2023.04.05 横浜スタジアム

横浜DeNA 2 - 0 巨人

平良、快投!6回無失点で勝利を呼び込む投球!

6回、85球で無失点。

打たれたヒットは4本、与四球は1。

奪った三振は7を数え、これまでの平良のイメージとは少し違う部分も見せてくれました。

初回、一死から四球を与えてしまいますが、4番の岡本から見逃三振を奪ったアウトコースの強いストレート。

今年の平良のストレートは強いという印象を相手に植え付けた格好の立ち上がりでした。

 

左打者には膝元へスライダー、アウトコースのストレートと見せかけて逃げていくシンカーを自由自在に操り相手を翻弄。

右打者にはやっぱりアウトコースのスライダー、膝元へのシンカー。

いずれも初回に見せたストレートをチラつかせての繊細なピッチング。

ピンチになっても内容を変えることなく対処出来ていたのは、苦しかったリハビリ期間に養ったものか。

ピッチングを乱すようなところは見受けられませんでした。

 

3回に宮崎の先制タイムリーが出た後の4回表のピッチング。

試合が動くと好投していたピッチャーが調子を崩すことはよくありますが、そういう見事な三者凡退。

なかなか打線が得点を奪えない中で、この回のピッチング内容はチームに流れを持ってきました。

 

6回まで無失点に抑えると、その裏に宮崎のソロホームランで追加点。

残り3イニングを入江、伊勢、山﨑の継投で逃げ切りゲームセット。

 

苦しい4連敗から先発投手で勝ち試合を作る、理想的とも言える形で今シーズン初勝利を飾りました。

 

平良の離脱前最後の登板は2021年の4月。

確か巨人戦で、この日も好投をしながら肘に違和感で降板していました。

よく覚えています。

以降、この日を待ちに待っていましたが、見事な復活劇。

それもパワーを増したストレートを体得してきました。

まだまだシーズン始まったばかりなので、完全復活とは言ってはいけないと思いますし、本人もそうは思っていないでしょう。

そして、復活というよりも、私は生まれ変わった平良を見せてもらいたいと期待します。

 

 

宮崎のおかげで助かったが打線は打ちあぐねる

 

宮崎の先制タイムリー、そして追加点となるソロホームラン。

チームが取った得点はこの2点のみ。

ただ、相手からトータル9四死球を貰っておきながら得点を重ねられず、平良の好投なければ決して勝てる試合ではありませんでした。

6回、8回には満塁のチャンスがありながら追加点が奪えず。

ヒットは5本で無得点だった巨人の6本を下回っています。

逆に投手陣は初回に平良が与えた四球1つだけ、これはピンチがありながらも最後まで相手を0に抑えられた大きな要因。

今日は2番に林を入れ、3回の先制劇はヒットで出た佐野を林がバントで送って宮崎のタイムリーという流れでした。

やはり攻撃は得点圏にランナーを置くことは重要だなと実感。

 

ただ、やはり攻撃陣がこのままではそうそう勝ち試合は作れません。

はやくチームの形を整えて、勝利のイメージを持って試合に挑んでもらいたいです。