2018.05.04 横浜スタジアム
横浜DeNA 0 - 0 巨人
白熱の投手戦
両者譲らず!
延長12回、1点も入らずにゲームセット
石田は7回途中、88球で2安打無失点!
17時試合開始となったこの日、マウンドに上がった背番号14にはまだ西日が強く照りつけていました。
その光を浴びながら石田は好調な巨人打線と対峙。
初回を三者連続三振という、派手な立ち上がりを見せると、3回まで一人のランナーも許さないピッチング。
今日の石田はストレートの伸びがあり、球速も140キロ後半が出ていました。
制球もよく、ストレート、スライダー、チェンジアップを低めに集め、内角を突いたかと思えば遠いところで勝負をする。
決して剛球ではないですが、切れ味鋭いストレートが巨人打線の胸元をえぐる快投には胸がスカっとする思いでした。
4回に吉川、6回に坂本にそれぞれ二塁打を浴びますが、これも先頭打者をしっかり斬っていたことで優位にピッチングが出来ていました。
6回、二死3塁のピンチでゲレーロを空振三振に仕留めると、珍しくマウンドで大きな声を出して気迫を表現。
今日の石田はフィジカル面もメンタル面も充実していて、巨人打線からすると実に厄介な相手だったことでしょう。
先日の中日戦でもは初回に1点を失って以降、徐々に立ち直って気がつけば中日打線を寄せ付けないピッチングを展開していました。
もしかしたら、何かを掴んだもと思っていましたので、今日それを証明してくれたことは私としては非常に満足です。
ところがびっくりだったのは7回の先頭に四球を出したところでラミレス監督がスパっと継投に入ったこと。
これには石田はどんな思いだったのか。
0-0で迎えた7回、相手は菅野が投げ続けている以上、1点も与えてはならない状況で先頭に四球というのは監督にとってイメージが悪かったのでしょう。
まだ石田は100%信頼されていないことの証。
石田は次回以降の登板で、ベンチやチームメイトの信頼を取り戻すため、今日のようなピッチングを続けてもらいたいと思います!
ナイスピッチングでした!!
■菅野が立ちはだかる!
それにしても菅野は凄かったですね・・・
初回、2,3球見た時に「あれ?今日の菅野、ちょっと状態悪いかな・・・?」とは思いました。
そして甘く入ったスライダーを乙坂が痛烈にライト前に打ち返し、これは初回が最初で最後のチャンスかも・・・・おそらく多くのベイスターズファンがそのように感じたかもしれません。
ただ、その後、菅野は大きく外すボール球を使ってスライダーの曲がり具合をチェックしていました。
カウントを悪くすることを恐れずに、勝負に入れるボールを作ってから打者に投げ込んでくる。
最終的に一死1,2塁のチャンスとなりますが、ロペス、宮崎とうまい具合に打たされて打ち取られました。
すると案の定、2回からエンジンがかかっていき、中盤に差し掛かるころには完全に手玉にとられていました。
ベイスターズ打線の低調さもありますし、無策だっとも言えますが、手も足もでない状態は流石菅野と言うしかありません。
■リリーバー奮闘劇
石田が降板した後は
7回 三上
8回 パットン
9回 山崎
10回 井納、エスコバー
11回 エスコバー
12回 エスコバー、三嶋、砂田
と決死のリレー。
いや~、もう生きた心地がしないシーンの連続でした。
延長12回、エスコバーが先頭を出して、マウンドにあがったのは三嶋。。。
おいおい、本当にもう、三嶋は休ませてあげてくれ・・・・
と思いましたが、案の定三嶋の状態は悪い・・・・
ただ、無死1,2塁となってから立岡のバントがキャッチャーゴロとなり、これが2-5-3のダブルプレーに!
奇跡だ~と喜んだのもつかの間・・・
二死二塁から長野を申告敬遠という疑問の残る采配をしたかと思えば三嶋が小林に死球を与えて二死満塁の絶対絶命のピンチ。
申告敬遠・・・・むやみに使うと投手の攻め手を狭めることになるので、乱用はしないで欲しいです。
さて、この絶体絶命のピンチにマウンドに上がったのは砂田。
この砂田が代打中井を見事に空振三振に打ち取って渾身のガッツポーズ!!
う~ん、この時の砂田はかっこよかったぞ!
■最後もあと1本出ず
12回裏、先頭の田中ヒロヤスが内野安打で出塁し、気勢を上げるベイスターズベンチでしたが、併殺王の宮崎が良い当たりのセカンドゴロで最悪の併殺に・・・
続く途中出場の神里がセカンドゴロかと思ったら、一塁手の足が離れてセーフに。
ここで桑原が初球を叩いて右中間へ!
巨人の外野陣が非常に深い位置に守っていましたので抜けることはありませんで、シングルヒットに。
神里は三塁へ。
さて、この時の神里、一か八か本塁突入できませんでしたかね~
結構深い位置まで中継にいったセカンドがボールを捕球する前に三塁ベースを蹴っていたのですが、後続のことを考えると一か八か行っても面白かったような気がします。
もちろん、正常にバックホームされればタイミングはアウト、しかしちょっとでもバックホームが逸れれば神里の足であればあるいは・・・。
結局、この後の倉本が凡退してゲームセットとなってしまいました。
嶺井が奮闘
今日、マスクをかぶった嶺井が先発の石田とコンビを組んで巨人打線を翻弄。
その後の継投でも幾多のピンチを守り切ってなんとか無失点ドローに持ち込みました。
今日の引き分けは嶺井の功労あってこそです。
前述した延長12回表、砂田が三振でピンチを脱出した時などはミットを叩いて気合を表現。
低調なベイスターズ打線に相手は菅野。
こちらは3割打者がズラリと並ぶ巨人打線を相手に1点も与えずに12回まで戦ったのですから、立派。
先発の石田が流れを作ったことでリリーバー達も気合が入ったことでしょう。
1点も入らない痺れる展開の中、非常に中身の濃い見応えのあるゲームでした!
ナイスゲーム!!
気付いたこと
今日、気付いたことがあります。
そういえば、去年の桑原と倉本の我慢起用の裏には「センターラインの強化と固定」が1つのファクターだったと思います。
今日桑原は最後にヒットを打って気を吐きましたが、センターの守備は安定したところを見せました。
延長11回に阿部の当たり、左中間の頭上を襲うライナー性の当たりに一目散に落下地点へ駆け込んで最後はジャンプしてキャッチ。
このプレーは本当にびっくりしました。
神里や乙坂には出来ない芸当。
とにかく打球への反応が早く、流石だなと思いました。
明日は相手は左の田口が先発ということもあり、おそらく先発起用、それも1番センターではないかと考えられます。
彼がセンターに入ることでやはり違うぞと感じました。
気迫で勝負する桑原、今の低調なベイスターズ打線には彼の元気な姿が必要なのかもしれません。


