2023.05.18 横浜スタジアム
横浜DeNA 13 - 3 広島
東が試合を締め連勝
今シーズン、四球が少ないことで有名な東が立ち上がりの初回に2つの四球でピンチを招きました。
しかし、初回を無失点に抑えると2回からは東の三振劇場。
2回から4回にかけて堂林、磯村、韮沢、コルニエル、菊池、上本、秋山と実に7者連続三振の離れ業。
とにかくストレートが強く、そのストレートがインロー、アウトローとビシバシ決まっていきました。
また得意のチェンジアップも自由自在。
だからたまに球が浮いても逆にそこに相手打者がついてこれないという好循環。
4回にこの試合初めてのヒットを許し、5回には代打曾澤タイムリーで1点失うも、これは宮﨑のミスとも入れる後逸によるレフト線への二塁打。
ただ、味方のミスがあってもダラダラとせずにスパッと相手の反撃を断ち切るところは流石。
結果、8回を投げて121球の熱闘。
9安打、3失点と、今日の東の出来からするとやや物足りないくらいなのですが、勝ちゲームを呼び込めたことはナイスピッチング。
ただ、初回に与えた2つの四球。
結果的にこの2つが今日与えた全四球数となりました。
このところ先発陣が初回から失点するケースが目立つのは誰もが知るところ。
東は初回をとくにかく0に抑えることに重きを置き、簡単にストライクを取りにいくことをせず、ある程度の球数をかけてでも0点に抑えるために必要だった四球ということが言えると思います。
四球は悪。
でも、今日の初回の2つの四球は必要悪だったということですね。
13得点の猛攻も最初の1点はスクイズだった
2回、一死からレフトへの二塁打で桑原が出塁すると、京田の内野安打で1,3塁。
ここで三浦監督がとった采配は8番山本のセーフティースクイズでした。
うまいところにボールが転がり、三塁ランナーの桑原がロケットスタート。
敢然とホームへ滑りこみ、1点もぎ取りました。
見事な先制劇。
東の状態が上がってきた直後で、とにかく先制が欲しかった中、見事に作戦成功。
ただ、これで相手ピッチャーのコルニエルの中で何かが狂ったか、投手の東に四球を与えてしまいます。
トップに返って佐野がストレートを見事に捉えてセンターバックスクリーン右へ特大の3ランホームラン。
試合の主導権を握りました。
3回に1点、6回にはまるでマシンガン打線のような繋がりで8得点し、一気にワンサイドゲームへ。
大量得点も最初の1点が無ければ始まりません。
1点を取るって本当に大事だなと思いました。
「初回無失点に抑えられれば乗っていける」とコメントした東。