今年夏場に勝ち星が伸び悩んだ要因のひとつ。
期待していたリリーバー二人が最後まで思うようなパフォーマンスを見せられなかったことが上げられるでしょう。

三上と田中です。

二人とも2016年は大車輪の活躍を見せてベイスターズリリーフ陣を支えました。
2017年も大きな期待を寄せられていましたが、春先からどうも状態が上がらない。
加えて須田の調子も上がってこず、砂田、パットンに思いの外負担がかかるようになっていました。
更に春先は山崎の不振によりパットンが後ろを担う事態に。
よくよく考えると一時はリリーフ陣は大混乱でしたよね。
途中、エスコバーが加入してからなんとか建て直していきましたか、やはり三上と田中の二人は状態が上がることはありませんでした。
逆にじっくりと調整する時間を与えるほど台所に余裕はなく、状態が悪いままでも三上などはセットアッパーとして投入せざるを得ない状況でもありました。

今年のキャンプでは二人とも昨年の雪辱とばかりにアピールを続けている模様。

パットン、山崎がしっかり試合を締めることに徹するためにも、安定的にバトンを渡せる中継ぎの存在は欠かせません。
砂田、エスコバー、三上、田中、須田がうまいこと力を分散させて機能させたいところ。
今年はラミレスが特に目をかけている(私もですが)笠井というパワーピッチャーがおり、キャンプではロングリリーバーとしてアピールを続ける国吉も復活に手応えを感じている模様。
全員が全員、期待通りにはいきませんので、ファームで準備する選手を含めてリリーフのマネジメントは重要な要素となりましょう。
もちろん、そのためには先発が安定的に長いイニングを投げることも重要。
一年を通して長い目で起用方を打ち出すために、我慢の采配を余儀なくされるケースも出てくるかもしれません。
極端に言えば明日の勝利のために今日を捨てるという割りきりも大切です。

今、ベイスターズはもうひとつ上のたレベルを求められています。
そのためにも屈強なリリーフ陣、三上、田中の復活を期待します。