1月11日。
ポスティングシステムによるリミット1月12日まで残すところ1日というタイミングで今永のメジャー移籍が決まりました。
シカゴ・カブスと契約合意。
その契約内容は非常に複雑だと伝えられ、総額が度の程度なのかいろいろ情報が錯綜してますので、その辺りは改めて記事にしたいと思います。

今オフはポスティング移籍で山本由伸を筆頭に大物投手がメジャー挑戦を表明。
加えて大谷翔平のFAの話題も絡んだことで、どちらかと言えば後回しになった感はありますが、おそらくはそうした背景に鑑みて申請時期も慎重に決めたんだろうし、リミットまでギリギリだったとはいえ今永サイドとしてはある程度想定の内だったのではないかと思います。

ベイスターズから屈指のエースピッチャーがいなくなるのは痛いですが、これまで何度もスタンドを沸かせてくれた選手ですし、是非とも世界で通用するところを見せてもらいたいですね。

2016年がルーキーイヤーの今永は、初登板で巨人打線に4発のホームランを浴びて敗戦投手に。
そこからしばらくは好投しても勝てない状況が続きますが、5月以降は勝利がついてくるようになり、ルーキーイヤーから8勝をあげ、たちまちチームの中心選手へなっていきました。
また、その年初めてチームがCS進出を決め、ファイナルステージでは広島を相手に負けられない1勝3敗(アドバンテージあり)の状況でマウンドを託されましたが、初回からまさかの大量失点。

2017年のファイナルステージでは前年で苦杯を舐めた広島を相手にまさかのリリーフ登板で相手打線をきりきり舞いにし、3位からの日本シリーズ出場を決めました。

良いときも、悪いときも、何かと目立つ、まさに千両役者とも言えました。

8年間ベイスターズで投げ続け、誰もがエースと認める存在となった今永。
奪三振能力の高さは今でも健在で、メジャー球団も評価項目として注目していました。
個人的にはクローザーをやらせたらどんな選手になっていたかというのを見たかったとも思っています。
もちろん、本人はそんな気はサラサラないでしょうが。

カブスでは鈴木誠也、そしてDeNAを退団したエスコバーも同僚に。
その部分はプラスには働くでしょう。

でも、今永が投げる日って、ベイスターズ時代でも、どこか心配になるというか、気を遣うというか、放っておけないというか、、、、
そんな思いを持って見ていたなという印象的。
その思いはもしかしたら、メジャーに移籍した今シーズンはもっと強くなりそうな気がします。