4/27 横浜スタジアム
横浜DeNA 5 - 10 阪神
投壊続く
高崎8安打10失点
ついに高崎までもが大量失点でゲームを壊してしまいました。
この日の高崎は明らかにおかしかったです。
立ち上がりからフォームがばらつき、投げる時に左足に体重がのらずに上体の力で投げていた印象でした。
リリースポイントもバラバラ、ボールを投げ終わった後の右足もバラバラ・・・
投げているのが苦痛なように見えました。
どこか集中力を欠いているようで、マウンドで落ち着きのない姿を見せてしまっていました。
ここまでの経験と技術で上体でコントロールしていましたが、強力な阪神打線に誤魔化しは通用しなかったというところでしょうか。
これでチーム防御率 4.78。
リーグ断トツで最下位です。
これでは打線がいくら頑張っても勝ちはついてきません。
序盤で大量失点という試合が数試合続いています。
守っている野手も、観ているファンも萎えてしまいますね。
ここに来てチームに歪が生じています。
荒波、多村という主力がファーム。
ラミレス、ノリがスタメン落ち。
開幕当初とは大分違う顔ぶれのメンバーとなり、相手チームとしてはブランコの一発だけに気をつけていれば問題ない状態となりました。
ブランコがここまでホームランを量産できている背景としては、例えば後ろにラミレス、ノリという存在が控えていたことも少なからずあったわけです。
打てずとも顔と名前で相手にプレッシャーを与えられるというのはやはり大きい。
守り重視してのラミレススタメン落ちは理解できますが、これまでと同等にブランコに期待できるかと言うとそういう分けではないということも理解しなくてはなりません。
攻撃の仕方もバリエーションを増やさなくてはなりませんね。
そういう意味では4回の内村、梶谷の連続ヒットにブランコの犠牲フライという得点は一つの形。
ブランコの一発がこれまで通り期待できないとはいえ、やはりブランコが核になることは間違いがありません。
梶谷、松本に当たりが出ています。
出ていますが、それほど大当たりというわけでもありません。
彼ら二人を見ていると、内角のボールを思いっきり引っ張れる荒波の存在がいかに大きいかを痛感します。
後藤武敏!
打線が沈滞ムードの中、5回に代打で出来た後藤が高めのボールを思いっきり引っ張り、レフトスタンドに叩き込んでくれました。
さらに6回の二打席目には右中間へ!
あと一歩でホームランというフェンス直撃の二塁打。
8回には貴重な四球を選び石川のタイムリーを呼び込みました。
流石後藤と言えます。
チームは敗色濃厚の中、完全に沈み込んでいましたが、与えられた場所で全力プレーを見せてくれる後藤の真骨頂だったと言えます。
今、主力選手には疲れがたまっている選手もいます。
モチベーションの下がっている選手もいるでしょう。
そんな時、まだまだ目をギラギラさせて、「俺を使ってくれ!」と願っている選手もいるのです。
若い選手などは下にもゴロゴロいます。
今必要なのは闘争心のある選手。
もちろんこれは投手にも言えることです。
この日先発した高崎は俺が連敗を止めてやる・・・という思いはあったと思いますが、それ自体が邪念になったしまったこともあるでしょう。
なんとなく集中力を欠いた状態となってしまいました。
連投に次ぐ連投の吉川などは、観ているこちらが気の毒になるほどの酷使です。
ベンチも選手の起用法はしっかりと考えてもらいたいです。
石川や内村などは開幕当初から頑張っています。
疲れはあるでしょうが、モチベーションが下がっているようには見えません。
邪念を振り払って、一つ一つのプレーに集中すれば結果はついて来るはずですし、ファンもそこに注目したい。
世の中はいよいよゴールデンウィークです。
力いっぱいの熱い試合を魅せてくれ!!