WBC 1次ラウンド Pool B
2023.03.11 東京ドーム
日本 10 - 2 チェコ
日本が3連勝!吉田が貴重な逆転タイムリー!
チェコの先発、サトリエアはストレートのスピードが130キロに満たないレベルの投手。
ところが日本の強打者がなかなかタイミングが合わない。
初回にエラーでまさかの失点をした後、早く追いつきたい中でサトリアの独特な軌道のチェンジアップに完全に翻弄される中で、突破口を見出せないまま最初の2イニングはホームが踏めず。
迎えた3回。
二死1,2塁の場面で嫌な雰囲気を振り払ったのは吉田でした。
チャンスで大谷がワンバウンドするようなチェンジアップで空振三振に倒れるなど、やや焦りも出始めたような中で、村上が四球を選んでランナーをためたところで、5番の吉田が初球を見事にレフトヒッティング。
打球がレフト線を抜けていき、二人のランナーが生還。
逆転に成功しました。
山田もタイムリーで続い3得点。
4回には打線が繋がり4得点して試合を一気に決めました。
結果的に10-2と大勝の形になりましたが、序盤はジリジリした雰囲気でしたよね。
あの時吉田が逆転タイムリーを出していなかったらと思うと、ちょっとぞっとする展開でした。
8階には代打の牧が特大のホームランも。
牧は本当に目立ちますね。
紳士的なチェコ選手、WBCこそが彼らのメジャーリーグ
チェコの選手はプロではなく、別の仕事を持つアマチュア野球選手の集まり。
選手一同みな屋根のある球場でのプレーは初めてだったそうです。
皆がメジャー選手を夢見て野球を始めたそうですが、このWBCの舞台で世界のトップ選手と対戦できることを楽しみにしていた模様。
彼らにとってこのWBCこそがメジャーリーグだという気概で挑んて来ているという話を聞きました。
各選手が相手をリスペクトしており、試合後もみんなが笑顔で日本に拍手を送ってくれていました。
紳士的な態度に好感と敬意を表します。
そして、厳しい環境ながらWBC出場を果たし、挑戦者として向かってくるチームの怖さも痛感しました。
おそらく日本チームも皆、兜の緒を締めなおしたに違いないですね。