(4月29日・サントリーホール)
ピエタリ・インキネンの日本フィル首席指揮者としての最後の東京定期演奏会(この後《第九》も振る)。
インキネンはミッションのように世界各地で指揮しているシベリウス「クレルヴォ交響曲」を取り上げ、素晴らしい二人のソリスト、ヴィッレ・ルサネン(ソプラノ)、ヨハンナ・ルサネン(バリトン)、ヘルシンキ大学男声合唱団、東京音楽大学の雄渾な男声合唱とともに、有終の美を飾るにふさわしい超絶的な名演を成し遂げた。
今日4月29日はインキネンの誕生日でもあり、花束贈呈も行われた。
コンサート・レヴューは「音楽の友」(7月号予定)に書きます。