球を取られ、次打者の1球目で簡単にスチールを許すなど、相手のペースへ。

1球1球の間隔が非常に長くなり、テンポも悪く、印象としては良いものではありませんでした。

2回、3回は伸びのあるストレートが低めに決まり、打って変わって自在の制球力で相手を翻弄。

それだけに初回にもたつき多くの球数を要したことで、3イニングに51球を要する結果に。

結果として許したランナーは四球による1人のみ。

ただ、初回のイメージは今日の石田を印象付けてしまいました。


◼️大貫

4番手に登場した大貫は3いんニングを37球で片付けました。

こちらは相変わらずローテ確定でしょう。


◼️佐々木千隼

2番手に登板した佐々木は相変わらず良いパフォーマンスを出してくれています。

キャンプで見たときよりも確実にストレートの強さがましており、順調に仕上げてきている印象。

投球のテンポが良く、フォームは常に一定のリズムながら放たれるボールはストレートと変化球でタイミングが大きく異なり、制球も良い。

1イニング限定のリリーフとして構想に入っていると思いますが、この状態が続けば終盤を任せる存在にもなる可能性もありますね。


オープン戦も終盤


3月の中盤に差し掛かり、最早開幕はすぐ目の前。

先発投手陣のローテ、開幕スタメンのオーダーなど、大分見えてきている中で、まだ見えていないのはクローザーを誰が勤めるのか。

実践の結果で決めていくのか、はたまた監督の中では決めている人材がいるのか。

クローザーを含めた終盤のリレーの陣容をどう考えるか。

春先に勝てる試合を確実に取ることは重要。

そのためには終盤のリレーの陣容はシーズン序盤のカギになりますね。