2021.07.14 甲子園
横浜DeNA 4 - 3 阪神
砂田が窮地を救う!8回裏二死満塁のシーンで仕事!
4-1と3点リードで迎えた8回裏。
先発の今永7回1失点と好投し作ったゲームを8回から継投で逃げ切りを計りましたが、今日は山崎が連打を浴びてタイムリーと押し出しで2失点。
2アウトながら尚も満塁という絶体絶命の大ピンチで呼ばれたのは砂田でした。
まず、三浦監督、よく山崎を諦めたなと感心しました。
ただ、山崎も35球を投げていましたからね。
プライドだなんだ言ってられないですよね。
私もこのタイミングで代えた方が良いと思ったのと、代わるとしたら砂田だと思っていました。
バッターは佐藤。
一度こういう流れになると、相手バッターは迷いなく振ってきます。
これも野球の面白いところ。
そして打ち取ったと思っても、詰まったあたりが良いところに落ちたり、先っぽの打球が間を抜けたり、ボテボテの内野安打が出るのも野球。
しかし逆に快心の当たりでも野手の真正面に飛ぶこともあります。
砂田はそうした中で、大きく曲がるスライダーで組み立てて要所でストレートを刺す見事なピッチング。
使ったストレートは2球だけ。
その両方とも空振をとっており、最後に選択したのもストレート。
満塁という場面でカウント2-2、ボールは投げたくないけどそれは相手も分かっている。
そんな中で伊藤光が構えたのは外角一杯の場所。
私はおそらくスライダーで行くんだろうと思っていましたが、まさかのストレート。
それもコントロールミスして内側に入ってきたボールでした。
しかし高さだけは間違えておらず、低めに鋭い球道で刺し込むようなストレート。
佐藤のバットが空を切り、ピンチ脱出となりました。
たった一人との対戦、たった一つのアウト。
しかしこの試合で最も大きなアウトでした。
まあ、正直流れからすれば厳しい状況でしたね。
ある程度は覚悟しました。
そんな場面で突然出ていって、変な雰囲気になっている甲子園のマウンドに立ち、見事なピッチング。
こういうところは流石百戦錬磨というところか。
最後は三嶋が振り切って1点リードを守り切り勝利。
今永に3勝目がつきました。
これで9連戦を3勝4敗2分という結果に。
マツダ→バンテリン→甲子園と厳しいロードではありましたが、ひと時よりもオースティンが調子を落とした中で思うように得点が入らない状況でよく踏ん張ったと言っていいかなと思います。
また、阪神に対して7勝8敗と負け越しを1つに出来たことも評価できるのではないでしょうか。
最後に三嶋。
よくぞ悪夢を振り切って腕を振った!