2023.07.30 神宮
横浜DeNA 4 - 7 ヤクルト
望みをかけた伊勢投入も撃沈
先発の石田が序盤からつかまって中盤までに1-5とリードを奪われるも、6回に組織的にも見えた粘りの攻撃を行い3点入れて4-5と1点差に迫りました。
イニングは8回裏まで進み、最終回の攻撃に望みをかけて三浦監督は伊勢を投入。
今シーズン、なかなか状態が上がり切ってこない伊勢ですが、ここは好投を期待しましたが、なかなか甘くはありませんでした。
先頭の村上に対して制球が定まらず、カウント3-1と不利な状況になったところでアウトコースへのストレートで勝負に行きましたが、これが完全に逆球となってインコースへ。
ストレートを待ち構えていた村上がフルスイングで対応すると高々と上がった打球がライフフェンスの向こう側に落ちていきました。
痛恨のソロホームラン。
更に5番濱田にもレフトフェンス直撃の二塁打を浴びピンチに。
中村がバントを失敗して一死は取るも、続くオスナにライトオーバーの二塁打を打たれて致命的とも言えるこの回2点目を献上。
ここで三浦監督が伊勢を諦めました。
勢いつけて9回の攻撃に望みをかけたいところを、点差を3点差に広げられてしまっては意気消沈もやむなし。
下位打線から始まることもあり、田口に楽々と三者凡退を決められゲームセット。
神宮球場で、痛恨とも言える負け越し。
打線が振るわずに苦しんでいたベイスターズですが、昨日の試合も含めてリリーフ陣に歪が生じてきたことを露呈して7月の戦いを終えました。
昨年のヤクルトと戦っているような印象だった
この試合はやはり石田がゲームを作れなかったことが一番の敗因ですね。
打線が相手先発の小沢が投げる遅いボールに手を焼き過ぎたことも原因には上がりますが、それにしても楠本が追い上げの一発を放って1-2と1点差に迫った直後に2点を奪われて点差を広げられるという状態ではやはり試合の主導権は握れません。
前述の伊勢が終盤に突き放されたことも含めると、今日は2度1点差に迫るも、その後に突き放されるという展開にしてしまいました。
また、投手陣通して昨日から塩見と打率2割台前半の濱田にやられすぎ。
印象としては昨年のヤクルトと戦っているくらいポンポンとヒットを打たれていたイメージでした。
そして村上にこの三連戦で2発を許し、どこか起こしてしまったかなという印象も。
どちらが上位争いをしているか、分からないという典型的な状態。
4位の巨人にも0.5差に迫られ、更にヤクルトの猛追があるのだとしたら、今のチーム状態のままでは秋は地獄。
しかし、打線の状態は底を抜けていると思いますし、先発の頭数もいる。
少し崩れ気味のリリーフ陣だけ何とかメンテナンスしたい。
今日、伊勢の救援に入った石川等も効果的に使って負荷分散する形で臨んでもらいたい。