4/27 横浜スタジアム

横浜DeNA 9 - 1 阪神

藤井8年ぶりの完投でチームを救う!

107試合連続先発完投なしの記録をとめる


横浜ニューマシンガン

試合にはポイントがあります。

先発投手はそのポイントを以下に乗り越えるかで、その日のゲームを作ることが出来るかが決まり、勝ちに導けるかに繋がります。

そして、最終的に完投、完封に繋げられるかが決まります。


今日先発した藤井のポイント。

3回、4回、8回でした。


3回は先頭打者を出塁させてしまいますが、バント処理を素早く行っての併殺に仕留めます。

これは大きかったです。


4回は1アウト満塁のピンチを招きますが、ここから迎える新井兄弟の二人に対して、パワーピッチングを盛り込んだ全力投球を披露します。

流石、藤井。

既にこの時点で6点リードしているとは言え、失点をしてしまうと試合の流れが変わるかもしれませんし、自身の投げられるイニングも短くなってしまう可能性もあります。

新井貴浩をチェンジアップで、そして新井良太をストレートの力勝負で連続三振。

1点くらいならばと失点覚悟したシーンを無失点で切り抜けました。

実はこのイニング、ビッグプレーが飛び出しています。

先頭打者の大和の当たり。

1,2塁間をライナーで抜けていきそうな当たりを、内村が横っ跳びでダイレクトキャッチ!


横浜ニューマシンガン
地面との高さも結構ありますし、完全に体が真横になるほどの横っ跳び。

目一杯体を延ばし、グラブの先っぽでキャッチ!

この後、連打を浴びてしまったことを考えると、この当たりがライト前に抜けていたら完全に失点してしまっているところです。

この内村のプレー非常に大きかったですね!


そのままイニングを消化していき、遂には8回のマウンドに立ちます。

8回にも正念場が訪れました。

このイニングはあからさまに疲労が見て取れる状態。

そこへ迎える阪神の上位打線でしたから、かなりきつい状態でしたね。

三つめのアウトがなかなかとれずに、マートンにタイムリーを許しました。


大量得点差はありましたが、流石にここまでかな・・・と感じました。

阪神は明日も対戦があります。

出来れば虎を眠らせた状態で明日を迎えたい。

そうなると、この後反撃を許したりすると後味が悪くなります。

まさか、ソーサ、山口を使う分けにはいかないですが、その他のリリーフ投手も疲労困憊・・・・


ここでまた最後の力を振り絞って福留をセカンドゴロに討ちとり、なんとか1失点で追えます。


すると8回裏。

ブランコがやってくれました。

13号ソロホームラン!

このホームランは8回表の1失点のイメージを完全に払しょくし、阪神サイドの反撃ムードを完全に断ち切ったと言っていいでしょう。


9回には藤井が意気揚々とマウンドに上がり3人で仕上げてゲームセット。

ベイスターズの今シーズン完投1番乗りとなりました!


彼自身は8年ぶりの完投で、これまで続けてきてしまった先発完投なし107試合連続という記録をストップさせることになりました。


この記録は私もテレビ中継を見ていて初めて知りました。

なんだか不名誉な記録にも思えますが、それだけ長い間先発投手でやれてきているわけですから、5回、6回までだったら安定的に試合の作れるしたたかな投手ということの裏づけですね。


これで連敗がとまりました。。。。。

チームの連敗を止めただけでなく、リリーフ陣に完全休養。

明日の3戦目に勢いはついたと思います!


打者では3番井手が大活躍!



横浜ニューマシンガン

実は、私が一番評価したいのは、初回の打席で出塁したことにあります。

散々当ブログで訴えてきたのはブランコのランナーをということですが、そのための3番打者というのは本当に大事です。

1番打者よりも、3番打者です。

初回、石川、内村とアウトになり2アウト。

ここで3番が倒れれば相手投手を波に乗せ、2回はブランコからという最悪のスタートになります。

井手がセカンドへの内野安打で出たことで、初回からブランコの脅威にさらされた阪神小嶋。

結果、ブランコ、ノリ、金城、松本と5連打を浴びせて3得点。


初回からランナーを置いてブランコというシチュエーションを作れたことが大きかったと思います。

また、井手は2打席目にはライトへのタイムリー二塁打。

3番打者としてしっかり機能しました。


このことがチームに流れを呼び込み、藤井のピッチングも楽にしました。


それにしても、藤井が投げる時にはチームは良く得点しますね~


明日は番長です。


何とか勝って勝ち越したいですね!