2023.05.14 甲子園

横浜DeNA 7 - 15 阪神

投壊止まらず、打線も3度迎えた満塁機に複数得点できず

チームは5連敗!!

 

先発の平良が初回にいきなり佐藤に3ランを浴びるスタート。

ただ、相手の西も状態はすこぶる悪く、宮﨑、牧の連続ホームランも含めて4得点して逆転。

雨の中で苦しいピッチングが続く平良は明らかにストレートの伸びを欠き、変化球が荒れていました。

早く立て直したいところでしたが、4回に同点に追いつかれ、なおも二人のランナーを残して降板となりました。

 

ところがここでバトンを受けた三嶋が二死とした後、ノイジーのヒットで満塁とした後、大山に痛恨の押し出し四球。

そして6番佐藤にストライクを取りに行ったストレートを狙われてグランドスラム。

この回合計6点献上、ゲームの大勢を決めてしまいました。

 

その後もベイスターズは満塁のチャンスを2度迎えましたが、いずれもビッグイニングを作ることが出来ず、逆に阪神に7回裏に5得点とある2度目のビッグイニングを作られ勝負あり。

先発平良が自分のピッチングが出来ず、繰り出す投手陣が失点を繰り返し、これはもう試合になっていませんでした。

甲子園での3戦とも投壊で3連敗、今シーズン最多となる5連敗となり、首位陥落。

 

どうにもチームの歯車がかみ合わず。

きっかけが欲しいも今のところ手だてが見つからない、トンネルの中で試合のない月曜日を迎えることになりました。

 

継投の決断が一歩遅れ、慌ててリカバリーしようとミスキャスト

 

1点リードで迎えた4回裏。

初回に3失点した平良がランナーを背負いながら2回、3回と何とかスコアボードの0を刻んできての迎えた4回。

ここが一つ、試合の大きな分岐点となりました。

 

その前の攻撃をいったん振り返りましょう。

4回表の攻撃、先頭の伊藤光が二塁打で出塁した後、平良に代打でも良いかなと思っていました。

理由は、雨模様で試合がどうなるか分からない中、すでに多くの球数を投げている平良の復調を期待する必要があったかというあたり。

しかしベンチの判断は平良をそのまま打席へ向かわせ、バント失敗で追加点のチャンスを逸していました。

 

そういう嫌な流れで迎えた4回裏。

やってはいけない先頭打者をヒットで出塁させました。

続く木波は打ち取りますが、ピッチャーの西にセンター前へ、近本にもセンター前へ弾かれ、同点に追いつかれました。

 

ここで三浦監督が投手交代。

三嶋投入でした。

 

結果論にはなりますが、私はこの回の頭から上茶谷で行くかなと思っていたんです。

ですので、前の回の平良の打席は代打で一気に得点を狙いにいくとも思っていました。

相手先発の西の出来を考えれば、かなり高い隔離で得点できたはず。

また、平良も雨の影響もあり自分のピッチングが出来ていない状況でした。

 

起こってしまったことは仕方がない。

そもそも平良を3回で降板という贅沢な状況でもありません。

同点に追いつかれ尚も一死1,2塁。

ここで平良を諦めますが、ここをしっかり押さえればまだまだ十分勝機はあります。

 

しかし、選んだ投手が三嶋というのがどうも解せません。

昨日も早い段階で投入したわけですが、ノイジーに痛恨のタイムリーを浴びています。

そして、今日は、ノイジーにヒットで満塁された後、大山を押し出し四球で逆転を許し、最後は佐藤に痛恨の満塁ホームランを食らいました。

三嶋のストレートは威力を失っています。

変化球も切れていません。

雨の影響もあったかと思いますが、ここへ来て疲労が蓄積しているか。

酷な内容と結果となってしまいました。

 

平良降板のタイミング、序盤の勝負所での三嶋投入、全てが裏目という結果になりました。

 

満塁機をガッツリ得点に変えた阪神、ベイスターズはソトのタイムリーの1点だけ

 

今日は互いに満塁機がたくさんありました。

佐藤の満塁ホームランをはじめ、塁上のランナーを次々と返したのに対し、ベイスターズは相変わらずチャンスに弱い。

特に2回。

2点返した後に満塁のチャンスとしたところで佐野が初球を打ち損じてボテボテのゴロ。

相手がコントロールに苦しんでいたところで、敗けている展開にもかかわらずなぜ簡単に初球から攻撃したのかも含めて、もったいないなと思いました。

あとは7回ですね。

点差はあったものの、ビッグイニングを作れば試合がわからない状況で、一死満塁から及川から代わった加治屋からソトがタイムリーで1点。

一死満塁で打者は今日2安打している伊藤光というところで、なぜか代打戸柱???

いやいや、ちょっと、それ流れ変えちゃわない???

岡田監督はすかさず左の岩貞を投入。

それにしても、恐れていたとは言え、本当にセカンドゴロの併殺に・・・・。

この回ヒット2本、四球1つ、死球1つで1得点。

この回の代打戸柱にどういう意図があったのか、ちょっと聞いてみたいです。

 

まだ貯金は5個ある

 

恐ろしいもので、5連敗もしていながら貯金はまだ5もあります。

まだまだ、全然焦る必要はありません。

むしろ、ちょっと落ち着けというところ。

どうにもこの甲子園に来てからの3試合は自分たちでバランスを崩しているように見えます。

 

月曜日、1日休んで、心身ともにリフレッシュしたところを見せてもらいたいです。