2023.06.13 横浜スタジアム
横浜DeNA 5 - 3 日本ハム
下位打線が繋いで1,2番で点を取る!
ピッチャーの今永を含めた下位打線の7,8,9番の3人で5安打、2四球で7つの出塁をもぎ取れば、1,2番の二人で5安打、1盗塁で5打点と大暴れ。
今日の試合では3,4,5,6番の中軸はヒットどこから1つの出塁も無いという有様でしたが、下位打線でチャンスを作って1,2番で得点するという形で勝ち切ったこの試合は非常に大きなものがありました。
まず、下位打線の中で目を引くのが戸柱。
戸柱はこの日3安打してなんと打率が.291。
全ての試合に出場しているわけではないですが、今年は出場した試合では打撃でも好結果を出し続けています。
今日はまさに攻撃の起点ともなっていました。
ちなみに今日、海の向こうで2本塁打を放ってエンゼルスを勝利に導いた大谷翔平の打率が.291です。
そして今日初めて2番に入った桑原が3安打と大当たり。
1番の関根の2安打1盗塁と相手の陣形を乱した後で、ことごとく桑原が仕留めていました。
この1,2番、やんちゃなところがとても魅力。
順番を変えても面白いと思いますが、ケースにより変えていけば良いかなと。
不思議な点の取り方と言えばその通りですが、中軸に当たりが出ない中で見事な攻撃ぶりでした。
今永は苦しみながら要所を締める
今日の今永は大分ヒットを打たれましたね。
7回を投げて9安打、2四球で球数は117球ですか。
よく2失点で凌いだなと思います。
試合の流れを決めたのが2回に迎えた無死満塁のピンチ。
今日、8番に入っているピッチャーの上原をピッチャゴロ併殺に仕留めたことで無失点で切り抜けることに成功。
上原は昨年から二刀流にチャレンジしていることもあり、8番に据えられたのかもしれませんが、この打撃結果が尾を引きましたね。
対してベイスターズは2回裏、二死無走者の状態から7番、8番、9番、1番、2番と5連打で2得点。
9番の今永にも技ありのヒットがあったことで、投手上原も歯止めが効かなくなったでしょうか。
ベイスターズが二死から得点を重ねる形が取れたのに対し、日本ハムはなかなか二死から得点できない状況。
逆に言えば、今永がピンチで牽制アウトに取るなど、スキルの高いマウンドさばきで辛抱強く投げ、上原は粘れなかったということになります。
投手二人の内容にその辺りの差はありましたね。
試合全体では終盤に追い上げられた格好ではありまいしたが、ビシっと断ち切って勝ったという部分を見ても強いチームの戦い方と言えます。
ここへ来て、起動に乗ってきました。