2018.04.25 横浜スタジアム

横浜DeNA 5 - 11 広島

広島打線の渦

京山が2回持たずにKO

左打者内角のボールを先頭の田中に封じられた

3つの白星をあげて4月のベイスターズを支えてきた2年目右腕の京山が、広島打線につかまり1回2/3を5安打7失点という信じられない結果でKOされました。

スライダーが抜けていたり、ストレートが高めに浮いたりと、確かに状態が良くはありませんでした。

しかし、私の目にはここまでこっぴどくやられるほど悪くはなかったように見えました。

 

初回、先頭打者の田中に対し、ストレートでポンポンと2ストライクを取ります。

そのストレートも低めに角度良く決まり、むしろこの2球だけであれば「お!今日も京山はやってくれそうだな!」と思える素晴らしいストレートでした。

ところが3球目。

インコースのボール球で威嚇しようと投げ込んだ球が、田中に当たってしまいます。

いえ、これは田中が巧妙に当たったと言ってもいいと思います。

画像にある通り、内角厳しい球ですが嶺井のミットの位置をみると避けれれない球ではありません。

それが身体能力に長ける田中であれば尚更のこと。

これが死球になったことで、京山は立ち上がりから左打者への内角を攻めにくくなってしまったのです。

初回の1失点は丸に四球を与え、松山にチェンジアップを拾われてタイムリーとされますが、このチェンジアップも若干浮いたたボールではありましたが打たれたのは松山の巧さにあったと思います。

しかし、打たれた本人としては得意球の1つであるチェンジアップでタイムリーを許したというのも大きくのしかかったのではないでしょうか。


初回は1点で凌ぎますが、2回に地獄がまっていました。

2回も先頭をヒットで出しますが、その後何とか二死までこぎつけます。

ところが、ここでバッターボックスには先ほど死球を与えた田中。

京山としては先ほど内角球を封じられており、ストレートの幅を効かせられなくなっている状態。

スライダーも抜けはじめ、ここで四球を与えてしまいました。

そして極めつけは菊池に打たれた二塁打。

高めに抜け気味のストレートが行きましたが、これを菊池がジャストミートしてセンターオーバー。

ついに今日頼みの綱だったストレートが弾き返され、京山の手札が無くなってしまいました。

 

ここからは思うようにコントロールが定まらずに苦心につぐ苦心。

 

・内角はつけない

  →当てたくない

・チェンジアップは引っ掛かる

  →浮いて欲しくない

・ストレートもコースに決まらない

  →浮いて欲しくない

・スライダーは抜けている

  →スライダーは調整できていなかった

 

ストレートの球道は非常に良かった立ち上がりでしたが、全て球種がコントロール出来なくなり、ジワジワと広島打線に傷口を広げられた格好となりました。

 

結果、2回持たずにノックアウト。

平田に後処理をお願いする形となり、ベンチに下がりました。

 

今日の京山、状態がそこまで悪いとは思いませんでした。

広島打線がかなり研究と対策をしてきた、これに尽きると思います。

おそらく最もマークしていたのがチェンジアップ。

松山はチェンジアップに泳がされてもバットのヘッドが返らないようにしてタイムリー。

これを引っかけて内野ゴロだったならば、その後の戦況は大分変わったはず。

初回先頭打者田中への死球で投球の幅も狭まっていただけに、どんどん苦しいピッチングとなりました。

 

流石広島打線。

容赦ない。

 

ただどんな大投手もこう言う試練は誰もが味わいます。

むしろこれまで出来過ぎだった京山。

いずれ長いイニングを投げるのであれば、どこかで訪れるピンチを乗り越える力を養わなくてはなりません。

おそらくは次回登板チャンスもあるはず。

必ず乗り越えてくれるでしょう。