2018.08.12 横浜スタジアム
横浜DeNA 12 - 5 阪神
魅せた
いぶし銀の石川雄洋
2番セカンドに入った石川が現在ベイスターズに足らない野球を魅せてくれました。
初回にヒットを放って状態の良さをアピールした石川は第二打席。
二死満塁のチャンスで打席を迎え、12球粘っての押し出し四球を勝ちとりました。
ボールの判定が出た時に小さくガッツポーズ。
これこそがベイスターズに欠けているプレーであり、あるべき姿です。
そして更には第四打席は5回。
一死満塁で迎えると、今度は相手三番手の岩崎からレフトへタイムリーヒット。
あと1本に泣きがちな打線の中でいぶし銀と言っていい働きをしました。
押し出し四球、タイムリーヒットと共に満塁で迎えた打席。
この二打席において共通して言えることは初球を大振りしての空振りをしたことです。
チャンスだったので思い切って振りに行ったということでしょう。
ところが1つストライクを取られた後は内容を変え、完全にレフト方向を意識した打撃。
ポイントを体の近くにし、徹底的にファールで逃れる体勢を取り、ゾーンに入ってきた時は三打席目の時のように快音を響かせる。
ここ数年めっきり出番がなくなっていた石川が陰で積み重ねてきた努力を思わせる内容でした。
その石川は4打席目は送りバントもしっかり決めて役目を十二分に果たしました。
今永浮上のきっかけに
先発した今永は初回に糸井に先制2ランを許したことでイメージが悪い立ち上がりとなりましたが。
終わってみれば8回途中4失点の力投。
(エスコバーが取られた5点目は今永のランナーですので記録上は5失点)
そのうち3点分が2本のホームランだったことを考えると課題は残りますが、好調な阪神打線に対して自分なりの投球は出来たのではないでしょうか。
フォームにバラツキが見られストレートが高めに入っているケースも多くありましたが、終盤は気迫で投げる姿も。
8回途中に降板するまで死四球は1つも許しませんでした。
まだまだ彼本来のピッチングとは言えませんが、浮上のきっかけになることを期待します!