(1月19日・東京オペラシティ)
全曲の頂点、第6曲『死よ、お前の棘はどこにある、地獄よ、お前の勝利はどこにある』では、強烈な合唱と鋭い響きの管弦楽が一体となり鉄塊が打ち下ろされるようだった。こんなに激しい《ドイツ・レクイエム》は前代未聞。
鈴木雅明は昨年末から感染症(現在は完治)と左肩の負傷でこの日もアームホルダーを付けたまま、ほぼ右手だけで指揮した。ここぞというときには地面に突き刺さんばかりに激しく右手を振り下ろす指揮ぶりには鬼気迫るものがあった。
詳しくは「音楽の友」コンサート・レヴューに書きます。