2023.07.11 倉敷マスカットスタジアム

横浜DeNA 2 - 7 阪神

笠原、粘り切れず

 

先発の笠原。

初回にヒット1本、四球2つも無失点。

2回はヒット1本、四球1つも無失点。

3回はヒット2本、四球1つ、エラーが1つで3失点。

満塁ながら二死までこぎつけるも、8番木浪に走者一掃の二塁打を打たれ、痛恨の3失点でした。

 

3イニングで出したランナーは実に9人。

これほど毎回塁上を賑わせられれば、流石に守備に綻びが出るのも分からなくもないですが、逆にだからこそバックが守ってあげたかった・・・・。

試合展開としては、わんさかランナーを出しながら先制点が奪えなかった阪神としては嫌な雰囲気だったでしょう。

そこで気持ちよく3点タイムリーが出てしまっては、なかなか勝つことは難しい。

 

笠原のピッチングはとにかく得意のチェンジアップが高く抜けることが多かったですね。

木浪に打たれたのは、フワっと高く浮いて真ん中の高さに落ちてきたところを痛打されたものでした。

 

ストレートが低めに決まった時や、絶妙な位置にチェンジアップが決まる時などは確かに魅力があります。

肘の出方も独特なので、おそらくはボールの出所も見えにくい部類のピッチャー。

ただ、3イニングで4四球では流石に次の登板チャンスは難しい。

彼の投球スタイルを見ていて思ったのですが、生き残りをかけてリリーバーとして再調整してはどうかと思います。

 

試合の流れを渡す攻撃をしてしまった

 

3回に先制されるも、直後の4回表の攻撃で二死から佐野、牧、宮﨑の三連打で2得点。

試合の流れを手繰り寄せ、4回裏はリリーフの上茶谷が無失点。

そうして迎えた5回表の攻撃。

京田、戸柱の連続ヒットで無死1,3塁の大チャンス。

9番の上茶谷にバントを指示。

これをしっかり決めて一死2,3塁と形を作りました。

で、1番梶原に代打藤田。

ここで私は疑問が。

む~、代打を出すのであれば、上茶谷のところで出した方が良かったかなと。

ここは最低でも同点に追いつくため、無死1,3塁であれば内野ゴロ併殺でも1点という形を取れたかと思います。

そして、1番の梶原は経験は少ないながら、二軍で結果を出してきてこの日のスタメンを掴み、二打席青柳の球筋を見てきました。

ヒットを打つのは難しくも、前に飛ばして事を起こす可能性は高かったかなと。

脚力も尋常じゃないほどありますからね。

藤田は初球から狙ってくることが分かっていたので、外よりのシンカーで泳がされましたね。

結果、ボテボテのゴロが一塁手の目の前に。

本塁突入が困難な内野ゴロとなってしまいました。

 

結果論になってしまいますが、いずれにしてもここで無得点に終わったことで完全に相手に流れが行きました。

勝機はここで潰えたと言っていいでしょう。

 

さて。

ゴチャゴチャ言っても過ぎた時間は戻りません。

明日です。

とにかく一つ勝ちましょう。

 

おそらく相手はバウアーに対して徹底した何かをしてくるはず。

バウアーにおんぶにだっこになってしまいますが、助けてほしい。