WBC 1次ラウンド pool B
2023.03.012 東京ドーム
日本 7- 1オーストラリア
先攻だった日本が先頭のヌートバーが四球で出塁。
続く近藤がヒットで繋ぎ、いきなり先制のチャンスを迎えました。
打席には大谷翔平。
1球目は外角低めへ大きく曲がるカーブに空振り。
すると相手投手は2球目も同じ球種。
ところがこれが肩口から入ってくる打ち頃のカーブとなり、大谷ががこれを見逃すはずもありませんでした。
破裂音を残して高々と舞い上がった打球。
大谷がボックス内で悠然と眺めた打球は、ライトスタンド奥に設置されたSalesforce社の看板を直撃。
CM起用されている大谷が大きく映るその看板に直撃し、製品イメージも上がったことでしょう。
そして事実上、この一撃で試合は決したと言える瞬間でもありました。
結果論にもなるのですが、先発の山本の精度は果てしなく良く、彼は昨年よりも更にレベルアップしたことを実証したと思います。
圧倒的なストレートの威力に切れ味鋭いスライダーとスプリット。
時折クイック気味に投げてタイミングを崩すクレバーなピッチングも加わり鬼に金棒。
また、二番手のヤクルト高橋もストレートで相手を翻弄。
日本は初回に先制した後も加点しいますので、これだけの投手陣を抱えていれば当然有利。
ようやく4戦目で理想的な試合展開になったともいえますね。
全勝でpoolBを突破。
準々決勝の相手はpoolAを2位通過のイタリアを東京ドームに迎えることになりました。
ここからは一戦必勝のトーナメント方式。
野球の面白さと恐ろしさが浮き彫りとなる期間になるでしょう。