練習試合
2024.02.12 宜野湾
横浜DeNA 3 - 4 中日
今年に入って初の対外試合。
宜野湾にて中日との練習試合が行われました。
互いに若手中心のメンバーでスタメンを組んでの対戦。
結果は中日が4-3で勝利しました。
先発の深沢が期待を呼ぶ2イニング
ベイスターズ先発の高卒3年目の深沢が魅せてくれました。
2イニングを投げて1安打無失点。
その結果以上に、内容に大きな魅力を感じました。
私は実戦を見るのはこれが初めてですが、昨年まで二軍監督だった仁志氏も近く一軍で投げるべき投手という旨のコメントをしていましたし、ファーム観戦されているファンの方のコメントでも期待する声が多かった選手。
「ハマの精密機械と呼ばれたい」とは本人の言葉ですが、その言葉通り見事な制球力を見せてくれたと思います。
基本的に抜け球が少なく、コーナーに投げ分けて、どんどんストライクが取れるので、カウントに苦しむことがありません。
スリークォーターからストレートを軸に、スローカーブを織り交ぜる立体感のあるクレバーなピッチングも印象的。
2ストライクを取ってからダラダラとカウントを悪くしていくようなこともなく、整然と打者と対峙して組み立てられるのは強みになるでしょう。
今日は2イニングだけでしたが、個人的にはもう少し見てみたかったです。
今の時期は対外試合で主力が出てくるケースは少なく、打者も目が慣れていない時期ではありますが、このまま結果を出し続けることが求められます。
確実にステップを踏んで、今年の開幕ローテーションを取るつもりで取り組んでもらいたいですが、まずは一軍マウンドで投げることですね。
期待したいと思います。
佐々木千隼が落ち着いたピッチング
現役ドラフトで移籍してきた佐々木千隼が三番手のマウンドに立ちました。
2イニングを投げて2失点という結果でしたが、味方の度重なるエラーもあっての失点ですし、ピッチング内容は特段問題なく、むしろ私の期待値は高いものとなりました。
なんせ、とにかく落ち着いたマウンドさばき。
淡々と投げるフォームはどことなくロッテ、DeNAで活躍した清水直行投手のように見えました。
同じ腕の振りからストレートとスライダーを投げ分けていて、組み立てが実に大人びていました。
内野の乱れから失点しての敗戦
上述した佐々木の2イニング目。
一死1,3塁のピンチで、追い込んでから首を振って投げたスライダーで相手打者がタイミングを崩しながらバットの先にあてたボテボテのゴロに。
このボテボテのゴロをマウンドを駆け下りて捕球すると1-6-3の併殺を狙いにいきますが、二塁への送球がワンバウンドとなったところで林が捕球出来ず、オールセーフになり、1点失いました。
続く打者はバットをへし折ってのショートゴロで、併殺を取りにいったもののショート林とセカンド石上間で送球エラーがあり、またしてもオールセーフ。
この辺りは今年も課題なのかと落胆せざるを得ない内容でしたので、今一度チームとして確認して改善に努めてもらいたいです。
対外試合が始まった
結果は敗戦でしたが、今日の布陣で主力と言えるのは4番に入った佐野と捕手の山本くらい。
まだまだキャンプはこれからが本番ですが、いよいよ対外試合を観戦できるようになる時期に差し掛かりました。
オープン戦もそう遠くない時期に開催されます(2月24日 日ハム戦)。
いよいろ野球の季節が本格化しますね。