2023.05.25 東京ドーム

横浜DeNA 4 - 5 巨人

東が痛恨の被弾、勝負の分かれ目に

 

3-1と2点リードの5回裏、巨人の攻撃。

二死二塁で、迎えるバッターは大城。

今日の東は球数を抑えながらもとにかくヒットを多く打たれており、この5回2アウトまでにすでに8本ものヒットを打たれている状態。

普段よりもストレートに今一つ強さがなく、そして何よりチェンジアップが浮くことが多く、どんどんストライクを取りに行くスタイルの東に対し巨人打線はどんどん初球から攻撃を繰り返していました。

この局面、大城を何とか打ち取って勝利投手の権利を取りたいところで、少し気持ちが早まったか。

初球、ストレートを内角に投げて1ボールからの2球目。

チェンジアップが甘い高さへ。

大城はタイミングを崩されながらもバットに乗せるには丁度良い高さでした。

打球はライトスタンドを越える、同点2ラン。

勝利投手を目の前に痛恨の被弾となりました。

 

この展開に流れは巨人に。

続く6回も続投した東は先頭のブリンソンにヒット。

このヒットもチェンジアップが中途半端な高さに行ったところをブリンソンのバットの先に引っかかる格好に。

送りバントで一死二塁、代打の丸を打ち取って2アウトに。

何とか踏ん張りたいところで吉川にセンター前へタイムリー。

ここまで11安打とされたところで三浦監督が降板を決断んしました。

 

6回途中、11安打もされながら球数は76球。

いかにストライクコースへの投球が多かったかということを物語りますが、相手がどんどん早いカウントからスイングを仕掛けていることはバッテリーも気づいていたはず。

それも皆ストレートのタイミングで打ちに来ていました。

チェンジアップを投げればタイミングは崩れるも、それが浮いてくればバットに当てることは出来るという理屈。

チェンジアップの精度が今一つな状態の時、何かもう一つ奥行きをつけられるピッチングがあると良いかなと思いました。

 

三嶋が中盤の火消できず

東ノックアウトとなった後マウンドに送られたのは上茶谷三島。

追加点を防ぎにいきたいところで坂本にタイムリーを打たれました。

だからと言って、東続投は難しい状況で、他に誰が行けるか?と言われればなかなか適任者がいない場面。

それだけに東には6回は投げ切ってもらいたいところでした。

 

宮﨑に支えられていた打線

ここへ来て宮﨑の打棒が下降気味に。

これまで3番に座って圧倒的な打棒を振るっていた宮﨑がベイスターズの得点源だっただけに厳しい状況に。

関根、ソトのホームランとピッチャー東のタイムリーで序盤に3点取ったわけですが、試合展開上は4回にソト、桑原の連打で始まった攻撃で一死満塁としたところで打席に東がまわったところが流れを変えたのかもしれません。

東に強硬策で痛恨の併殺で3アウトに。

これは結果ですので、仕方がないことですが、チャンスがいつも東に巡ってくるということは、やはりそのこと自体が流れが悪いですね。

 

巨人に痛恨の負け越し

6連敗を脱出した後、引き分けを挟んで4連勝と息を吹き返しかけましたが、巨人に2連敗でカード負け越し。

昨日は0-1、今日は4-5と2試合連続で1点差で敗けているあたりもやや心配なところ。

明日からバンテリンでガゼルマン、バウアー、大貫が先発予定。

とにかく投手が試合を作って引き締まった試合にして欲しいですね。