2023.05.13 甲子園
横浜DeNA 2 - 7 阪神
ガゼルマンが突如乱調、守備でまたも綻びが出て大量失点
1点先生した直後の3回裏。
そこまで快調だったガゼルマンが木波にデッドボール、ピッチャーの大竹にストレートの四球、さらにワイルドピッチと突如乱調。
その後、近本に打たれた1,2塁間をゴロで抜けるヒットがこの日打たれた最初のヒット。
更に中に四球で無死満塁。
3番ノイジーをセンターフライの犠牲フライで逆転を許しますが、この辺で止めておけばまだ試合はわからない状態。
4番大山をボテボテのサードゴロに打ち取り、完全な併殺コース。
ピンチ脱出かと思ったら、宮﨑が併殺を焦ったかまさかの落球でオールセーフで、もう1点献上。
5番佐藤に詰まりながらセンター前へ運ばれて4点目を失い、ある程度試合の流れは決まりました。
ガゼルマンが乱れた原因は確かにあります。
まず、先頭の木波への死球。
これはガゼルマンとしては、なぜ死球?という内容。
だって、木波はまったく避けておらず、右肘のエルボーガードをかすって、伊藤光は普通にキャッチしています。
内角の厳しいボールというだけで、まったく避けていないにも関わらず死球を取られてしまっては投手としては厳しい。
ただ、審判が判定した以上、それはそれで一回切り替えなくてはなりません。
先頭を出したことは痛いですが、次のバッターはピッチャー。
100%送りバントなのだから、簡単に送りバントさせて1つアウトを取ってしまえばいい。
ところが、その投手相手に1球もストライクが入らず四球を出すとは・・・。
そのことが更に後悔となり、集中出来なくなってきたガゼルマンは必要以上にマウンドのぬかるみが気になり始めました。
更にワイルドピッチ、そのワイルドピッチが低めへ投げづらくなる、考えられる悪いことが次々と起こりました。
そこに宮﨑のエラー。
よく考えれば、むしろよくぞ4点で済んだなという内容でした。
続く4回も制球が定まらずに降板。
三浦監督は4回途中で三嶋を投入。
何が何でも追加点を許したくない一心だったとは思いますが、結果はストレートをノイジーに痛打されてタイムリーヒットとなりました。
こういう部分も三浦監督の焦りが感じられますかね。
打線は8安打でしたが、ランナーがいる時にヒットが出るか出ないかという部分において、阪神と得点差が開きました。
投打ともにかみ合わない毎日。
チーム状態が悪い今、何とかして勝ちを拾う方法を身に着けていきたいところです。
まだ5月、チームは勝つことに慣れていなかった
阪神とゲーム差がなくなり同率首位に。
いやはや、今日で4連敗なのに、まだ首位ですか。
だいぶ貯金がありましたね。
この程度の不調でおたおたしていたら、到底優勝なんて狙えません。
とにかく先発投手時の整備ですね。
バウアーの加入で欲張りなローテーションを組もうとして、ガゼルマンに不用意な登板間隔を与えてしまったり、その他の投手も少なからず影響を受けています。
おそらはそうした影響はチーム全体に与えているでしょう。
ただ、私は現在のベイスターズの状況は「勝ち疲れ」だと思っています。
連勝してどんどん貯金を伸ばしていたことは良かったのですが、ベイスターズの面々は勝つことに慣れていません。
勝つことがどれだけ疲労につながるかも分かっていません。
今、全員が勝ち疲れを感じているのでしょう。
リリーフ陣などは勝つために連投を余儀なくされた期間もありましたしね。
身体的にもメンタル的にも疲労していると思います。
そうした中でどうすれば連敗を少なくできるか。
ここを乗り越えていかなくてはなりませんね。