2018.06.18 横浜スタジアム

横浜DeNA 4 - 2 西武

雨中の奇跡

先発の飯塚からリリーフ陣が踏ん張り通してリードを守る

投手陣の粘り勝ち

8回もピンチを迎えていました。

パットンが二死一塁から足元を抜かれ、打球が二遊間を抜けたかに見えた当たりを、大和が驚異的な守備範囲でダイビングキャッチ。

一塁走者の外崎が抜けたと判断して二塁ベースをオーバーランしたところを見逃さず、すかさず二塁へ送球してタッチアウト。

このプレーを見たパットンがガッツポーズをして、グラブを後ろに向けて背中越しに野手陣に向けてナイスプレーの合図。

この瞬間、なんとか最後までタスキを渡せすことに成功したのです。

 

先発の飯塚が5イニングで5安打と5四球を許しなが失った点は1点のみ。

6回から三嶋、砂田、三上、パットンと繋いで8回までリードを守ってきました。

全ての回でピンチを迎え、もうだめか・・・と何度も諦めかけそうになるところを粘りに粘る。

 

打線も宮崎の2本のホームランと、相手のエラーで奪った8回裏の1点で4得点。

 

スコア4-1で守護神山崎へタスキを渡しました。

 

もうこれで、ベンチとしてはやることは全てやったという段階。

 

リリーフ陣もパットンが凌いだ瞬間に役目を終えました。

 

なぜなら、リードを保った状態で山崎にタスキを渡したから。

 

そのタスキは、ぼろぼろで、それでも確かに皆が繋いできたタスキ。

 

絶対に落とせないこのゲーム。

やはりゲームを支えてくれたのはリリーフ陣でした。

 

皆の魂がこもったタスキを受け取った山崎。

先頭を打ち取り1アウト。

 

次打者はトップの秋山。

ボールが二つ続いたあと、安易にストレートでストライクを取りにいったところを狙われ、これがセンターバックスクリーンへのソロホームラン。

これが西武打線の恐ろしいところ。

 

投手の山崎も捕手の戸柱も気持ちを入れ直したことでしょう。

「ストレートで簡単にストライクを取りに行ってはいけない」

 

何せ皆が繋いでくれた大切なタスキを受け取っている。

絶対に間違いがあってはならない。

 

そこからはツーシームを主体に2番の源田を打ち取り、最後は3番浅村を空振三振に打ち取ってゲームセット。

 

連敗を阻止して強敵西武から見事な勝利をおさめました。

 

 

いや~、もう、毎回ピンチ!

 

飯塚は先発しながら5つの四球でよく1失点で納まりましたね、奇跡と言っても過言ではありません。

以降、リリーバー達も度々ピンチを迎えますが、本当によく凌ぎました。

 

打たれたヒットは全部で10本、許した死四球は7を数えます。

にも関わらず失点はホームランによる2点だけ。

とんでもないゲームでした。

 

山崎が最後にソロホームランを打たれたのが簡単にストライクを取りにいったところを狙われたと書きましたが、飯塚の5四球というのは慎重さが生んだと捉えれば聞こえは良くなりますかね。

ま、併殺やツキにもすくわれましたが。

 

今のメンバーで戦っている以上、とにかく結果が大事。

そして、佐野なんかもなかなか良いスイングになってきていると思いますし、8回裏の攻撃も神里が核弾頭となって相手のミスを誘発しての得点。

苦しかった交流戦もあと1試合。

最後まで全力プレーを見せてほしい!!

 

 

宮崎ありがとう

2本のホームランで3打点

投手陣がいくら粘っても得点がなければ勝てません。

2本のホームランをかっとばして、ついにホームラン数は14本へ。

もはやスラッガーですね。

主力組が戻ってくるまで、若手連中の支柱として奮闘してください!

 

本人は「あまり気にしてないですけど」と応えてましたが。