TRAGIC TRILOGYⅢ  プッチーニ「蝶々夫人」(12月8日・白寿ホール) | ベイのコンサート日記

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音楽評論家、長谷川京介のブログです。クラシックのコンサートやオペラなどの感想をつづっています。

白寿ホールが主催する「TRAGIC TRILOGY」(トラジック・トリロジー)、「悲劇三部作」の最終回。2021年第1回はヴェルディ『椿姫』、2022年第2回はプッチーニ『トスカ』を、そしてシリーズ最終回はプッチーニ『蝶々夫人』全3幕を上演した。

過去2回はソプラノ青木エマ、テノール城宏憲、バリトン大西宇宙(おおにしたかおき)の3人だけで上演したが、さすがに今回はメゾ・ソプラノの山下裕賀(やましたひろか)がスズキ役で参加した。

 

主役4人のみでオペラ全幕を原語上演する意欲的な試みだが、主役以外の登場人物や合唱をどうするのか、毎回興味深いが今回も様々な工夫が凝らされていた。

座席数300の狭い空間で、フルヴォイスで歌う歌手を聴く贅沢を味わう。

ピアノの園田隆一郎が今回もオーケストラのような幅広い響きとともに、歌手をきめ細かくサポートしていた。

詳しくは「音楽の友」コンサート・レヴューに書きます。